エクストリーム四十代のかもめ日記

野球を中心に、体力気力に任せて無茶をしがちな日常を綴る暑苦しい活動記。

里崎(と田村)のトークショー

2020-05-05 16:34:43 | プロ野球
元ロッテの正捕手・里崎智也はトークが上手くて、スポーツ
関連の番組をはじめ、各所に引っ張りだこです。
現役選手のときにはディナーショーまでやったという…。
キャッチャーとしても好きだし、野球理論などもいろいろ
共感できる部分が多いので、これまで何度か里崎のトーク
ショー的なものに参加しています。

私は野球選手についてグラウンドの上の結果以外は興味が
ありません。でも、引退した選手が現役時代や野球全般の
ことを語るならそこそこ興味があります。
里崎が「ほろ酔い里崎智也のプロ野球語り呑み」という
トークイベントをやっていて、2017年7月20日(木)
のゲストが元中日・立浪和義だというので、行ってみることに
しました。

中日全然興味ないのになぜ立浪?
実は立浪氏には仕事でまとまった期間、取材する機会が
あったのです。(私はアシスタントみたいなものでしたが)
ネット上でいろいろ言われている立浪氏ですが、実際に
関わってみると、礼儀正しく真面目で紳士で、誤解のしようも
ないくらい立派な人です。
取材させていただく側の配慮として「何か買ってくるものが
ありますか」と問えば、立浪氏は「じゃあレッドブルを…」と
遠慮なく頼んできましたが(そしていつもレッドブル、笑)、
そのくらいしかツッコミようがないくらい、礼儀正しさの
極みのような人でした。
周囲に気を配り、私のような下っ端にも丁寧に対応してくれる、
本当に野球が好きで「良きPL学園の教え」を実践する人…
ですが、唯一、女性がカンチガイしそうな天然ボケをやる人
だな、というのは思いました。本人は全然そんな気ないのに、
女性が「あら?(ドキドキ)」になっちゃうような、ちょっと
ズレた親切をやるなー…って。
とにかく、そうした経験から立浪氏に敬意と親しみがあった
ので、立浪ゲストの時に行くことにしたわけです。
なお、個人的な関わり以外の部分では立浪は敬称略です。
私は野球選手を、神たる斎藤雅樹ですら「斎藤」と言うので。

「ほろ酔い里崎智也のプロ野球語り呑み」は、平日開催ですが
19時開場の20時開演という、会社員向けの時間帯です。
そのへんも里崎がよくわかってくれてるよなー!
定時が一般よりちょっと遅めの私も、定時ダッシュで19時
すぎには会場の渋谷「東京カルチャーカルチャー」に到着
できました。
来ている人の大半が好きなチームのユニフォームやTシャツ
を身に着けている、濃い集会でした。私もロッテのビジター
ユニフォームを着用したうえに、里崎引退時に配られた
里崎の顔写真うちわを持参していたので、濃さで言ったら
かなりのものだと思うけど。
チケット購入時に整理券番号がついていて、その番号で席が
割り振られているので、酒やつまみを注文して席につきます。
お客さんは全部で60人前後ってところかな。
見回して驚いたのは、12球団のファンが集っていること。
ロッテファンだらけとか、今回は立浪だから中日ファンも
まざっているとか、そんなもんだと思っていたら、もちろん
ロッテファンと中日ファンが多いんだけど、12球団全部の
ファンが揃っていました。

時間になると、客席横のカーテンから里崎と立浪が出てきて、
すぐそばを通ってステージの上にあがります。
トークショーでは野球関連の話に終始。ガチの野球ファン
ばかり来ている理由がよくわかります。
立浪の話は、取材時に聞いた逸話などもあって微笑。
また、里崎が「ここだけの話」として球界の暴露話をして
「広まったらもうこういう会ができなくなるから、絶対、
公開しないように」と注意したりするんだけど、実際本当に
そのへんの話が今もってどこを見ても知られていないようで、
そこに集う野球ファンの野球愛と、里崎の「場の加減を計る」
技量を感じる本当に良いトークショーでした。

そして、この場を借りて、私は伏して謝罪をしたいと思います。
この時「立浪さんに関するクイズに全問正解した人には、
僕(里崎)と立浪さんの連名の直筆サイン色紙をプレゼント」
という催しがあったのですが…
クイズの内容、取材の時に聞いた内容がたくさんあったため、
全問正解の10名に私も入ってしまいました…
一種の「関係者」が優位に立つのはずるいよねえ。
もしも最後に「正解者は現時点で11人」などのしかるべき
状況になったら名乗り出て、色紙を辞退しようと思っていたの
ですが…
うまいこと、ピッタリ10人だったので、かえってそういう
余計なことを言い出すとイベントが混乱すると思って、黙って
色紙を有難く受け取ってまいりました。
あの場にいて、色紙がすっごく欲しかった方、本当に申し訳
ありません。色紙、超~大切にするのでご容赦ください。

実は最後に色紙をもらいに前に出た時、立浪が遠目に「なんか
この人見たことある??」という顔で私を見ていたような気が
しました。気のせいかもだけど。
もうこの時は取材から5年以上が経っていたし、取材当時私は
下っ端でしかなかったから、記憶にひっかかることはあっても、
「覚えて」はいなかったでしょう。
さらに、当時の立浪には私が斎藤雅樹の大ファン(つまり
傍目には巨人ファン)と伝わっていたので、この日の「全身
ロッテの服装でロッテOBのイベントに来ている人」という
私が「あの時のあのスタッフ」と気づくことはないでしょう。
それでも、ちょっと「知ってるような?」と思ってくれたん
だといいなー。色紙もらっちゃってほんとにゴメン。
当時、立浪が取材に対して「逆に得意だったのは斎藤雅樹さん
ですね」と答えた瞬間にピーンと表情が張り詰めた私。
同席の部長が笑って「この子、斎藤雅樹の熱狂的ファンなん
ですよ」と言ったら、立浪は妙~にうれしそうな笑顔になって
「それはすみません、よう打たせてもらいました」と答えた…
そんな思い出が去来する、立浪との再会でした。

最後、参加者全員で里崎と立浪を囲んで記念撮影をして終わり。
すっごく楽しかったので、「今度はロッテの選手がゲストの
時にでも、また行こう」と、一緒に行ったダンナと帰り道でも
盛り上がりました。

…というわけで12月21日(木)、同じ会場で開催された、
元ロッテ渡辺俊介がゲストの「ほろ酔い里崎智也のプロ野球語り
呑み」にも行きました。
元ロッテ選手同士のトークショーなので、前回よりは客の
ロッテファン比率が高かったと思いますが、やっぱり他球団の
ファンも多数来ていました。
トークの内容も「ロッテ関係者の内輪受け」になることなく、
客席の常連さんとの「いつも~だよね」みたいな掛け合いも
ちゃんとみんなにわかるように話が振られていて、こういう
ところが里崎の引退後の人気の秘密なんだろうと思いました。
個人的には「久しぶりに俊介見たわ~」としみじみ。
でも、立浪のスマートなかっこよさ、里崎のエネルギッシュさ
に対して、俊介は「枯れた一般人」みたいになっててちょっと
笑っちゃった。まあ、ロッテOBなのに「人前に出るモード」
を維持できる境遇にいられる里崎の才能が特殊なだけだけど。

そしてなんと、その翌々日、12月23日(土・祝)には
「里崎智也×田村龍弘 夢のトークショー」に行きました!
里崎と田村! 新旧背番号22、ロッテの元正捕手と現正捕手!
我が敬愛する者同士の、まさに「夢の」トークショーです。
これは「東京インテリア幕張店」の「東京西川」が開催者。
会場は、はるかかなた「新習志野駅」です。
(まあ、海浜幕張駅の千葉マリンスタジアムに通ってる分際で、
新習志野を「遠い」とか「かなた」とか言うのもナンだけどね)

千葉の客寄せイベントでもあるので、トークショーを見るのは
無料なのですが、「幕張店で東京西川の商品を~~円以上
お買い上げの先着50名様には、2人と一緒に写真を撮った
うえにサイン色紙がもらえる整理券をさしあげます」という
スペシャルな特典が!!!!!
その告知を球団HPかなんかで知った我が家はパニック。
「超~行きたい~、里崎と田村だよ、でも東京インテリアの
幕張店ってどこやねん、知らんわ~」とわめいて暴れる私。
「買い物に行って、整理券もらってくるよ」となだめるダンナ。
「たった50名様なんて、どうせ千葉県民で整理券ソッコー
うまるわ~、東京のロッテファンは虐げられてるんじゃー」と
勝手に悲観してますます荒れる私。
数日後、会社の昼休みにPHSに連絡が入り…
「買うのは枕でいい?」…なんのこと?
「他のものは高くて無理だから、1万〇千円の枕を買うしか
なくて、それだったら整理券が2人分もらえるから」
なんと、ダンナは東京インテリアの西川に電話して「今から
買いに行っても整理券は間に合いますか」と確認したうえ、
たった一人で新習志野に整理券を得るための買い物に行って
くれていたのでした。わけのわからん伴侶のために、ほんとに
いつも可哀そう…。
だが、私はというと、「告知から何日も経ってるのに、まだ
50名の整理券がはけてないなんて、主催者がロッテの選手に
ガッカリしているんじゃなかろうか」なんてことにくよくよ
しはじめるのでした。ほんとに面倒くさい性格だな!

枕1つだけをぶら下げて帰ってきたダンナがゲットしたのは
41番と42番の整理券。もっと後でも間に合ったんか!
それでも、ほんとにほんとに有難く、23日当日を迎えました。
新習志野駅まで2時間前後かかる! 車での来店をメインに
想定してる店だから、駅からも歩くと遠い!
こんな距離を、私のためにダンナは頑張ってくれたのか…
感動にむせびつつ「てゆうかダンナアホか、いやアホは私か」
とツッコミながら会場に到着。整理券を持っている客のために
ずらっとパイプ椅子が並べられている。よしよし…
この日の私は、勤め先が観戦チケット購入特典として私に
与えてくれた「TAMURA22」の青いユニフォームを
着用して、例の里崎うちわを持参。
だが「野球呑み」の時とは違って、ユニフォームを着ている
アホは圧倒的に少ない。「トークショーまではユニフォーム
脱いでたら…」と気まずそうに問いかけるダンナに「嫌だ。」
と堂々と答え、トークショー会場周辺に展示されたロッテの
展示物などを見て時間をつぶしました。

そして、選ばれし整理券持参者がロープの中の席に誘導されて
トークショー開始。
やだ~こんな近くで生田村見るのとか超うれしい~。
しかし、里崎を前にすると田村が「借りてきた猫」だったのが
超おかしかった。球団越しだったのかもしれないけど、
田村「背番号22ください」里崎「もっと打たないとダメ」
なんてやりとりが報道の片隅から窺えて、田村はもっと
図々しいくらい先輩にもいろいろ言える人なのかと思ったら…。
とにかく里崎のワンマンショーにアシスタントの田村が時々
話題を振られるみたいな感じになっちゃって笑った。

しかも、田村が背番号22を襲名したのは2016年オフで、
この2017年12月は、背番号22で1年をプレーした後
だったんだけど、里崎から田村にこんな質問が!
「全然怒ってないから普通に答えてほしいんだけど、あれだけ
22番ほしい~とかください~とか言ってて、なんで去年、
22番つけられることになった時に俺に一言もなかったの?」
…ああ、そりゃ~田村が悪い。ほんとに大失敗。
田村って、わりと人とコミュニケーション取るのマメらしいん
だけど、ほんとになんでこれをやっちゃったんだろう。
里崎は「ほんとに怒ってるとかじゃないんだよ」というのを
わかってもらおうとして明るい口調と笑顔で聞いているん
だけど、田村が凍りついてガッチガチ。
「ほんとに怒ってないから、なんでかな~って興味があるだけ
だから気楽に答えてよ」と問いかける里崎に、いったい田村が
どう答えたのか、それも覚えていないくらいに答えにならない
田村の姿が印象的でした。
田村、舞台裏で土下座して詫びとけよ。
要らないのに背番号が来ちゃっても、その番号を背負った
先輩がビッグな存在だったらそれなりに挨拶するもんだろ。
ましてや、自分が「22」を意味のある番号として、サトの
後釜を襲名したくてアピールしてたんだからな!

そんな爆笑・失笑トークの後は整理券を持ってる人たちだけの
スペシャルタイム!
事前に色紙に書き入れる名前を主催者に訊かれていたんだけど、
説明を受けたり誘導されたりする我々を背に、里崎と田村が
一生懸命受け取る人の名前を色紙に書き込んでいる。
里崎には悪いけど、ここはもう田村をガチ見。
やがて順に案内され、とうとう我々夫婦も壇上へ。
色紙を恭しく受け取り、里崎と握手。「先日の『語り呑み』も
行きました」と言ったら「ありがとう!」と言ってくれました。
田村と握手したときに何を言ったかは全然覚えてない。
大好きな人の前ではいつも真っ白になっちゃうんだよね。
里崎すまん。サトをディスっているわけではない。
そして、左から 田村→私→ダンナ→里崎 という並びで
写真を撮ってもらいました。
私が全身全霊をかけて田村の隣に写ろうと神経を尖らせて
ポジションを取ったことを誰も知らない…か、待機列からも
見て取れたか…どっちでしょうね?

さいわい50枚の整理券は全部はけたようで、椅子は50席
用意されていたんだけど、色紙も多分50枚サインして用意
してあったと思います。最後、これが何枚も余っていた様子が
あって、もったいないな~と思いつつ会場を後にしました。
だってさ、私とダンナで行ったら色紙に入れる名前を連名に
して、もらうのを「2人で1枚」にしないと、なんか申し訳
ないじゃない? そういう夫婦や親子が何組もいたと思う。
そうすると、50枚全部は使われないんだよね。
残ったら、主催者や里崎、田村はガッカリしないだろうか…。
変なところを気にしつつも、「田村と握手した~、一緒に
写真にも写った~」と、半分宙に浮いたまま帰ってゆく私
だったのでした。(本当に里崎すまん、あんたも好きやけん!)

なお、この時の4人で撮った写真ですが…
2018年の年賀状には間に合わなかったので、翌年の年賀状
(の、私一人版)において、トリミングして、田村と私の
ツーショット写真に見せかけて使いました。
ダンナと里崎、切り落としちゃってごめんな。
でも年賀状もらった人も、ロッテ田村とか知らないよね~。

それと、東京西川の1万ウン千円の枕は、私が安らかに毎日
使用しております。ダンナの枕は2千円です。

まあとにかくそんなわけで、プロ野球ファンであるという
ことは、それ以外にも実はいろんな楽しみがあるんですな。
私は基本、球場で試合を見る以外はどうでもいいんだけど…
たまにはこういうイベントに参加してみるのもいいもんだね!