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紙々是好日 紙漉き職人のブログ

岐阜は良いとこ一度はおいで

東京でセミナー登壇してきました。

内容はというと、岐阜に興味がある方、移住を考えている方へ、岐阜は良いとこ一度はおいでという、移住セミナー。最近各地行われていますね。

上野の芸大の裏にある「岐阜ホール」さん

岐阜に移住してどうだったか?とか仕事をして行く上でどうか?などの経験をお話しさせていただきました。

私は和紙を作るために移住してきたので、もう目的はハッキリしてるんですよね。
おまけに岐阜の前には福井の今立町という小さな町に移住し紙を漉いていました。
ここは美濃よりも小さな町でお店も多くなく、日本海側なので秋から春までずっと曇りか雨か雪。テレビは民放2局NHK2局というところ。
ここが初めて実家を出て暮らしたところ。

元々教職員寮として使われていたところなので、平屋にキッチン付ワンルームが9つ、トイレは男女別で3つずつ、お風呂は改修したばかりで大きく綺麗なのが2つと広ーい中に一人で住んでました。

怖くない?なんてよく聞かれたけどそんなことはなくて、何より掃除が大変なのと冬は広ーい敷地の雪かきが大変でした。

そんな所に住んだ経験があるので何も心配な事はなく。。(今は建て替え立派な建物に☆)

何故美濃に来ることになったかと言うと理由は幾つもあるので省略。

兄弟子の方から繫いでいただき美濃竹紙工房に話をして貰い、一ヶ月スクールの際に挨拶をしに。弟子入りが決まり、日程も決まったところで師匠の方で家を探してくれてそこに住むことになったのでした。

またそこから通うための自転車も貸してくれたり。バイクと一緒に移住したので買い物は困りませんでしたね。

住んでみると、太平洋側と日本海側の丁度間にある通り、天気が安定してて夏は台風の影響がさほどなく、冬は雪が降りすぎることもなく、かといって乾燥しすぎる事もなく。地震もない。
凄く安定した土地で野菜が安いし美味しい。

実際消費の中心地東京と
文化の宝庫京都との間にあるので交通の便が良く工場も沢山ある。

首都を中濃へ誘致したがった理由がわかります。

しかし岐阜の良さは豊富な自然。山々や美しい川、美味しい水と空気なのです。
毎日変わる空の美しさと夕焼けの鮮やかな色、四季で変化する山の様子など、人間は自然の中で生きていて、生かされているのだと肌で感じることが出来る。

地球の圧倒的なエネルギーを感じるのです。

そんなこと、東京にいるときにはこれっぽっちも思わなかったこと。人間がコントロールできるものでしょなんて思ったりして。

岐阜に住んで、それが間違っていたこと、一人では生きていけないし、支え合って助け合って生きることの大切さを気づかされたのです。

なんて、大きなことを言ってるみたいですが、人生助け合い大事ですからね。

だからとても岐阜が好きだし、移住とまでは言わなくても遊びに来て欲しいし知って欲しい。

そのセミナーでざっとした質問内容をいただいていたのですが!自分の話が長すぎて話せなかったこと。それは岐阜で行きたい場所。
たっくさんあります。

五色ヶ原のトレッキング
小坂の滝巡り
神岡のガッタンゴー
古川の三寺参り
白川郷に宿泊
揖斐川の天空の茶畑
県内温泉巡り

他にも史跡名所はまだまだ盛り沢山ありますが、もう行っているのだ。

今度ゆるりと紹介しようかな。

あ、忘れるところでした、
今回は対面とオンラインの同時進行で「手漉き和紙で虹色の薔薇作り」のワークショップをさせていただきました。

対面ですとギフクラフトフェアでさせていただいたりして毎年7,80名ほど指導をしているのですが、オンラインは初めて。
ちょっとした修正なんかも出来ないので、言葉でわかりやすく説明出来るようにと、言い方、伝え方にとても気をつかいました。

参加者の方も積極的に質問をしてくださり、なるほどそんなところがわかりにくいのだなととても勉強になりました。
あんおわしてる私を司会者の西村さんがとてもフォローしてくれて皆さん素敵な薔薇が出来ていたのでホッとしました。

和紙、また使ってくださいねー!
ぜひ岐阜にも足をのばしてみてください♪

写真を撮り忘れてたので帰り道にあった芸大の門を貼っておきます(いらんがな)










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