美しい敗者

本日のインテックス大阪・アスカガプチオンリーにご参加されました皆さん、お疲れ様でした！
会場内、夏コミに負けないほどすっごい熱気だったそうで。知人さんがツィートで「もう会場にじっといられなくって、早々に撤収しちゃいました（＞＜）」とおっしゃっておりましたが、それだけでも相当暑かったことが伺えました。
ともかく楽しんでこられた方はよかったですねv　記念アンソロも後日虎穴チェックしなくっちゃ！

そんなかもしたは何をしていたかといえば、父上がず～～っと高校野球見っぱなしだったので、なんとなくお付き合い。
かもしたの地元代表校は負けてしまいましたが、どの試合もものすごい力のぶつかり合いで、どの試合にも拍手を送りたくなりました。
優勝候補の埼玉・大阪・神奈川が姿を消し、今までなかなか勝ち進めなかった群馬や宮崎なんかが勝ち残っていると、ついそっちを応援したくなってしまいます。特に応援したいのは、やっぱり東北勢かな。花巻東・日大山形・今日負けてしまったけど青森の聖愛高校・・・条件悪い中での出場校が、それでも地元の人達の夢を背負って、必死にボールに食らいついている姿を見たら、もうこっちまで必死になりました（笑）　
どちらの高校だったか忘れてしまった（すいません！！<(_ _)>　）のですが、野球部員さんのおじいさまが津波で亡くなられ、そのおじいさんが買ってくれたグローブを大事に甲子園に持ってきた―――と、バックグラウンドな話で、涙がホロリ(´；ω；｀)でしたよ。
あと高校野球ですごく眩しいのが、負けた高校の皆さん。最後の最後までバット渾身の力を込めて振る姿、試合終了して、相手の勝利校の選手に笑顔で後を託しながら、スタンドに挨拶に行く時、もう涙がボロボロなのを、キャプテンらしき子が、背中叩いて励ましていたり。自分だって悔しくて仕方ないだろうに、そうやってチームメイトに心を配っている子を見たら、かもしたの方が大泣きしましたよ（T０T）
あと、今日ものすごく感動したのが、青森の聖愛高校。大体五回か七回に入ったとき、グランド整備が入るんですよね。そうしたらその時は大体どこのチームも円陣組んで作戦タイムしているんですが、聖愛高校の選手はみんな一列に並んで、脱帽して深々礼をしていたんですよ。「ありがとうございました！」って。ちゃんとグランド整備しているスタッフさんにも感謝を伝えていたんです。そうしたらスタンドのみなさんも一礼している人が・・・。
よく仕事柄、若い子育て中のお母さんに「躾ってどうしたらいいんですか？」て質問されることとかあるんですけど、躾の基本の姿勢って、あの聖愛高校の部員たちみたいなんじゃなかろうか。感謝の気持ちの示し方・失礼のない対応・・・普段こんなこと自然にできないと思いますが、無意識でこうして感謝の意を示せる人間に育つ、って一つの躾の結果じゃないのかな・・・と思います。
この子たちと同じ位の年齢の子が、LINEで悪口言われたから、顔も知らない友達と集団で人を殺した、というなんとも痛ましい事件がありましたが、「最近の若いものは・・・」って、こういう一例を持ち上げて、若い十代の子ひっくるめて非難する人たちもいますけど、こうした礼儀を身につけている高校生だってちゃんといます。負けて涙しながらも、最後に深々と甲子園のグランドに頭を下げて去っていく高校生達がすごくかっこいいです。
当然優勝した高校は今年の主役ですよ。でも地元の誇りを背に、正々堂々戦い、それでも負けてしまっても感謝の念は忘れない―――そんな敗者の姿もとっても綺麗です。
今日で『ベスト８』決まりましたが、どの学校も勝ってほしい！頑張って欲しい！仕事なのでテレビは見られませんが、精一杯頑張る姿を思い浮かべながら、かもしたも頑張って仕事しようと思います。