ピリピ書 解説 2023.12.5
○
ピリピ 1章
生きることはキリスト
(ピリピ1:21)口語訳
「わたしにとっては,
生きることはキリストであり,
死ぬことは益である。」
イエスを信じることで,
生きることも死ぬことも益となります。
●
ピリピ 2章
へりくだる
(ピリピ2:3,4)口語訳
「何事も党派心や虚栄からするのでなく,
へりくだった心をもって
互に人を自分よりすぐれた者としなさい。
おのおの,自分のことばかりでなく,
他人のことも考えなさい。」
へりくだって,初めて他人のことが分かり,
他人のすぐれたところが,分かります。
☆彡
(ピリピ2:1-4)口語訳
「そこで,あなたがたに,
キリストによる勧め,愛の励まし,
御霊の交わり,熱愛とあわれみとが,
いくらかでもあるなら,
どうか同じ思いとなり,同じ愛の心を持ち,
心を合わせ,一つ思いになって,
わたしの喜びを満たしてほしい。
何事も党派心や虚栄からするのでなく,
へりくだった心をもって
互に人を自分よりすぐれた者としなさい。
おのおの,自分のことばかりでなく,
他人のことも考えなさい。」
○
キリストを模範とする
(ピリピ2:6-11)口語訳
「キリストは,神のかたちであられたが,
神と等しくあることを
固守すべき事とは思わず,
かえって,
おのれをむなしうして僕のかたちをとり,
人間の姿になられた。
その有様は人と異ならず,
おのれを低くして,死に至るまで,
しかも十字架の死に至るまで
従順であられた。
それゆえに,神は彼を高く引き上げ,
すべての名にまさる名を彼に賜わった。
それは,イエスの御名によって,
天上のもの,地上のもの,地下のものなど,
あらゆるものがひざをかがめ,
また,あらゆる舌が,
『イエス・キリストは主である』
と告白して,
栄光を父なる神に帰するためである。」
イエス・キリストが人として来られたことは,
神のへりくだりです。
そして,
イエス・キリストはへりくだり
十字架に架けられました。
しかし,
神はキリストを高く引き上げました。
キリストは,
復活し,天に昇り,神の右にあります。
●
ピリピ3章
キリストに捕らえられる
(ピリピ3:12)口語訳
「わたしがすでにそれを得たとか,
すでに完全な者になっているとか
言うのではなく,
ただ捕えようとして
追い求めているのである。
そうするのは,
キリスト・イエスによって
捕えられているからである。」
イエス・キリストを信じると,
罪を赦され,救われます。
しかし,完全な者となり,
救いが完成したわけではありません。
罪が赦されていても,
罪が無くなったわけではありません。
私たちは完全な者となるように努力します。
救いの完成というゴールを目指して,
走り始めています。
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目標を目ざす
(ピリピ3:13,14)口語訳
「兄弟たちよ。
わたしはすでに捕えたとは思っていない。
ただこの一事を努めている。
すなわち,後のものを忘れ,
前のものに向かってからだを伸ばしつつ,
目標を目ざして走り,
キリスト・イエスにおいて上に召して下さる
神の賞与を得ようと努めているのである。」
後ろを見ることなく,
キリストを目標として走ります。
○
いつも喜びなさい
(ピリピ4:4)口語訳
「あなたがたは,
主にあっていつも喜びなさい。
繰り返して言うが,
喜びなさい。」
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思い煩ってはならない
(ピリピ4:6,7)口語訳
「何事も思い煩ってはならない。
ただ,事ごとに,
感謝をもって祈と願いとをささげ,
あなたがたの求めるところを
神に申し上げるがよい。
そうすれば,
人知ではとうてい測り知ることのできない
神の平安が,
あなたがたの心と思いとを,
キリスト・イエスにあって守るであろう。」
思いわずらわず,
求めることを神にはなしなさいと言います。
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(ピリピ4:13)口語訳
「わたしを強くして下さるかたによって,
何事でもすることができる。」
イエス・キリストは,
私たちを強くしてくださいます。