マケドニヤの叫び
(使徒16:9)
「ある夜,パウロは幻を見た。
ひとりのマケドニヤ人が彼の前に立って,
『マケドニヤに渡って来て,
私たちを助けてください。』
と懇願するのであった。」
パウロの第2回の伝道での出来事です。
トロアスでパウロは幻を見ました。
その幻により彼らは,神の導きが,
さらに西方のマケドニアに
行くことにあると確信しました。
彼らは,
船でマケドニアに渡っていきました。
こうして最初のヨーロッパ伝道が
始まりました。
(使徒16:1-10)
それからパウロはデルベに,
次いでルステラに行った。
そこにテモテという弟子がいた。
信者であるユダヤ婦人の子で,
ギリシヤ人を父としていたが,
ルステラとイコニオムとの兄弟たちの間で
評判の良い人であった。
パウロは,
このテモテを連れて行きたかったので,
その地方にいるユダヤ人の手前,
彼に割礼を受けさせた。
彼の父がギリシヤ人であることを,
みなが知っていたからである。
さて,彼らは町々を巡回して,
エルサレムの使徒たちと長老たちが
決めた規定を守らせようと,
人々にそれを伝えた。
こうして諸教会は,その信仰を強められ,
日ごとに人数を増して行った。
それから彼らは,
アジヤでみことばを語ることを
聖霊によって禁じられたので,
フルギヤ・ガラテヤの地方を通った。
こうしてムシヤに面した所に来たとき,
ビテニヤのほうに行こうとしたが,
イエスの御霊が
それをお許しにならなかった。
それでムシヤを通って,
トロアスに下った。
ある夜,パウロは幻を見た。
ひとりのマケドニヤ人が彼の前に立って,
「マケドニヤに渡って来て,
私たちを助けてください。」
と懇願するのであった。
パウロがこの幻を見たとき,
私たちはただちに
マケドニヤに出かけることにした。
神が私たちを招いて,
彼らに福音を宣べさせるのだ,
と確信したからである。
2020-04-27