うたたね日記

アニヲタ管理人の日常を囁いております。

2019春アニメ最終回⑧+夏の新番組④

2019年07月08日 20時17分16秒 | アニメ
薄日が差すだけでも気温が妙に上昇しますね。
すっかり夏風邪モードのかもしたには、気温差がキツイ 喉の痛みがぶり返したりとなんか落ち着きませんが、落ち着かないのでアニメは見る!w 見られる間はまだ元気!
先ずは最終回から―――
『8月のシンデレラナイン』:ゲーム原案のアニメ化作品でした。
市立里ヶ浜高校1年生の主人公:有原翼は入学式で「女子高校野球部を作る」と宣言。友人の河北智恵とともに同好会からスタートするが、当然部員は集まらない。それでも二人でキャッチボールをし始めてから、その姿に興味を持ち始めた女子たちに声をかけ、徐々にだが部員を増やしていく。様々なエピソードを起こしながらも、やがてはグラウンドや道具、そして顧問の先生も掛け合うことで、晴れて11人揃って野球部としてのスタートを切った。他校との試合ではまだまだ未経験なため、勝利することができないまでも、経験者である翼を中心に「野球の楽しさ」を追求することで、仲間たちとの結束も高まり、遂に公式試合に出場を果たす。全国大会一回戦の相手:清城高校は、実は同じように経験者の神宮寺が一人から立ち上げた野球部。しかし里ヶ浜との決定的な違いは、神宮寺一人に頼り切っていたチームだった。立ち上がりに苦しむ神宮寺を助けられない清城は、創部2か月の里ヶ浜に得点を許す。孤軍奮闘の神宮寺を見て、捕手の牧野は「みんなで野球を楽しむ」ことを提案。図らずも里ヶ浜と同じ心境に達した神宮寺と清城は、見違えるような接戦を行い、里ヶ浜が1点差で勝利。続き2回戦は惜しくも敗れた里ヶ浜だったが、その熱戦を見た女子生徒たちは野球部に入部を志すのだった―――というストーリーでした。
ゲームの方はプレイヤーが監督になって、チームを勝利に導くのがメインですが、アニメの方はあくまで女子キャラがメイン。なので試合もそんなに描写はなく、野球は楽しい!をメインにストーリーを描いていました。
かもしたはソフトボール部でしたが、あんな可愛いユニフォームじゃなかったし(笑;生足出してたら傷だらけ・・・スライディングするからね)、顧問がやたら熱血だったので、100本ノックとかこの真夏の午後の炎天下でやらされたので、体重が夏休みだけで10kg痩せた記憶があります 楽しい思い出ってなかったなぁ・・・こんな風に生徒の自主性に任せた方が、自分たちで考えるし、雰囲気も良くなると思うんですけどね。野球という括りですが、チーム戦の部活ってこんな風に作り上げていったらきっと楽しそうですね。可愛いだけじゃなく、前向きなエネルギーをもらえる作品でしたv

そして怒涛の新番組です。日曜夜は眠れんわ~w
『ロード・エルメロイ2世の事件簿』:御馴染み『Fate zero』に登場しましたイスカンダルの召喚者であるウェイバー君を主人公としたスピンオフ小説のアニメ化です。
日本の冬木市にて行われた第四次聖杯戦争。そこで時計塔の魔術学生だったウェイバー・ベルベットはライダー・イスカンダルのマスターとして参加するも、その過程でエルメロイ派の先代当主で自身の師であったケイネスの聖遺物を盗み出したせいもあって、聖杯戦争で彼が死亡したことに責任を感じていた。そしてイスカンダルの敗北をもって彼の聖杯戦争は終了し、その数年後。彼はイスカンダルの支配した国を訪れるが、そこで時計塔の先輩にイスカンダルの聖遺物を発掘する際の呪いの生贄として捕らえられてしまう。しかし同じく捕らえられていた同級生と再会し、協力して脱出。逃げおおせた彼は、エルメロイ教室を復活させ、その講師となる道を選んだ。そこに今度はエルメロイ派の次期当主でもある義妹ライネス・エルメロイ・アーチゾルテが彼を捕らえる。彼が教室を復活させた理由を問うライネスに、ウェイバーは「ケイネスからは嫌われていたが、彼の魔術は学ぶべきものだった。そしてそれを学ぶ機会を学生から奪いたくない」という理由で、借金をしてまで教室復興をしたと答える。ライネスは彼を気に入り、自分が当主となるまでエルメロイの名を継がせることを認める。ウェイバーは「あくまで自分はエルメロイの二番目」ということで「エルメロイⅡ世」を名乗る許可をもらい、ライネスの持ち込む事件を解決するために動く―――という第1話でした。
「Fate zero」は見ましたが、あのウェイバー君がよくもここまでたくましく(ノД`)・゜・。(感涙) zeroの時はとにかくケイネス先生が嫌っていて(実力も低かったので)不遇な日々を過ごしていましたが、イスカンダルさんのおかげで逞しく成長しました!イスカンダルさんは決して戦いを強要せず、明るく、包容力のあるサーヴァントさんでしたから、不遇のウェイバー君にとっては、その能天気さがかみ合わないこともありましたが、結局はイスカンダルさんの背を見て学んできたと思います。まさに「背で語る大人」でしたね。そのウエィバー君改めロード・エルメロイⅡ世さん、影を背負いつつもすっかり大人になった彼が、培ってきた魔術と精神力をどう使って事件を解決していくのか・・・楽しみに見たいと思います。
『戦姫絶唱シンフォギアXV』:もうすっかりおなじみの歌うバトルアクションヒロインシリーズ。今作で5期目ですかね。
前作でパヴァリア光明結社が敗北し、これでようやく平和が訪れた・・・かに見えた、ヒロインでシンフォギア:ガングニールの奏者立花響は、友人の小日向未来と(補習を受けつつ)学園生活をつつがなく送る日々を過ごしていた。が、再び異変が発生。南極で「棺」なるものが出現。シンフォギア奏者全員で戦闘にかかるが、かつてないほどの難敵で全員氷漬けの危機に陥る。だが助けを呼ぶ南極の隊員たちの声を聴き、響は氷を砕いて復活。遠方射撃タイプのクリスに全ての攻撃エネルギーを集め、棺を遂に撃ち落とす。そしてその中には包帯のようなもので全身を巻かれた女性らしき肉体が納められていた―――という第1話でした。
今までも沢山シリーズが出ているので、敵が何種類いて目的が何だったか、思い返すのに必死でした^^; どうやら一個前のAXZの時からのストーリーが続いている感じです。敵もどうやら前作のラスボス関係者のようですし、何より棺の中の人間(?)がギアの奏者なのか、それともサンジェルマンの関係者なのか、まだ全容はつかめません。とりあえず相変わらず水樹奈々姉さんの美声が素晴らしいです 始まった頃新人声優さんだった方々がすっかり今はベテランで、歌もうまい方(歌が武器ですから)ばかりですので、そちらの楽曲方面も楽しみですね。
『Re:ステージ!ドリームデイズ♪』:ゲーム&小説原案のメディアミックス作品です。
私立稀星学園高尾校中等部普通科に季節外れの転校生で主人公の式宮舞菜がやってくる。引っ込み思案の彼女だが、「部活は全員強制加入」と言われ、学内を歩いていたところ、迷子になってしまい、着いた先は「謡舞踊部」という部活の部室だった。3年生の部長でおっとりした市杵島瑞葉に廃部寸前の部を救うため半強引に入部を勧められるが、同部一年の月坂紗由は意思が大事と反対。部活の趣旨は歌に合わせてダンスをするというもの。試しに舞菜と踊ってみるが、素晴らしく息もぴったりの舞菜を見て、紗由は「プリズムステージ」で優勝することを目票として一緒に活動しようと勧誘する。しかし「プリズムステージ」という言葉を聞いた舞菜は急にしり込みし、逃げ去ってしまう。必死に舞菜を追いかける紗由だったが、部長から「昨年のプリズムステージ優勝者は舞菜の姉」と聞き、何らかの原因があると知る。しかし次の日、部室に舞菜がやってきた―――という第1話でした。
世界観的には「ラブライブ!」みたいな感じですかね。主人公が中心になって活動する、という以外では。これでチームを組んで、ラブライブ…ではなくプリズムショーに出場することが目的になって来るようですが、その前に舞菜は一体どうこれに答えるのか、そして姉との確執(?)をどう乗り越えて成長していくか、というところが見もののようです。人間関係と成長で舞菜をはじめとする面々の活躍を期待したいと思います。
『あんさんぶるスターズ!』:こちらも同じくオンラインゲームのアニメ化です。こっちは野郎(笑)
主人公のあんずは私立夢ノ咲学園に試験的に創設されたプロデュース科に転入してくる。この学園は普通科の他「アイドル科」が存在しており、学内であんずは2年生の明星スバルをはじめとする「Trick Star」チームの面々と出会う。彼らはあんずと同じクラスのよしみで学内を案内するが、その昼休みでアイドルグループが争う「ドリフェス」の現場に出会う。ドリフェスは公式のものと、非公式の物とがあり、この野外での非公式ドリフェスでは殴り合いまでするバトルが繰り広げられていた。そこに取り締まりの生徒会が現れ、捕まった生徒たちは公式ドリフェスへの出場を禁止されるなどの措置が行われるため、生徒たちは一気に四散。あんずたちにも生徒会の手が及びそうになり、その逃走のどさくさの際、あんずがケガをしてしまう。気を失って眠るあんずの傍らで、氷鷹はこの学園の実情を告白するのだった―――という第1話でした。
う~~む・・・見た第一印象は「うるさい!」でした(笑) とにかく明星が一々何かに突っ込んで一人でボケて自爆するのが鬱陶しすぎて、話が入ってこない・・・(--;) そして野良ドリフェスでも音楽という以前に喧嘩バトルになっているし、「一体何なんだ?この作品・・・」と唖然茫然と見ていましたが、要は「これだけ荒れている」「生徒会だけ特権階級」という裏事情を説明したかったらしい。数ある男性アイドルユニット育成アニメの中でも、こんなに最初がすさんでいる(苦笑)のは初めてで、最後の説明聴いたときは逆に新鮮味が出ました(笑) こんな環境で、真のアイドルは誕生するのか。先ずは環境改善から挑むのか、それとも目にもの見せてTOPに躍り出るのか。反骨精神がどうにも必要そうですが、ある意味リアルの世界でも、生き残るためには厳しい現実が待っていますので、恵まれた環境ではない雑草アイドルの意地を是非見せてもらいたいものです。
『からかい上手の高木さん2』:お久しぶりの漫画原作のアニメ化2期目です。
お馴染み中学生の主人公:西方君は、同じクラスの高木さんが苦手。というのも高木さんは何かにつけて、西方をからかうため、何とか一度は高木さんを見返したく、いろいろたくらむ西方君ですが、結局高木さんにしてやられてしまうのだった・・・というストーリーが、一日の学園生活を通してそこここで見られる作品です。
何が素敵かと言えば、すーーーーーーーーーっごく純朴なんですよ(笑) 高木さんは明らかに西方に好意を寄せているんですが、西方君は全然気づいていない。というかそれらしい行動に、時々「」となるんですが、からかわれるために、結局敗北感しか残らないという・・・。ただここで西方君が凄いのは「逆襲を諦めない」というところですね。多分諦めちゃったら、高木さんも西方君のことを好きなままではいられなくなると思うんですが、こうして一々突っかかってくれるので、高木さんはある意味西方君の義理堅さというか誠実さというかに安心して惹かれているのかと。いいですよ~純朴で。・・・これが3年後には「あ~~彼氏作りてぇ~!(※女子高生の無駄遣い)」とか「可愛い女いないかな?」とかになっちゃうんですよ・・・。それは悲しい!(ノД`)・゜・。二人にはこのままでいて欲しい!!なんか息抜きになってまったりできるんですw 一週間に一度のオアシスになりそう。―――あ、そうそう、遅くなりましたが、梶君結婚おめでとうございます!(なんか突然言いたくなった:笑) この雰囲気のご夫婦だったらなんとも良さ気
『ビジネスフィッシュ』:オリジナルのCGアニメのようです。
東京にあるIT企業(株)SEA VISION。システム部営業課の中間管理職・魚脇タイは、頭が魚で体が人間なサラリーマン。仕事は可もなく不可もなく、プライベートは不可多め、見ためは魚。そんなポジション的には「人生の脇役」なタイは、今日も今日とて出勤し、生意気な後輩・海野、親友だが言うことは辛らつな同僚・蛸山、今どきのOL・もずく、パワハラ全開な上司の浅瀬課長、グラマラスで見た目は海老な秘書えびかたちに囲まれ、仕事や人間関係の海をユラユラと泳ぐのだった―――という2話のオムニバスストーリーでした。
社会人の悲哀がメインですかね。社会の歯車の一つでしかない「脇役人生」なりに、一生懸命主張しようとするのですが、結局荒波に飲まれてユラユラ~・・・(哀) 社会人ってこんなもんよ(フッ)。多分この荒波でもユラユラできる、という意味での魚人間が主人公なのでしょうが、結構自虐的であり、会社で働いていると「あーあるある」という感じです。仕事に精力傾けている人は・・・見ないほうがいいかも(苦笑) ちなみにかもしたは「ゆらゆら」している方です。だって基本、昇進も降格もないポジションだからさ(フッ)。
『ナカノヒトゲノム(実況中)』:オンライン漫画のアニメ化です。
ナチュラル実況で名を馳せるゲーム実況者の主人公:入出アカツキは、謎のフリーゲーム『ナカノヒトゲノム』をクリアした。その翌日、アカツキが目を覚ますと、そこは見も知らぬ森の中。そこにはホラー実況の更屋敷 カリンと戦国ゲーム実況の鬼ヶ崎 カイコクがいた。突然巨大な鼠とパンダに襲い掛かられるが、基本人を疑うことを知らないアカツキは、巨大パンダとも仲良くなってしまう。そこに謎のアルパカお面の男が現れる。3人が連れていかれた先は教室のような建物。そこでアルパカより、この世界は『ナカノヒトゲノム』で、集められた彼らを含む8人の実況者に課せられたタスクは、数あるリアルゲームをクリアして、再生数1億を達成すること。 達成できない場合は、この世界で死を迎える事実を知らされる。当然ながら拒否する面々の中、最初の課題に立候補するアカツキ。そしてカリンとカイコク、アンヤと共にコックリさんの願いを叶えて「01染色体を入手」という課題に挑む。メンバーは課題に挑む中、簡単にコックリさんの願いを受け入れてしまうアカツキが、コックリさんに引き寄せられてしまう。だが転落は友達パンダに助けられ、業火の中でもコックリさんとの約束を守るアカツキは無事課題をクリア。01染色体を手にするのだった―――という第1話でした。
・・・今までも「ダンガンロンパ」シリーズとか「王様ゲーム」のように、課題をクリアしないと死ぬ、というものがありましたが、ホラーチックのようでありながら、そこまで追い詰められる感が無い上少々ギャグシーンもあるので、ハラハラする緊張感はそこまで感じませんでした。ただもしかしたら今後ゲームの本当の趣旨が明らかになってくるとともに、サスペンスやホラー系統が強くなってくるのかも。「ダンガンロンパ」は視聴者に主人公の目を通して「推理する」という頭脳戦を用いていましたが、こちらはまだ頭脳戦までは行っていませんし。どういう着地点になるのかということと、主人公たちは無事に元の世界に戻れるのか。全体の展開を楽しみに続きを見ようと思います。
『指先から本気の熱情-幼なじみは消防士-』:今期のエロ枠。コミックフェスタのアニメ化です。
幼馴染の消防士・颯馬によって合コンに付き合わされる日々を送る涼。彼女を作らず遊びまくる颯馬に、真面目な涼はチャラいと呆れ果てていた。そんなある日、涼のマンションが火事に遭ってしまう。1人逃げ遅れた涼を、駆けつけて救出する颯馬。ところが涼は、身の回りの物を一切持っておらず、文無し状態であることに気づき、今日の宿さえ取れない状態に。そんな涼に颯馬は、自分の部屋に泊まらないかと提案。藁をもすがる思いだった涼は止めてもらうことに。無論チャラい颯馬が何をしてくるかわからないため、結界(笑)を作って待機するが、自分のせいでケガをした颯馬の傷を見ようと、バリケードを越えた途端、颯馬に捕まってしまう―――という第1話でした。
最初の解説では「火災から助けた女の子と・・・」となっていたので、「公務員が何やっとるんじゃ!」と思いましたが、元々幼馴染の上、火災とは関係なく主人公同意の上の同居なので納得w しかも颯馬さんは涼さん一筋なのがバレバレなのに、涼さんが全然気づかないという。襲い掛かるかかからないかの差でアスカガと違う(笑) 今までのこの枠のアニメはいかにも「漫画の無理矢理展開ですな」という印象だったんですが、なんか今期は良心的に颯馬さん応援しそうですよ。頑張ってください。
あ、ちなみに消防士との合コンは、こんなに若いいい男ばっかり集まりません(現実)。大体若い連中は現場一択なので、夜間待機(夜勤)で詰めるだけでなく、応援要請も場合によってはあるため、自宅でもそんなにお酒飲んだりできないそうです。なので、合コンに来る人は管理職なおっさんたちでした。やった経験がある(やったのか!)のですが、苦労話が面々と続きましたw…消防士さんは大変です。本当に頑張ってください!
『ヴィンランド・サガ』:マガジン連載中の漫画原作のアニメ化です。
11世紀初めのアイスランドに、ドルフィンという少年とその一家が暮らしていた。父のトールズは村の代表役も兼ね、病弱の母ヘルガと母を助ける姉ユルヴァと共に、貧しいながらも穏やかな暮らしを続けていた。転機はそんな一家のところに、首に鎖を付けた男が行き倒れてきたことだった。彼はこの地の領主の元から逃げ出してきた奴隷だった。領主が詰め寄り村人を蹂躙する中、トールズはこの奴隷を領主から法外な取引で引き取る。結局この奴隷は死んでしまったが、ドルフィンは支配するものとされるものの実情を知り、不満を募らせていく。そんな矢先、父の友人、船乗りのレイフから様々な冒険譚を聞き、はるかな「ヴィンランド」に憧れるトルフィン。そこに北海最強の戦闘集団、ヨーム戦士団のフローキが現れる。トールズは実は昔、「戦鬼(トロル)」の名で恐れられ、ヨーム戦士団の大隊長を務めていたが、ある日突然、首領シグヴァルディの娘のヘルガとともに姿を消していたのである。フローキはトールズの出奔を不問に付すかわりにイングランドとの戦に参加せよ、という首領の命を伝える。島民の身柄を押さえられたトールズはそれに応じ、数名の若者と友人レイフとともに本土との中継地点であるフェロー諸島を目指すことになった。これを知った少年トルフィンは、戦いへのあこがれから父に黙って勝手についてきてしまう。しかしフェロー諸島で一行を待っていたのは、フローキから金と引き換えにトールズの処刑を命じられたアシェラッド兵団だった。彼らはトールズ一行を袋小路に追い込み、襲い掛かる―――という第1~3話でした。
壮大な世界感と共に、生き抜くためには勝ち残るしかない、という戦乱の非情さも強く描かれていました。どんなに平和でも巻き込まれた以上、足搔いて藻掻いて生き残らなければ、みじめな敗北・・・しかも死どころではなく、人権も自由もない人間としての尊厳も奪われるという、まさに生き地獄です。まだ幼いドルフィンにはただただ「戦うのはカッコイイ」だけの認識ですが、現実を突きつけられた時、彼がどう変化するかが見どころのようです。成長、といってもそれら逆境を糧にしていい方向に延びていくのならよいのですが、一歩間違えれば他人のことなどどうでもいい、私利私欲のためだけに戦う方に行ってしまうかもしれない。当時のヨーロッパの社会情勢が多分に彼に影響してくると思いますので、北欧の情勢に疎いかもしたとしては、この作品と共に、ちょっと北欧の歴史や神話なんかも一緒に知っていきたいと思います。

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