きのむくままに

或る日の出来事

京の紅葉① 上賀茂神社

2009-12-08 | Weblog

 

正式名は『賀茂別雷神社 カモワケイカズチジンジャ        上鴨神社・上社ともいわれる  

世界文化遺産    京都で一番古い神社のひとつで 

   雷神を祀ることから厄除けの信仰を集めてる 電気の守り神

       社殿は本堂など2棟が国宝 34棟が重文 境内は史跡に指定されている 

歴史: 古代山城の豪族 賀茂氏の氏神として知られる

 祭神は「別雷神」で下賀茂神社に祀られている「玉依媛命」(玉比売命)の子

 下賀茂神社(賀茂御祖神社カモミオジンジャ )・下鴨神社・下社)とともに平安時代以降

 「山城国一之宮」となった     

  その昔雷神が神社北北西にある「神山  コウヤマ」 に降臨

 昔から皇室との関係が深く 国家の重大時には必ず奉幣、祈願が行われた

 ※545年 賀茂神の祟りを鎮める為祭祀を行ったところ

   天下泰平・五穀豊穣となり庶民は大いに喜んだこれが「葵祭」の起源

   神前に葵を供え 社殿に葵を飾る

 ※807年には「伊勢神宮」に次ぐ地位が与えられた

 

一ノ鳥居 (前方に二ノ鳥居が小さく見える)

一ノ鳥居から二ノ鳥居までは「競馬 クラベウマ」など

五穀豊穣の神事が行われる芝生となっている

 

神馬舎(日祝には白馬が居る) 二ノ鳥居手前にある

 

細殿(重文)と立砂

 

 

立砂の上には松葉が立てられている

樟橋(長寿橋)

この橋を渡ったから長寿?になれるかも?

 

楼門(重文)

 

中門から見える本殿(国宝)  双葉葵の紋が見える

 

雅楽の音が聞こえていたと思ったら 二組の結婚式が行われていた

楼門前の橋は「玉橋」(重文)

奈良(楢)小川に架かる 渡るのは禁止されている

 

 

 

片岡社(片山御子神社)重文  玉依比売命タマヨリヒメノミコトを祀る 

良縁・子宝・家運繁栄・家族円満の神様

玉依比売命 について

 賀茂御御祖神社(下賀茂神社)の祭神は 玉依比売命賀茂建角身命カモタケツヌミノミコト

  「賀茂建角身命」は天から降り現下賀茂神社の地を経た後神山の地に鎮座した

 その子の「玉依比売命」は小川で遊んでいた時拾った「丹塗矢」を挿し置いた処

 身ごもり 男児を産んだ 男児が成人した後 外祖父である賀茂建角身命は

 建物を造り 神々を集め酒宴を開き 男児に『父と思う神に酒を注げ』と命じた

 すると男児は屋根を突き破り昇天 

 この男児は外祖父の名に因み「可茂別雷命」と名付けられた

 これが上賀茂神社の祭神である

 中門横の社でお払いを受け上記の歴史を教えていただいた 

  

     一ノ鳥居を入ったところには当地の名産「すぐき」の樽が並んでいた

     11月になると京の三大漬物(すぐき・柴漬・千枚漬)のひとつすぐきの

      漬け込みが始まる

      上賀茂神社境内に「すぐきの天秤押し」が奉納?されていた

 

 旅の続きは鞍馬へ 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする