かもはかもでも・・・

みんながいつもにこにこしていられますように・・・

勉強会に乱入

2007-01-16 15:35:03 | 日々の出来事
お友達のお子さんが通う幼稚園の親御さん主催(←この文章で分かりますか・・・?)の勉強会に乱入してきました。
すなわち、私は全くの部外者だったのですが、だれでも参加OKだったのです。

テーマは「思春期を乗り越える」で、講師の先生が今まで関わった、思春期にさまざまな問題(不登校や自殺、家庭内暴力や引きこもりなど)を抱えてしまったお子さんたちのお話を伺いました。

思春期のお子さんたちにいろいろ出てくる問題の芽は、もっと小さいときの経験や親のかかわりに起因します。
幼児期から8歳くらまでが最も重要だそうです。

そして思春期の問題から立ち直るには、「愛情」「社会的自信(友達から一目置かれるような特技をもつ」「人生を満喫している人との出会い」の三つの要素が必要になります。
それでも立ち直れたのはその先生が関わったお子さん方の5割に過ぎないそうです。

現在の育児は母子という親子カプセルに閉塞されたもので、それゆえいろいろな問題が生じるそうです。
父親は「家族を守るため」と思うあまり仕事中心で家族を顧みなくなりがちですが、家庭における父親の存在というのは大変重要だそうです。
そういう意味で、子どもに働いている父親の姿、余暇を楽しむ父親の姿を見せることが必要になってきます。
講師の先生は明言しませんでしたが、父親の育児参加は最も必要とされることだと私は感じました。

また、幼少期に痛ましい体験や愛された経験を持たずに成人して親になった人が、自分の思春期には問題が表面化していなかったのが、自身が子育てをする段階になってうまく子育てが出来ない(例えば虐待の連鎖など)ということもあるそうです。

お話を聞いて、色々と身につまされ、自分に照らし合わせて考えても子育て中の親にもアイデンティティ・クライシスは十分に起こりうると思いました。

子育てに悩まない親はいないと思います。
私自身もいつも手探りです。
いわんや、ゆうちゃんが亡くなったことでいろいろとかっちゃんやひいちゃんに望ましくない接し方もしているかもしれません。
でもそれもまた今の私たち家族の姿です。
無理のない範囲でみんなが心地よくしていられる家族でいたいです。

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4 Comments

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良いと思う ()
2007-01-17 09:36:15
親って、子どもを育ててるんじゃないと思う。
ある意味、育てられてるんだと思う。

完璧な親なんて、それこそ子どもから見て、良い親じゃないかもしれない。

だから、苦しみ、悩み、悲しんでいることを見せて良いと思う。
でも、かっちゃんも、ひいちゃんも、両親の愛を感じているから、それで良いんじゃないかなあ?

そう思いますよ。

望ましくない接し方があるかもしれないって思うなら、それ以上に抱きしめて(文字通りでも、心ででも)やる事で、帳消しになるんじゃないかなあ。
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そうですね (おーわ)
2007-01-17 10:42:59
●杏さん

ありがとうございます。

この勉強会に参加して、色々感じましたが、なによりも「これからも自分のできる範囲でやっていこう」と、前向きに考えることができたことがもっとも大きな収穫です。

昨日はいつもよりたくさんかっちゃんを抱きしめて「ありがとう」と言うことができました。

もうお子さんが小学生になった先輩お母さん方もたくさん参加されていましたが、皆さん大変そうですがキラキラ生き生きとした表情をなさっていらしたのが印象に残りました。
今の私には将来のことはなかなかイメージができないのですが、「あんな素敵なお母さんになれたらいいな」と感じました。
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Unknown (GYOGYO)
2007-01-17 14:04:39
何度も繰り返して読みました。
佐々木先生の著書にも『思春期に出てくる問題の芽は、もっと小さいときの経験や親のかかわりに起因する。幼児期から8歳くらいまでが最も重要』とありますね。

自分自身がかなりしんどい思春期を送ったので、子どものことも他人事ではなく、時々この子達はどうなるんだろう・・・とぼんやり考えます。

子ども達が思春期はおろか、小学校になったときの自分の姿、ってちょっと想像つかないです。ゆっくりじっくり悩みながら成長していきたいと思います。
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子どもに寄り添って (おーわ)
2007-01-18 07:44:15
●GYOGYOさん

GYOGYOさんにも聞いてもらいたいくらい、面白い勉強会でした。

そうそう、佐々木先生のお話と重なる部分も結構ありましたが、佐々木先生がお医者様の立場なのに対して、こちらの先生はカウンセラー兼教育者という感じでもっとざっくばらんな感じでした。

子どもたちがどうなっていくのか、本当に想像できませんよね。
いつもべったり泣いてばかりだったかっちゃんがこんなにしっかりするとは私も思いませんでした。

それでも子どもに寄り添って、悩んだり喜んだりしながら、お互い子育て(=自分が親になる過程ともいえますね)していきましょう!
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