「はぁ…」
リビングのソファーで一人、演習プログラムの入ったノートパソコンを叩きつつ顔を上げれば、壁掛け時計は既に夜の9時を回っているのを見て深くため息をつく。
これで今日だけで何度目のため息だろう。
先ほどは8時50分ごろだった。時計の針が進んでいないと感じるのは、手元の作業に殆ど集中できていない証拠だ。それだけ俺を焦らす相手は、まだ帰宅の気配すら見せない彼女。
「今日も遅いな…」
心配が尽きない。結婚すれば共有する時間が増えると期待していた分、余計に思いは募る。
彼女はただの女性ではない。この一国はおろか、今や地球の平和を担う女神でもあるのだ。
そんな彼女を射止めたのだから、個人的な不満を口にでもすれば、他の男たちがたちまち俺を蹴落とそうと、今尚、牙を研いでいるに違いない。
（でも…）
ほんの少しでもいい。甘い余韻に浸れる時間が欲しいと思うのは、やはりエゴだろうか。
そんな揺れ動く心の天秤を制御しかねていた時、表に車のブレーキの音がした。
待ちかねたように体が勝手にソファーから跳ね起きる。と、玄関から現れた、朝一以来ようやく見られた彼女の姿。
「ただいま！アスラン。はぁ～今日もようやく終わった～」
「お帰り、カガリ。随分疲れているようだな。閣議が押しているのか？」
「まぁ定例議会だし、年度の中間の予算の見直しがあるから、いつものことだ。」
そう言いながらリビングのソファーに深々と腰かけては「ん－！」と両手を上げて背を伸ばすカガリ。そんな彼女の前に用意しておいたカップに薫り高いジャスミンティーを注いで差し出せば、嬉しそうにそれを包み込むようにして一口飲み下す彼女。
その喉や肩の辺りを見てふと気づく。
「…カガリ、痩せたんじゃないのか？」
「え？別に変わりないと思うが…」
「いや、顔色だってよくない。疲れがたまっているんじゃないのか？」
そう言ってそっと彼女の頬に手を触れようとしたが、届く前に見事にパチンと叩かれた。
「もう、アスランは気にし過ぎだ！お前の方がずっと疲れていそうだぞ？」
そう言って、俺の顔を下から覗き込むようにしてひと睨みした後、クスリと笑う彼女。
「ま、明日はお前、公休だったよな？たまにはゆっくりしろよ。」
「…。」
出来たらカガリと一緒にゆっくりしたい。
旅行とか、そういうものじゃなくていい。
ただ二人で、この広い屋敷の誰も来ないところでのんびりと、それぞれやりたいことをしながら過ごす。
一緒に住めば、何時でも相手の仕事の様子も分かるし、家族の時間も取れるんじゃないかと期待していたが、現実は真逆だった。
すれ違いと気遣いとが波のように襲い掛かってくる。
共働きの家庭は、この波にのまれると離婚するケースも多い、とエリカ・シモンズ開発部長が脅してきたが、俺はそんな気はさらさらない。
ただ…期待するからその分落ち込む。こうして夜半にようやく二人きりでいられても、明日カガリはまた仕事だ。俺のために睡眠時間を削らせるわけにはいかない。
でも…
―――続きはこちらから。
***
お久しぶりに突発SSです。
先日、仕事帰りにケーキ屋さん何気なく覗いたら、桃のタルトがあって、めっちゃ美味しそうだったので即購入。
タルトだったんですけれど、桃がもう甘くて香りがよくってとろけるような舌触りで、ともかく美味しい！(≧▽≦)♥
食べながら、恒例の脊髄反射（笑）「桃=アスラン」の関係図から、ささっと書き上げてみた感じです。読みなおししていないので（つまり勢いだけで書いた）なんか変なところがあるかもしれませんが、それはいつものことです（断言）。
因みに桃には美肌効果があって、アンチエイジングとか、むくみにも効果がありますし、葉はお茶にすると利尿作用もあるし、香りも鎮静効果…特に女性は生理の時のイライラとかが治まる効果があるので、いいことづくめな果物です。高いけどその分健康にも美容にも良いので、ありがたくいただきました（ー人ー）
因みに、ネタバレになりますが、文中のアスランのようにYJスイッチが入る効果はありません（苦笑）
ただ単純に「🍑といえば「桃太郎」」―――そう、明治に入るまでは桃から生まれた訳ではなく、流れてきた桃を食べたおじいさんとおばあさんが若返って、夫婦生活してできた子が桃太郎君だったのです。が―――教科書に乗せるにはヤバすぎるため、桃から生まれたことにしたという明治文部省の策略で出生の事実がねじ曲がった経緯があるのです。それに中国では子宝の象徴でもありますし、だったらYJスイッチONにしてやってもいいか！((o(´∀｀)o))という安直な理由付けでアスランがやる気になりました！この後のことは、それぞれ妄想なさっていただければありがたく。
因みに今日のかもしたは、コロナワクチン2回目を打ってきました。
現在6時間以上経過しましたが、筋肉痛も何も起こっておりません。ちょっと注射針刺したあたりが固くなっている感じです。
・・・てか、固くなっていることも、書き捲っていたため全然わからなかったわ^^； 今落ち着いたところで「そういえば…」くらいな感じです。
このまま何事もなく過ぎていただければありがたや✨（ー人ー）
リビングのソファーで一人、演習プログラムの入ったノートパソコンを叩きつつ顔を上げれば、壁掛け時計は既に夜の9時を回っているのを見て深くため息をつく。
これで今日だけで何度目のため息だろう。
先ほどは8時50分ごろだった。時計の針が進んでいないと感じるのは、手元の作業に殆ど集中できていない証拠だ。それだけ俺を焦らす相手は、まだ帰宅の気配すら見せない彼女。
「今日も遅いな…」
心配が尽きない。結婚すれば共有する時間が増えると期待していた分、余計に思いは募る。
彼女はただの女性ではない。この一国はおろか、今や地球の平和を担う女神でもあるのだ。
そんな彼女を射止めたのだから、個人的な不満を口にでもすれば、他の男たちがたちまち俺を蹴落とそうと、今尚、牙を研いでいるに違いない。
（でも…）
ほんの少しでもいい。甘い余韻に浸れる時間が欲しいと思うのは、やはりエゴだろうか。
そんな揺れ動く心の天秤を制御しかねていた時、表に車のブレーキの音がした。
待ちかねたように体が勝手にソファーから跳ね起きる。と、玄関から現れた、朝一以来ようやく見られた彼女の姿。
「ただいま！アスラン。はぁ～今日もようやく終わった～」
「お帰り、カガリ。随分疲れているようだな。閣議が押しているのか？」
「まぁ定例議会だし、年度の中間の予算の見直しがあるから、いつものことだ。」
そう言いながらリビングのソファーに深々と腰かけては「ん－！」と両手を上げて背を伸ばすカガリ。そんな彼女の前に用意しておいたカップに薫り高いジャスミンティーを注いで差し出せば、嬉しそうにそれを包み込むようにして一口飲み下す彼女。
その喉や肩の辺りを見てふと気づく。
「…カガリ、痩せたんじゃないのか？」
「え？別に変わりないと思うが…」
「いや、顔色だってよくない。疲れがたまっているんじゃないのか？」
そう言ってそっと彼女の頬に手を触れようとしたが、届く前に見事にパチンと叩かれた。
「もう、アスランは気にし過ぎだ！お前の方がずっと疲れていそうだぞ？」
そう言って、俺の顔を下から覗き込むようにしてひと睨みした後、クスリと笑う彼女。
「ま、明日はお前、公休だったよな？たまにはゆっくりしろよ。」
「…。」
出来たらカガリと一緒にゆっくりしたい。
旅行とか、そういうものじゃなくていい。
ただ二人で、この広い屋敷の誰も来ないところでのんびりと、それぞれやりたいことをしながら過ごす。
一緒に住めば、何時でも相手の仕事の様子も分かるし、家族の時間も取れるんじゃないかと期待していたが、現実は真逆だった。
すれ違いと気遣いとが波のように襲い掛かってくる。
共働きの家庭は、この波にのまれると離婚するケースも多い、とエリカ・シモンズ開発部長が脅してきたが、俺はそんな気はさらさらない。
ただ…期待するからその分落ち込む。こうして夜半にようやく二人きりでいられても、明日カガリはまた仕事だ。俺のために睡眠時間を削らせるわけにはいかない。
でも…
―――続きはこちらから。
***
お久しぶりに突発SSです。
先日、仕事帰りにケーキ屋さん何気なく覗いたら、桃のタルトがあって、めっちゃ美味しそうだったので即購入。
タルトだったんですけれど、桃がもう甘くて香りがよくってとろけるような舌触りで、ともかく美味しい！(≧▽≦)♥
食べながら、恒例の脊髄反射（笑）「桃=アスラン」の関係図から、ささっと書き上げてみた感じです。読みなおししていないので（つまり勢いだけで書いた）なんか変なところがあるかもしれませんが、それはいつものことです（断言）。
因みに桃には美肌効果があって、アンチエイジングとか、むくみにも効果がありますし、葉はお茶にすると利尿作用もあるし、香りも鎮静効果…特に女性は生理の時のイライラとかが治まる効果があるので、いいことづくめな果物です。高いけどその分健康にも美容にも良いので、ありがたくいただきました（ー人ー）
因みに、ネタバレになりますが、文中のアスランのようにYJスイッチが入る効果はありません（苦笑）
ただ単純に「🍑といえば「桃太郎」」―――そう、明治に入るまでは桃から生まれた訳ではなく、流れてきた桃を食べたおじいさんとおばあさんが若返って、夫婦生活してできた子が桃太郎君だったのです。が―――教科書に乗せるにはヤバすぎるため、桃から生まれたことにしたという明治文部省の策略で出生の事実がねじ曲がった経緯があるのです。それに中国では子宝の象徴でもありますし、だったらYJスイッチONにしてやってもいいか！((o(´∀｀)o))という安直な理由付けでアスランがやる気になりました！この後のことは、それぞれ妄想なさっていただければありがたく。
因みに今日のかもしたは、コロナワクチン2回目を打ってきました。
現在6時間以上経過しましたが、筋肉痛も何も起こっておりません。ちょっと注射針刺したあたりが固くなっている感じです。
・・・てか、固くなっていることも、書き捲っていたため全然わからなかったわ^^； 今落ち着いたところで「そういえば…」くらいな感じです。
このまま何事もなく過ぎていただければありがたや✨（ー人ー）
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