うたたね日記

アニヲタ管理人の日常を囁いております。

「種運命スペエディリマスター『自由の代償』」ところにより「種フェスあの時代を越えて」感想

2023年11月27日 20時25分23秒 | アニメ

体調もようやく落ち着きまして、種運命スペエディリマスター、最後になります『自由の代償』を見に行ってきました!(≧▽≦)ノ✨

前回「運命の業火」の続きからでしたので、キラアスvsシンレイからスタート!
やはりガンダムシリーズといえばMS戦が一番の見せ場✨ けがを負ったままのアスランとシンのバトルは、普通だったらシンの方が有利でしょうけれど、自分が殺したと思った相手が生きていたんですから、そりゃ動揺しないほうがおかしい。(*・ω・)(*-ω-)(*・ω・)(*-ω-)ウンウン
こうして今までのシンちゃんの戦いをここまで追ってきましたが、何度も見返していくたびに(というか、かもしたが歳食っていく度に)「シンちゃんって、本当に「普通の子」だったんだよなぁ~」って思います。無論、キラも普通の子ですよ。いくらスーパーが付くコーディネーターであろうと、やっぱり育ってきた環境だと思う。主人公二人の共通点は本当に「普通の家庭で育った普通の子」ということ。ただ、一人は友と敵対しながらも仲間を助けたい一心で矛盾を抱えながら、何時しか「戦争の根」への疑問を持ち、そこで「自分にできる精一杯のこと」を考え、やり切るというキラ。一方で突然家族を失い、伽藍洞の心の中に憎しみしか植えこまれてこなかった上に、守りたいか弱い存在をどんどん失って、それでさらに憎しみで埋めていくことで、アイデンティティを保つしかなかったシン。福田監督が種フェスのビデオレターで言っていらっしゃいましたが、「シンは明るくて素直な子で・・・」って言っていましたけど、改めて言わなくてもよくわかる。本編の何度も登場した回想シーンで、逃げるシーン以外はマユちゃんと仲良く遊んでよく笑っていた、いいお兄ちゃんだったんですもの。その「家族」という心の支えを一気に亡くしたシンが乗り越えるのは、キラよりも多分高い壁だったと思いますよ。
そんなシンちゃんがメサイアの議長に呼び出されて「最強の兵士として守って欲しい」と言われたとき、あのディスティニーをもらった時の無邪気な笑顔は無くなっていました。ようやく彼の視線が「ただ戦って勝って褒められる」だけではいけない「何か」に気づいた瞬間ですね。成長ですよ。MS受領時のアスランの表情と同じ。ただ、気が付くには遅かった。もうちょっと早く疑問に思ってフェイスとして自分の意志で行動できる分別がついていたら、議長に銃口を向けていたのは、キラじゃなくシンだったかもしれない。特にレイがクローンで明日がもうないと知って、彼をどうやって救うべきか、議長に問いかけに行ったかもしれない。まさしく「役割を終えたらもういらない存在」・・・レイもステラも。「ディスティニープラン」というのは曰、そういうことですから。
でもまだ、アスランに説得されながらも、冒頭のバトルではまだ動揺の方が大きくって混乱。決着つけられないまま帰還。・・・にしてもアスランが失血ショックで気を失うシーンは妙に色っぽい(笑:(´∀`*)ウフフ♥)
そしてカガリの声明発表と併せて、ラクスが登場。ミーアを炙り出し、議長が「白ではない人間」であることを知らしめるシーンですね。ここはねー女神二人が超カッコいい✨(*´Д`)♥ 本放送の時はカガリが突然やってきたラクスに「え!?(゚Д゚;)」って顔してたけど、今回はちゃんと二人で打ち合わせたかのように、モニターの向こうの議長に意趣返しするのは胸がすかっとします✨ 戦いの場は何も戦場だけではない。むしろ後方の司令塔がどう動くか発言するかで世界情勢が一気に変わるわけですから、並大抵の精神力と判断力がないとできません。それをやってのけるラクスとカガリは本当にカッコいい✨ 種フェスで田中さんが「ラクスは湖の意味を込めた名前」と言っておられましたが、「湖面に鏡のように相手の心を映す存在」であり、カガリの名は「篝火」・・・つまり焔をイメージさせる名前(※監督がそう思っているかはわかりませんが)。水と焔。空と地の女神たち。そしてそれを守る騎士二人―――

「”カッコいい!”以外の表現があったら教えて!!」

そして舞台は宇宙へ・・・
残念だったのが、アスカガハグシーンがカットされてたこと(ノД`)・゜・。アレは言葉にしなくても伝わってくる二人だけの感覚が現れていて、凄く好きなんだけどな~・・・寂しい( ;∀;)💦
そして宇宙に上がって最初の試練はミーアの死・・・。プロパガンダとして利用され、最後は自分自身を見失いながらもようやくその手を取れそうだったのに、彼女はラクスを守って死んだ。スペエディではカットされていましたが、彼女の遺体を見送る際、全員敬礼していたのと、ラクスの怒りの目から零れ落ちる涙―――言ってしまえばラクスは司令官クラスですから、その上官を身を挺して守った彼女に最大の経緯を払う姿と、完璧な存在と思われたラクスでも、やはり一人の人間であり、後悔や自責の念にかられる姿を見ると、彼女もやはり等身大の女性なんだな、と親近感というかそれに近いものを覚えます。カットされちゃって残念でしたけど。

で、いよいよメサイア戦です。
ジブリールはあっという間にやられちゃって、なんといいますか・・・アズラエルのようなインパクトというか圧しの強さみたいなのを全然感じないんですよね。盟主の割に。よくよく見てみたら、彼の行動する時って、全部「逃走」しかないんですよ💧 あとはモニターの向こうから黒猫ナデナデしながらなんか言っているだけ。ようやくメサイアで発射ボタン押しましたけど、それくらいじゃないかな。攻撃に手を出したのって。口は出すけど手は出さない。アズラエルはガシガシ口も手も出しまくっていましたからね。だからかインパクトを感じないんですよ。『SEED FREEDOM』で、またもや困ったチャンするのはブルーコスモスみたいですけど、新たな盟主は何してくれるのか。
で、今度は議長がそのままそこを乗っ取っての最終決戦。
最後まで議長の側で戦い続けたシンが、何を信じて戦うのか答えを見いだせず、アスランしか眼中に入らなくて、庇ったルナマリアを手にかけそうになった瞬間、アスラン「ブチ切れ」(怒)

「バッカヤロォオオオオオオオオオッッ!!!!」

・・・にしても、今更ですが、キラもアスランも足癖悪いな(笑) シンちゃんはそういえば敵を蹴っ飛ばすシーン見たことないや。あったっけ? 劇場版で是非先輩見習って蹴り技一発決めて欲しい☆
そして月面に叩きつけられたシンちゃんの元に現れたステラ。
(―――昨日をもらったの。凄く嬉しいの!)
そう、いつも記憶を消され、昨日がなかったステラ。でも昨日があるから今日があって、今日があるから明日がある・・・当たり前のことだけど、戦場では明日があるかなんてわからない。そして戦場でなくともレイには明日がもうないかもしれない。あっても僅か。「昨日の無いステラ」と「明日の無いレイ」・・・心を許した二人には過去と未来がなかった。けど自分は・・・?―――多分、ここがシンの成長点だったのかな。家族を失い、全てを失ったと思っていたシンに、実は「未来がある」こと。そして思い出という名の過去があったからこそ、境地に至れたわけで。「敵を倒せば戦いはいつか終わる」という考えだけだった子供はこの時点でいなくなりました。「オーブは守られたわ」というルナマリアの言葉に号泣するシンに、残されたもの「故郷」があった。一方議長の言われるがままに働き続けて命は議長に捧げてきたレイ。クルーゼと議長以外、彼には誰もいなかった。自分の命はただキラを作る資金のために作られた。・・・誰からどう吹き込まれたか、というとクルーゼだと思うけど、恨むなら一番恨む相手はムゥさんの父ちゃんだと思うよ。でもその相手はもういない。故に憎しみはキラにぶつける。けどキラは「君の命は君だけのものだ!彼じゃない!」と言われハッとする。誰も言ってくれなかったんでしょうね。レイも議長のプランの歯車の一つにすぎなかった訳です。キラの一言で我に返るレイですが、たったあの一言で自分の自我を覆されるインパクトがあったのかな。リアルだと多分積み上げてきたものの大きさで、人生観変わるほどの衝撃を受けるかどうか、変わると思いますが、それでも多分誰も言ってくれなかった、認めてくれなかった、自分の命をずっと客観視していたレイにとっては、初めて自分の命は自分のもの、ということを理解できたのかもしれません。人間って自我を最初に認めてくれるのって家族、特に母親だと思うのですが、培養液育ちの彼はその温もりを知らずに育って、最後の最後で議長は自分込みで、全ての人間に「自我を捨てろ」と言っている。自分の自我を認めてくれたキラの明日を救おうとしたのもそれが衝動的に議長を撃った理由なのかな。でも彼の自我は母親―――ではないけれど、艦長ではなく一人の母親としてレイを包んでくれたタリアさん。彼女によって満たされた命になったかな。そうでないと救いがないです。タリアさんには「自分の息子を置いて、先に逝くなんて!」と最初は結構怒りみたいなのがあったんですが、議長を暴走させた一因は自分。そして辛い思いを抱えてきたレイに対し、母性というか心を守ってやりたかった。そんな責任と愛情の間を彼女は全て抱えて逝ってくれたのかと思います。
余談ですが、かもしたの隣の席の人が、メサイアが月面に墜落したとき「宇宙なのに無重力なんだから、地面に落ちないよね~w」と言っておりましたが、月は地上の1/6ですが重力あるんです。念のため(ー人ー)
こうしてラスト。「こんなの嫌だって」と思い続けてきたシンに、キラが手を差し出し「花を植え続ける(平和を真守り続ける)よ」と「一緒に戦おう」との言葉に泣きながら「・・・はい!」と自らの手を重ねながら応えて二人の戦いは決着しました。

今度は視界が広がったシンの戦いが劇場版で見られますね! 監督&鈴村さん曰く「明るくて面白い子」という、かつての本当の自分を取り戻したシンの新たな戦いがどう進化するのか。
キラは劇場版では「ストーリーの軸となる」と言っていましたけど、まぁ主人公だからそうでしょうね。「私の中にあなたはいます。あなたの中に私はいますか?」という新たな劇場版のキャッチコピー。一瞬「ファフナー?(ー△ー;)」(※あなたはそこにいますか?)かと思いましたが、ラクスはいつでもキラのことを思っていますけど、キラって確かにどっち向いているんだろう?キララクではあるんですが、「止めてください、キラを!」と切羽詰まったラクスのセリフ。何時でもキラを奮い立たせたり、辛い時に寄り添ったのはラクス。でも、そのラクスがキラを止められない―――一体キラは何を抱えたんだ!?Σ( ̄口 ̄|||)
で、アスランは「かっこいい!カッコいいから落とす!」という監督・・・「よくわかりません。」(苦笑)
「ムビチケでアスランだけ両側に女の子がいて(笑)」と、我らのツッコミがちゃんと伝わっていて安心しました/)`;ω;´) ただ、相関図を見る限りでは、オーブからターミナルに出向している身分なので、カガリの力になっているようでうれしい♥ ただ、アスランもパイスーは着ていますが、どうにも「コンパス」陣営ではないので、イモータルジャスティスはシンが搭乗しそう。インパルスはルナかな。ゲルググはアグネスちゃんだとすると、何に乗るんだ??あの騎士みたいなのはファウンデーションの皆さんが搭乗しそうだしな。
とりあえず、今後も流れてくる情報に、一喜一憂しながら1月26日までドキドキしながら待ちますわ。
「3回は見て欲しい」と福ちゃんおっしゃてますが、ご安心ください。既にムビチケ12枚確定ですから(笑)

あとは「精神が持つかどうか」だけ!!

コメント
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