図書館で借りて一気に読みました。
安部司 2005 『食品の裏側―みんな大好きな食品添加物』 東洋経済新聞社
ISBN4-492-22266-9
【感想】
レビューといえるようなたいそうなものは私には書けませんが・・・
食品添加物について、その「光」と「影」の部分を分かりやすい言葉で書いてあります。
白い粉だけを混ぜて作る「とんこつスープ」の実演はかなり衝撃的かもしれません。私は100kgの肉から130kgのハムを作り出す「プリンハム」が面白かったです。
そのほか、しょうゆなどの基本的な調味料がにせものにすりかわっている話、コンビニのおにぎりで10種類近くの食品添加物が体に入ってしまうこと、化学調味料により味覚が壊れていくこと・・・などなど。
また、食品添加物が一括表示が出来ることは私も知りませんでした。「乳化剤」などと書かれているものは複数の食品添加物が含まれているそうです。
それぞれの食品添加物がどのような目的で使われているのかを知ることも出来ました。
個々の食品添加物についての毒性の実験は行われて国が認可をしていますが、複数摂取による人体への影響はわかっていない(=危険性を孕んでいる)、というのも知りませんでした。
私は以前から漠然と化学調味料には違和感を感じていたので、家でお味噌汁をつくるときにだしの素(某メーカーのほ○だしとかかな?)を使ったことはありませんし(基本的に昆布+削りたてのかつお節または乾ししいたけ)、急ぎのときは削り節などが入った天然の出しパックを使っています。他の方のお台所事情はよく分かりませんが、便利だから使っている人もいるのかな・・・?
食品添加物の有無や種類についても表示を見て選ぶようにしています。ハムはスーパーでは安心して買えるものはほとんど取り扱っていないのが現状です。基本的に我が家では生活クラブのものを購入しています。
何を食べるかは、人それぞれ自由だと思います。
でも、食品添加物によってもたらされる恩恵と、その負の部分と、自分が食べているものがいったい何なのかを知った上で
食べるものを選択するのと、まったく何も知らないで食べてしまうのとでは、違うと思うのです。
私は出来る限りでやっぱり体に安全なものを家族に食べさせたいと思うのです。
今まで特に気にしていなかった方も、まずは原材料の表示を見てみませんか?
それから十数年、今では自信を持って、『まともな材料を使って、まともな作り方で作った物は美味しい』と言えるようになりました。
よく分からない『白い粉』は出来るだけ避けたいですね。
すごい色のとか喜んで食べてたなぁ。
着色料だけじゃなかったんだろうね、入ってるの。
でも、美味しければOK(笑)
チェリオ、大好きです。
こんにちは。私は二代目組合員なので、生活クラブが当たり前で、味の違いははっきりは分からないのですが、生活クラブで育っていない先輩は、いつも「やさしい味だね」と言っています。彼も生活クラブのものが安心と言ってくれるのでとても助かっています。
「よく分からないもの」を知らず知らずのうちに食べてしまうのは、やはり避けたいです。
駄菓子は思い出すだけですごそうなのが分かるよね。砂糖水に色素で色付けしただけのオレンジもどきジュースとかもあっただろうね。
でも自分が好きなものはやめられないよね~
その気持ちもとてもよく分かります。私も糖分の取りすぎが体によくないのは分かっているけれど、甘いお菓子だけはやめられないし、肉食もやめられません。
そのめぐり合わせはびっくりですね!
組合員になると、『生活と自治』という冊子を購読することになると思うのですが、これがまた食をつうじての面白い記事がたくさん載っています。
先月の特集のタイトルは、なんと「地球温暖化」でした
地球の未来まで考えてる!?