主人に写真を見せたところ
「センダン」だとのことで 調べて見ましたら まさにその通りでした。
昨年末の「石崖蝶」に続き ちょっと見直しました。
センダン
春には薄紫の花をたくさん咲かせて 秋に緑色から黄褐色の楕円形の実が枝一面に
冬になって葉がみんな落ちてしまっても果実は暫く落下せずに黄褐色の実が数珠成りで付いています
その残る様子が数珠のようであることからセンダマ(千珠)と名付けられ
センダンは千段の木の義(大言海)説があって
この樹皮を灰汁で生糸を練り絹とするのに千反(ダン)の布用を染められるところからという説もあるとか
木材は家具や木魚とか下駄など建築や器具用に用いられて 果実や樹皮は薬用に利用されるそうです
また その葉は肥料,殺虫剤または虫下しに用いられてきました.
「せんだんは双葉より芳し」という有名な言葉がありますが, この栴檀のことではなく、 白檀(びゃくだん)という木のことを指す。
(白檀は別名を栴檀と呼ぶ)
(栴檀は発芽したころから芳香を放つことから、 優れた人物は、幼いときから他と違って 優れることを示すことわざ)
これは白檀(ビャクダン)の中国名「栴檀」を「せんだん」と読んだもので,ここでいうセダンとは異なります.
センダンには白檀ほどの香りはありません.
センダンの実は 牛,羊,山羊,豚,犬,家禽と,ほとんどの家畜に中毒例があり,ヒトの中毒事故も多いようです
食欲不振,嘔吐,下痢,便秘,疝痛,興奮,痙攣,運動失調,沈鬱,麻痺,昏睡 さらに循環性ショックと呼吸困難を経て死に至ります.
通常,致死量のセンダンの実を摂取した場合,48時間以内に死亡します.
犬の場合,5, 6個,ヒトの子供の場合,6 - 8個の実の摂取で死に至ると報告されています
お~怖い! そんな猛毒だったなんて!
枝を折って持って帰らなくて良かった~ぁ