◀時事メディカルより
◀「使える筋肉 使えない筋肉」 山海堂発行より
身体のネットワーク
身体が調子のよいときは、全身のネットワークを当たりまえのように使わせてもらっています。
一旦、不調を感じたり、具合いが悪かったり、病院で受診し病名を聴くと、その症状や身体の部位に意識を集中しがちです。
身体のネットワークからも、不調や病気をとらえるのは大切なこと。そのためにも、
1日24時間を....死ぬ時まで、一生懸命に生命活動を支える「自分の身体を知り」「身体を活かして」いきましょう。
漢方医学で考える「未病」とは?
2000年以上前の中国の書物『黄帝内経素問』(こうていだいけいそもん)の中に「聖人は未病を治す」と書かれていて、
予防の重要性が既に認識されていたことがわかります。
「未病」とは、発病には至らないものの軽い症状がある状態です。
五臓六腑がつながっているという考えが根本にあり、軽いうちに異常を見つけて病気を予防するという考え方です。
いっそう重要な考え方に
最近では外来や検診でさまざまな検査ができるようになり、特に自覚症状がないにもかかわらず検査値異常を指摘されることがよくあります。
生活の質(QOL)は侵されていないが検査値に異常がある未病の場合、その時点で病気を発症させないための治療をしていく
「治未病」(ちみびょう)の考え方が、今後、より重要になってきます。
高脂血症、糖尿病、高血圧なども「未病」の1つと考えることができます。
AERA dot. 朝日新聞より