かもはかもでも・・・

みんながいつもにこにこしていられますように・・・

悲しいです

2006-01-04 07:17:05 | ゆうちゃん
知らない人が、私のおなかが大きいのを見て、かっちゃんに「もうじきお兄ちゃんになるんだね」と話しかけてくれることがあります。
私はいつもその横でへらへら笑っていますが、内心「すでにゆうちゃんのお兄ちゃんなのに・・・」と思っています。
見ず知らずの人に「じつは妹が死んで・・・」と泣きながら話す必要もないと思い、特にわざわざ言わないのですが、心中は悲しく複雑です。

でも、知らない人なら許せても、親類など事情を知っている人が何の気なしに、手紙に「かっちゃんはもうすぐお兄ちゃんになるんだから」と書いていたり、年賀状に「もうすぐ2人目出産ですね」などと、書いてくると、ものすごく悲しくなると同時に、悔しくて腹が立ちます。

あのね。かっちゃんはすでにお兄ちゃんになっているし、今度の赤ちゃんは3人目なのですよ

私たち家族にとって、ゆうちゃんだってかけがえのない家族なのです。
それはかっちゃんにとっても同じなんです。
ゆうちゃんがいたときもかっちゃんはおにいちゃんとしてとてもよく面倒を見てくれたし、今だって天国にいるゆうちゃんのことを、親と同じとまでは行かなくても家族として彼も認めています。

あまりに短い命だったから、ゆうちゃんはこの世にいなかったように扱われるのでしょうか。
次の赤ちゃんが生まれるからといって、私たちにとって、ゆうちゃんがいなかったことには決してならないのです。

物事の感じ方は人によって異なるし、人の気持ちを察することというのは、同じような体験をしたことがあるか、よほどやさしく深い思いやりをもっていなければ難しいというということは分かります。

でも、何気なくかけた言葉で、誰かを深く傷つけているということがあるんです・・・