うたたね日記

アニヲタ管理人の日常を囁いております。

Beautiful Days(後編)

2019年05月19日 22時02分55秒 | ノベルズ

<ドォーーーーーン!>
「キャァッ!」
カリダのすぐそばに停車していた車が突然爆発する。
それでもキラとカガリに爆風が当たらないよう、必死に背を向ける。
(研究所の襲撃が目的なら、こんな通りにまで爆弾を仕掛けるはずはないわ。)
カリダは自ずと理解した。
昨日産院の前で見かけた不審な男。あれがきっとこの犯行グループの一味。
あくまで研究所の職員と、そして、多分この二人が外部に脱出しても完全に抹殺するために、ここまで周囲も巻き込むなんて。
怒りが沸き上がる。
そして
「ンギャア!ンギャア!」
「ンギャアーーーッ!」
両の腕に抱えた二つの命。
(この命を守れるのは―――私しかいない!)
カリダはぎゅっと二人を抱きしめた。
「二人とも、安心して。私が…絶対貴方たちを守るから!」

カリダは気づいていない。
この時、既に母親の顔になっていることに。



―――つづきはこちらから。



***



遅くなりましたっ
キラカガBD記念SS(後編)をお届けします。
いや、本当に昨日の夜、原稿合宿中に完成していたんです。
ガッチリビルダーにも変換し、「さて、UPするか!」

・・・

・・・

できなかったんです( ;∀;)

そう、昨日「アスカガ原稿合宿」の宿泊先で、「全館wi-fi」ってなっていたんです!予約の時も確認したんです!!(強調!)
でも、チェックインの時、かもした「あのwi-fiのパスワードを教えていただきたいんですが...」
フロントのお姉さん「お部屋のwi-fiはただいま故障中でして・・・」
かもした「( ゚Д゚)!?じゃ、じゃあ、フロントとかでは―――」
お姉さん「申し訳ございません。現在全館故障中でして・・・」

嘘ぉぉぉーーーーーーーーーっ!!(;O;)←号泣

かもしたはスマホ持っていないので、そっちに送ってUPすることとかできないのです!
無論、昨日(一昨日)トラブった『種夜』の予約もできない!!(>口<)
あぁぁぁぁぁあああああああああああーーーーーーーーーーーー!!(絶叫)
予約担当します!って約束していたのに~~~~
でも、代打で息子と、憐れんでくれたMさんのお慈悲にすがり、何とか予約取ってくださいました!もう感謝感激雨嵐
ともかく、種夜は一段落しましたが、ネット環境につなげないとどうにもならないので、結局後編は今日になってしまいました。


さて、昨日の「前編」に引き続き、完結の「後編」ですが、個人的に「前編」は「ヴィア編」。「後編」は「カリダ編」と位置付けています。
ここから先はSSのネタバレですが、このSSのプロットが思い浮かんだとき、とにかく「キラとカガリが生まれた後、どうやってキラがカリダさんに引き取られ、カガリは血縁のないウズミのもとへ引き取られることになったのか」・・・そこが微妙にはっきりしていない(ついでにあの写真の経緯も)ので、そこを妄想で補完しようと思い立った訳です。
無論資料として、無印の14話(クルーゼ回想)、44話、45話、加えて小説とアストレイ、コズミック・イラ年表。これらを何度か見返したり読み返したりしながら、つじつまを合わせていったらこんな作品になりました。
公式の見解とはもちろん違うと思います。コズミック・イラの流れから見ても、「双子が生まれてからある程度時間が経過してからヴィアからカリダに双子を養子に出される」となっていますし、さらにアストレイからいみると「カリダからカガリがウズミに引き渡されたのはさらに時間が経過してから」となっています。
でもね・・・そうすると、なんか「つじつまが合わない」んですよ。
まず「ヴィアがカリダに養子に出す」というところですが、最高のコーディとなったキラを、そう簡単にユーレンが養子に同意すると思えないのです。無論、ブルーコスモスのターゲットに「研究所職員」があったので、単純に二人を危険から遠ざけるために―――というのも考えられます。あくまで「キラ」を我が子ではなく研究対象として大事にするのであれば、そうでしょう。ただ、「そこまで『父親』を放棄するほど、彼が愛情希薄な人間だとは、どうしても思いたくないんですよ。これは単純に「そうでないと双子が可哀想。特にキラの存在意義が、あまりにも悲しいものになってしまうのは、人として忍びない」という、かもしたの個人的感情からです。
ヒビキ夫妻にとって、どうしようもない突然の出来事だったからこそ、こうして手放したのではないかな。それに多分出生届が出されていたら、キラは簡単に自分が「養子」であると気づく機会はあったと思います(何せハッキング趣味だし)。でも彼は実子として届けられたからこそ、本当の親と信じて疑わず42話まで来たと思います。
そして「カガリがウズミのもとに行った時期」についても同じく。多分二人を引き取ったら、そのままコペルニクスで生活していたと思います。ところが14話のちらっと出てきた「カリダが双子を抱えて爆発の中、非難する」シーンで、もしあれがコペルニクスでの出来事だったら、普通だったらそんな恐ろしいところにいつまでも(幼年学校まで)いるとは思えないです。別のところに避難してますよ。(のちにヘリオポリスに避難しますが、キラの幼年学校卒業後)そもそも「キラは人工子宮にいる間に襲撃する」というのがブルーコスモスの計画だったらしいことが、「アストレイ」でも出ていますし。その予定が狂ったことで焦ったブルーコスモスの強襲だったことはうかがえます。だとすると、退院してしまったら足取りをつかむのに時間を食ってしまうので、場所がわかっている入院中になんとしても―――と思いますね。
となると、事件現場はまだメンデル。そして、ウズミと一般人のカリダとの接点は、いかな義理兄の友人とはいえ、彼女と一国の代表(この時はまだ候補)との接点はほぼ無し。そんなウズミとカリダの接点があるとしたら、「偶然」だったのではないかと。ちょうどこのころ『ヘリオポリス』建設計画が始まっていたので、ウズミが宇宙に来ていてもおかしくありません。(むしろ代表首長になったら、オーブからは早々出てこない) 友人であったユーレンと再会の機会といえば、人道的なウズミが研究の応援に来るとは思えないので、子供の誕生が重なったこの機会、そして偶然事件に遭遇しカリダを救って...というのが、一番自然な気がするのですが・・・

皆さんはいかがでしょうか?

この二人の出生とその後の経緯の謎は、語りだすと尽きないのですが、そうごうてきに熟考し、このような流れを推論してみました。
自己満足以外の何物でもありませんが、面白かったです。考えるの。

とにかく、あの時カガリが加藤教授を訪ねてこなければ―――キラがそれに対応しなければ―――キラはストライクに乗ることはなく、ラスティ、あるいは別のコーディネーターがストライクを奪取し(マリューさんには多分守り切ることは無理)、世界は大きく変わっていたと思います。
双子が再会したことで運命の輪が回り、そして悩み苦しみぬいた先に―――平和を勝ち取りました。

やっぱり双子は偉大 これからも応援していきますよ!!



コメント
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