時遊人~La liberte de l'esprit~

優游涵泳 不羈奔放 by椋柊

グリーン・ゾーン 51

2010-05-20 | 映画
イラク戦争開戦から4週間後
ロイ・ミラーと彼の部隊は
砂漠地帯に隠された
大量破壊兵器の行方を追う極秘任務で
イラクの首都バグダードを駆けずり回っていた



混乱のさなか
大量破壊兵器が隠されているとみられる
倉庫に踏み込むが
空振りに終わる

国防総省の動きに不信感を覚えた彼は
同じ疑念を抱いていた
CIA調査官ブラウンと共闘することに

部隊を離れ単独で調査を開始し
執ような妨害工作に苦しみながらも
謎の核心に迫っていく



戦闘シーンが
リアルだったかは解りませんが
迫力はありました
一般人であるイラン人が
人の話に聴く耳持たず
ただただ喚く姿を見ていると
いや
違うな
西洋人が描く
アラブ系住民とか
東南アジア系の人って
大抵あ~なるのよね~~
実際はどうなんだろう



ラストの方で
「イラクのことはアメリカ人に決めさせない」
とイラク人フレディが叫ぶシーンがあります
これが
ズシっときたかな?

正義と平和の盾にして
所詮は
利己的な民主主義を押し付た
アメリカに対する
批判とでも言うのでしょうか



他国に手を差し伸べるとき
そこに生きる人達が
提供された技術なり知恵を取得し
自らの力で歩き出せるよう
そして最終的には
総てを彼らに委ねること!

それを肝に銘じておかないと…
(ポイントズレました?)



結局
ロイ・ミラーが
一連の真実をあらゆる方面の
ジャーナリストにメールで
告発するような形となりました
なかなか考えましたね
と思いつつも

丸投げかよ

みたいな
気がしないことも無い



CAIや政府高官の対立も
迫力なかったし…

ただ

グリーン・ゾーン内では
水が満々と満たされたプールサイドで憩う
欧米人達
一方
一歩ゾーンを出れば
ライフラインの復旧もままならず
殻のタンクを抱え
水を求める人々たちがいる

このギャップは

複雑な思いがしました

でも
最終的に
単なる娯楽映画として
拝見させて頂きました

ググッと心に響く感じは
なかったです




         

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