うたたね日記

アニヲタ管理人の日常を囁いております。

2020春アニメ最終回①

2020年06月19日 21時07分54秒 | アニメ
ここ連日気温30度近かったですが、今日は珍しく涼しいvお陰様でエアコン使えない状況下でも凌げてます。しばらく続いてくれないかな(望)

さて、今週に入って春アニメの方も最終回になってきました。今期は新型コロナの影響で、殆どの新番組が制作STOP状態となったこともあり、軒並み放送延期。なので数がいつもより少ない中、それでも完走した番組は凄いです。ネトフリとかで先行放送していたのもありますが、地デジしか見られないかもしたには(有料放送払う金はない)ありがたい事です(-人ー)
『八男って、それはないでしょう!』:なろう系小説のアニメ化作品でした。
主人公はしがないサラリーマンだが、自炊したりマメな男:一宮信吾。しかし突如転生し、目が覚めた先は貧乏貴族の家の八男:ヴェンデリン・フォン・ベンノ・バウマイスター。この世界では長男から順次家を継ぐため、八男に至っては自分で仕事を見つけないといけない。しかしとてつもない魔力に秀でたヴェンデリンは食料採取に出かけた森で、王国の魔法使いアルフレッドと出会い、彼に魔法の修行を受けることに。
やがて12歳になったヴェンデリンは冒険者予備校に入学。将来は冒険者となることに決めていたが、その魔力で竜を倒し「竜殺しの英雄」となって爵位を貰うことに。無論、それを面白く思わない貴族たちから嫌がらせを受けるも、ヴェンデリンは構わず自分の好きなもの(味噌や醤油)を開発し、それが民衆にもウケ、経営までもが順調に進む。そんな中バウマイスター家の長男が、ヴェンデリンを恐れ、貴族たちの口車に乗りヴェンデリンを殺そうとするが、返り討ち(というか自爆)にあい、命を落とす。爵位にこだわり民衆を顧みない貴族たちに嫌気がさしたヴェンデリンは、爵位の授与権を王より譲り受け、土地の開墾や開発に力を注ぐのだった―――というストーリーでした。
結構内容的にはシビアなはずなんですが、主人公自身がお気楽(というか中身は既に30歳スギの大人)なためか、あんまり深刻さは感じませんでした。なろう系だけあって、絶対に主人公は負けない!という前提ですからその辺りは肩肘張らずに見られたのかも。しかも貴族になるより「味噌と醤油を作るほう」が大事ですから(笑)家庭的なマメさがまさかこの世界でも発揮されるとは。エリーゼさんも楽だろうな。家庭的な夫になりそうでw
無論家督相続、というか嫉妬深い長男との戦いは不本意でしたでしょうが、結果貴族社会の腐敗も一矢報いた感じで、ようやく置かれた立場を自覚できたのは、一つの成長かな。
「八男じゃ家督相続なんてありえない」と言っておりますが、日本じゃ14男が家督相続している(by井伊直弼)実例もありますし、あきらめたもんじゃないです!しがないサラリーマン人生が変わったんですから、これからも是非ご活躍を!
『球詠』:漫画原作のアニメ化でした。
主人公の武田詠深は幼馴染の珠姫と揃って大の野球好き。小学生で既にカーブを身に着けていたが、珠姫は小学校在学中に転校。中学の野球部ではキャッチャーやチーム内での温度差で一勝も挙げられなかった。
そんな詠深は新越谷高校入学と同時に廃部扱いだった野球部を立て直す。戻ってきた全国区の捕手となっていた珠姫や、野球の情報力がとてつもない芳乃と双子の息吹、先輩の怜や理沙、スラッガーの希らとともに新チームを作り上げる。ほぼ初心者ばかり+野球に対する姿勢もまちまちだったため、なかなか一勝を挙げることができなかったが、全国大会の県予選で、影森高校に勝利。続く全国レベルの力を誇る梁幽館高校との2回戦で、詠深は初めて公式戦に登板。超強力スラッガーの中田奈緒にホームランを浴びるも、チームメイトの励ましと得点によりさらに力を増し、最後は中田を打ち取って投手としての初勝利を収めるのだった―――というストーリーでした。
最初は「また「八ナイ」みたいな感じなのかな~」と思ってみていましたが、創部だったりチームメイト集めだったり、確かに同じルートを進んでいました。ただ違うところは主人公の詠深以上にマネ―ジャー兼監督の芳乃の活躍というか支えが大きかったです。一人一人へのきめ細やかな弱点対策や、相手チームのデータ収取により打順を変えたり投手を組み立てなおしたり。多分一番活躍していたと思います。彼女が居なかったら、多分詠深と球姫だけじゃ勝てなかったですね。しかも声掛けしたシーンが全部伏線で最後の梁幽館高校との対戦で回収されるという、なかなか見事な立ち回りでした。あんなマネージャーさんがいたら、百人力ですね。決勝点を挙げた希も芳乃の一言が無かったら、多分越谷に残っていなかったでしょうし。正直詠深が打ち取ったシーンより、希のホームラン+ベースを回りながら「このHRは芳乃へ」というサインを出したシーンが一番ボロ泣きしそうでした✨(T0T)
アニメはここで終了でしたが、是非とも県大会決勝までの試合、見てみたかったですね。2期やったら多分見る!
『かくしごと』:こちらも漫画原作のアニメ化でした。
主人公の後藤可久士はかつて一大ブームを築いた漫画家。だが現在はなかず飛ばずの連載を続けている。彼の漫画は下ネタギャグのため、溺愛する一人娘の姫には、アシスタントや担当編集にも「自分が漫画家だと姫にバレないように!」するために、徹底的に隠し続けていた。
一方10歳の姫は父親は普通のサラリーマンだと信じており、アシスタントは「父の部下の社員」と思い込んでいた。
姫の母であり可久士の妻は行方不明のため、父子二人の生活(のちにロクという犬を飼う)だが、父の愛情を一身に受け、素直な女の子に育っていた。
だが彼女が中学生になったある日、筆を折った父が印刷所の倉庫に(これも姫には内緒)勤めていた際、荷物の落下にあって下敷きになり、そのまま意識不明となる。その間に姫は18歳になっていた。意識の戻った可久士だったが、記憶が姫が10歳ごろのところまでしかなく、18歳の姫が自分の娘とわからないでいた。アシスタントたちも可久士の記憶を取り戻すために必死に格闘するものの、記憶は戻らない。そんなある日姫の元に「父のかくしごとを知りたくないか?」という手紙と鍵が届く。鎌倉の家に向かった姫は、そこに大量の原稿を見つけ、父の仕事は「描く仕事」だったこと。更に、行方不明の母親の捜査費用に原稿料を殆どつぎ込んでいたため、慎ましい生活だったことを知る。姫は原稿を持ち出し、父に突きつけたことで、可久士はようやく姫を自分の娘だと思い出す。父が描くリハビリを進める中、姫は母方の絵の才能にも恵まれ入賞を果たしていたが、実は漫画家を目指していることを父に「かくして」いたのだった―――というストーリーでした。
面白かったです。ストーリーの中心は殆ど10歳のころの姫+必死に漫画家であることを隠す可久士の、周囲を巻き込んだドタバタギャグなのですが、最後の数分のワンシーンが姫が18歳で、しかも父の姿はなく深刻な雰囲気が漂う構成になっていました。こうして並行的に物語が進行する手法も珍しいですが、更に「ギャグとシリアス」がこうして並行に進む展開もあまりないので、構成の作りが見事でした。無論「漫画家あるある」な可久士&アシさん達&役に立たない編集(十丸院に限る)の話も本当にありがちでしたし。今まで漫画家の生活実態というと「バクマン!」が情報源だったんですが、最近はパーティもやらなくなったし、アナログでネームきるほうが珍しい(今はみんなデジタル)とか、この数年で漫画の世界も変わってきたんだな―と、そこも関心。ちょっと時代に取り残された感じの可久士の言動はむしろかもした世代あるあるなので、見ていて「(*・ω・)(*-ω-)(*・ω・)(*-ω-)ウンウン♪」でした。
深刻な18歳の姫の方も、実は可久士は梨園の妾腹の子だという過去や、妻が海難事故で行方不明だったりと、すごくハードな展開でしたが、無事に記憶を取り戻してよかったですv 
さて、今度は姫の「かくしごと」がどうなっていくのか…原作の連載はまだ続いているようですので、二期があったら見てみたいです♪
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