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朝の光(聖書の言葉)

2サムエル記 1 (1-6章)

1サムエル記と2サムエル記は,

元は1冊の書物でした。


ギリシャ語に訳されたとき

2巻となりました。


著者はわかりません。


著者は,サムエルが書いたことを

ナタンとガドが

完成させたという説があります。


1サムエルはサムエルの誕生から,

サウル王の時代,ダビデの油注ぎ,

サウル王の死までの

イスラエル史を記しています。


2サムエルではダビデの治世の記録です。






2サムエル記 1-6章 解説

ダビデの治世

(前1017-970年頃)




ダビデ,ユダの王となる


(2サムエル1:4)

「そこへユダの人々がやって来て,
ダビデに油をそそいで
ユダの家の王とした。」


ダビデがユダの王となります。


☆彡


(2サムエル2:1-4a口語訳)

この後,ダビデは主に問うて言った,
「わたしはユダの一つの町に
上るべきでしょうか」。
主は彼に言われた,「上りなさい」。
ダビデは言った,
「どこへ上るべきでしょうか」。
主は言われた,「ヘブロンへ」。
そこでダビデはその所へ上った。
彼のふたりの妻,
エズレルの女アヒノアムと,
カルメルびとナバルの妻であった
アビガイルも上った。
ダビデはまた自分と共にいた人々を,
皆その家族と共に連れて上った。
そして彼らはヘブロンの町々に住んだ。
時にユダの人々がきて,
その所でダビデに油を注ぎ,
ユダの家の王とした。




ダビデ,イスラエルとユダの王となる


(2サムエル5:2 口語訳)

「先にサウルが
われわれの王であった時にも,
あなたは
イスラエルを率いて出入りされました。
そして主はあなたに,
『あなたはわたしの民イスラエルを
牧するであろう。
またあなたは
イスラエルの君となるであろう』
と言われました」。


ダビデは神によって選ばれ,

サムエルから油を注がれます。


サウルは嫉妬によって,

ダビデを追いますが,

ダビデは神により頼んで生活します。


ダビデは7年6か月の間,

ヘブロンでユダ民族を治めました。


その後エルサレムで33年間,

全イスラエルとユダを治めます。


☆彡


(2サムエル5:1-5口語訳)

イスラエルのすべての部族は
ヘブロンにいるダビデのもとにきて言った,
「われわれは,あなたの骨肉です。
先にサウルがわれわれの王であった時にも,
あなたはイスラエルを
率いて出入りされました。
そして主はあなたに,
『あなたは
わたしの民イスラエルを牧するであろう。
またあなたは
イスラエルの君となるであろう』
と言われました」。
このようにイスラエルの長老たちが皆,
ヘブロンにいる王のもとにきたので,
ダビデ王は
ヘブロンで主の前に彼らと契約を結んだ。
そして彼らは
ダビデに油を注いでイスラエルの王とした。
ダビデは王となったとき三十歳で,
四十年の間,世を治めた。
すなわちヘブロンで七年六か月ユダを治め,
またエルサレムで三十三年,
全イスラエルとユダを治めた。」




ペリシテと戦う


(2サムエル5:25口語訳)

「ダビデは,
主が命じられたようにして,
ペリシテびとを撃ち,
ゲバからゲゼルに及んだ。」


ダビデはペリシテ人と戦い,

契約の箱をエルサレムに運び入れます。


☆彡


(2サムエル5:17-25口語訳)

さてペリシテびとは,
ダビデが油を注がれて
イスラエルの王になったことを聞き,
みな上ってきてダビデを捜したが,
ダビデはそれを聞いて要害に下って行った。
ペリシテびとはきて,
レパイムの谷に広がっていた。
ダビデは主に問うて言った,
「ペリシテびとに向かって
上るべきでしょうか。
あなたは彼らをわたしの手に
渡されるでしょうか」。
主はダビデに言われた,
「上るがよい。
わたしはかならずペリシテびとを
あなたの手に渡すであろう」。
そこでダビデはバアル・ペラジムへ行って,
彼らをその所で撃ち破り,そして言った,
「主は,破り出る水のように,
敵をわたしの前に破られた」。
それゆえにその所の名は
バアル・ペラジムと呼ばれている。
ペリシテびとは
その所に彼らの偶像を捨てて行ったので,
ダビデとその従者たちはそれを運び去った。
ペリシテびとが,ふたたび上ってきて,
レパイムの谷に広がったので,
ダビデは主に問うたが,主は言われた,
「上ってはならない。
彼らのうしろに回り,
バルサムの木の前から彼らを襲いなさい。
バルサムの木の上に
行進の音が聞えたならば,
あなたは奮い立たなければならない。
その時,主があなたの前に出て,
ペリシテびとの軍勢を
撃たれるからである」。
ダビデは,主が命じられたようにして,
ペリシテびとを撃ち,
ゲバからゲゼルに及んだ。




神の箱をエルサレムに運ぶ


(2サムエル6:20-22口語訳)

ダビデが家族を祝福しようとして
帰ってきた時,
サウルの娘ミカルは
ダビデを出迎えて言った,
「きょうイスラエルの王は
なんと威厳のあったことでしょう。
いたずら者が,恥も知らず,
その身を現すように,
きょう家来たちのはしためらの前に
自分の身を現されました」。
ダビデはミカルに言った,
「あなたの父よりも,またその全家よりも,
むしろわたしを選んで,
主の民イスラエルの君とせられた
主の前に踊ったのだ。
わたしはまた主の前に踊るであろう。
わたしはこれよりも
もっと軽んじられるようにしよう。
そしてあなたの目には
卑しめられるであろう。
しかしわたしは,あなたがさきに言った,
はしためたちに誉を得るであろう」。



2022-12-30

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