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尾瀬学校・伊勢崎市立赤堀中学校

伊勢崎市立赤堀中学校のガイドで尾瀬に入ってきました。

鳩待峠で、どんな人(ガイド)と一緒になるのか
興味津々な彼らと会って挨拶。
準備体操をし、この日の動きについての打ち合わせを…。

「尾瀬では、勉強ももちろんだけれど、
楽しむこともとても大切…」なこと。
「目をよく使うコトが、楽しむためのヒントになる…。
そのためには目のスイッチを
もう一度入れなおしてほしい・・・」ことを伝えて、
フラッシュカードなども使ってのオリエンテーションを進めるが。
さらに私の今年のテーマともいえることをもう一つ…。
「毛虫の苦手な人は…いるかな?」
3人の手が上がる。
「すっごくダメって、感じなの…?」
顔で頷く…。
「私からのお願いがあるんだけれど・・・?
今日一日だけ、
そのスイッチを切っておいて欲しいんだ。
おどかしたりしないで落ち着いて見せるというか、
ちゃんと会わせてあげるから、
今日だけ…、ねっ。」
顔で頷く…ように見えた。
そう、普段毛嫌いしているものに
正面から会ってみる・・・が今年の私のテーマ。
イモムシケムシ類はそのためにはすごく良いと
私は思っています。
正面から落ち着いてみると彼らはなかな
かイケテル顔をしていたりするからです。

「そうそう、それとそばに来る虫たちを、
やたらと手で払う人がいるけれど、
逆に虫を怒らせて危なくなったりするよ。
尾瀬ではだいじょうぶな虫も結構多いし、
私が判断できるので、そんな時は聞いてね…。
ちゃんと出会って、顔を見て見ようよ、今日は。」
と、言ったか言わないかのうちに、
「タケさん、これ?」
その危なくない虫のうちの筆頭ともいえる、
ヒラタアブを見つけた子が…。

私が自分の手にのせて、
よーく会わせてもらった後、
ひとしきりみんなもアブとじゃれて遊んで…そして、出発。

でも、先生による班の写真撮りの関門…が。

なぜかって、
「もたもたしていないでホラ、あとの子は後ろで<尾瀬>の
看板の前に立ーーつ。」と先生。
アレレ、2人ほど遅れている…。
アブを手のせ状態のままだ。
小さすぎて先生には彼らが何をしているのか…は
見えないし、分からない。

とりあえず、なんとか写真を撮り終わって、
下界の種を払うブラシを通って尾瀬に入場。

「えーーと、みんな忘れてない…よね。
目だよ、目のスイッチちゃんと入れてくれたかい?」
「ねえねえ、タケさんアブがまだついてきてるよ。」
この子たちはあっという間にヒラタアブと仲良くなり、
<動くモノ大好き班>らしいグループ(?)の、
今日の尾瀬行きが始まったわけです。

で、もちろんのことですが、
彼らは花も樹木も景色も、
たくさーーん、たくさーーん、見たんですよーー。
ただし今日は、この班のみんなに敬意を払って
動くモノ中心にまとめちゃいます。
えっ「何時もそうだろ。」って?
そうなんですが、今日はトクベツに・・・多くです。

「肝心なヒラタアブの写真がないっ。」って。
はい、ヒラタアブが彼らを離れてすぐ、
次に出会ったのがワタムシ(仮称=調査中→7/2の画像にあります)…で、
その次に会ったのが1枚目の画像の、イモムシです。
正面から、見てもらいましたが、
さっきの女の子たちも…ちゃんと確認していました。
「目がカワイイ!」
私「イイゾー、何とかケムシにつなげよう。」

で、ヒラタアブは、
今日の最後の部分、
私のガイドの仕事がが終わってから、
彼らがしでかしたコト…、
の画像の中に写っていますので…
お楽しみに。

で、
立派なケムシ君のお顔も…入っていますので、
苦手な人には千載一遇! スバラシイ・・・チャンス。
是非、今か今かと、
時々深呼吸をしながら…お進み下さい。

彼らが片っ端から探してくれた、虫たち…。





これはおそらく虫の方は怖くないのですが、
葉っぱがね…なんとも。
ものすごくこわーい。

3組1班のみなさん、覚えてますかーー?
あのサンマイサンマイ…ですよーー。
ツタウルシ・・・です。

えっ、「ウルシでかぶれるって、この虫はだいじょうぶなの…」って?
ガイド泣かせのイイしつもーーんが。
「虫に聞いてっ、虫に。
ま、ウルシかぶれの虫ってのは、見たことはないね。」


カメムシの仲間ですね。
模様がキレイ。
もう少しうまく写せると良かった…。


「ふむふむ、これはミズバショウの葉ですね。
葉がこんなふうになる前にあったはずの、
美しい白いホウの部分はもう無くなっていて、
右上のブツブツした棒状のモノが実際の花のあったところで、
そろそろ実になり始めているのでは…、」
というあなたは、
ミズバショウのことをよく知っている尾瀬通。

でもですね、
視線を感じませんか・・・何かの視線を?


はい、全く葉と同じ色のカエル君、
シュレーゲルアオガエル君があなたを見ていましたね。
これもスイッチの入った子どもの目・・・が見つけました。

さて、これも今日の大発見。
<山の川上橋>の上から見つけたのは、
ゆったり泳ぐ大きなイワナ。
「さあ、うちの班、いろいろ見つけながら来て、
かなり遅れたからイワナを見た子から動こう!」と、
私が先のほうに行って促したところ、
1人の男の子の視線が別な場所に…。
「タ、タケさん、なんかいる。」
「ナ、ナニ。魚じゃないってこと?」
「ウン、コレ、ココ、ココッ。」
行ってみると、コレ…でした。

サンショウウオですね。
17年尾瀬に通っている私も、
この場所で見たのは初めて…。

流水性ということは、
ハコネサンショウウオなのかな?


この子(女子)の服には、何度も何度も虫が止まり、
彼女はそのたびに私を呼んでくれる。
最後のころになって彼女は、
「別に虫が止まってもいいけど、なんで私ばかり止まるんだろ?」
そ、そ、そ、それって、
そのクウェッションマークって、タイセツーー!!。

「ねぇ、みんな、どうしてだと思う。」
一呼吸あって、1人が…「白だから?」
「うん、うん、きっとソウダヨ。
君ともう1人だけ白いの着てる。」
君にも虫が来てたでしょ。」
その子「うん。」
別な子「あっ、私の服のこのちょっとだけ白い部分にも、
虫がさっき止まってた。」
2人以外は紺色でワンポイントで白の入ったジャージを着ていました。

こんな気づきの場にいられるのも、
私の楽しみ…です。


今日、何度も寄ってきたし、見かけた黒い虫です。
触ってみるとコワイくらいにフニャリ…と柔らかだった。


ツマトリソウがたくさーーん、咲いていました。


レンゲツツジのある湿原の風景。
以上の2枚だけは、動くモノ系ではないですね。
花も風景ももちろんたくさん見てきました。


「これも花でしょ…」って?
はいはい、そうなんですが…ナント、
これって食虫植物のコタヌキモ…で、
このかわいい花の下の水の中の部分に
生き物を捕らえる袋を持っているんです・・・ね。


ハッチョウトンボ。
これも子どもが見つけました。
日本で一番小さなトンボ(イトトンボ類を除く)です。

さて、帰り道のこと、出てきましたね。

これも子どもが、見つけました。
おそらくヒトリガの仲間の幼虫。
愛嬌があって触るコトの出来るクマケムシもヒトリガの仲間だけれど、
毒のあるのもいるので要注意ではある。

ということで今回は私の手にとって、
正面から落ち着いてご対面…とは行かず。
かといって、後ろから別な集団がせまってきていたので、
腹這いになって正面から…というのも無理。

写真で撮っておきました…。

これが…それでございまする。

いい顔してませんか?
血統書付きの犬の種類にこういう風な顔のカワイイのって、
いませんでしたっけ?

鳩待峠まで戻って、整理体操と振り返りを終え、
それまで、ヒラタアブを見つけるとどこででも、
<手のせヒラタアブ>をやっていた彼らは、
バス出発までのあいだに、
3匹一緒手のせアブ撮影に…挑戦と、
あいなりました。

オ・ミ・ゴ・ト!!!


ついでに、頭のせ…と、手のせの競演…でーーす。

今日も楽しい…尾瀬でした。

さて、夏前の尾瀬学校へのわたしの関わりは今日の学校で終了。
ということもあって、ちょっとこの回のブログは、
落ち着いて振り返り書いてたため、長めになりました…。

<尾瀬での学習>を事前に強調されすぎて(?!?)
来られた学校の生徒さんは、
時にいい出会いができにくかったりすることもあるのですが、
たいてい何時もはこんな感じです。
私としては、勉強も大事…でも、
学校から出て、すばらしい自然…を目の前にしたら、
彼らの感性や身体を使って楽しめるコト…はさらに重要。
すばらしい尾瀬…を、
子どもにとっては、アレもダメコレもダメ(特別保護地区)、
勉強しなきゃダメ…の窮屈な尾瀬で終わらない、
また来たい尾瀬、また交わりたい自然…に、
と思っています。

このあとの夏の期間、
私はサマーキャンプを始めとするクラブの
イベントに身体と心を傾けたいと思っています。

去年のサマーキャンプ
あるきんぐクラブのサマーキャンプって?

この週末はキノコを使った<染め>のイベントです。
ブログにもアップしまーーす。

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===尾瀬学校のページについて===
ガイドしながら…、歩きながら…ということで、
半分は液晶モニターも確認出来ないような状態で撮った画像です。

私といっしょに自然体験をしてくれた班のみなさんは<振り返り用>
として思い出しながら見てくれれば…、嬉しいです。

もっともこの画像は尾瀬の自然の中での出会いのほんの一部です。
実際はもっともっとたくさんの出会いがあって、
参加したみなさんの頭や心の中には自然の厳しさも含め
さらにステキな絵や体験が記憶されていると…思います。

※尾瀬学校(=群馬県の事業):去年スタートした、
「群馬県内の子どもは義務教育在学中に一度は尾瀬へ」のプログラム。
<尾瀬ガイド事業者ネットワーク>の一員である
NPO法人あるきんぐクラブ・ネイチャーセンターは
ガイド団体として参加しています。
このブログの尾瀬学校のページは、
参加した子どもたちの事後学習としても役立ててもらえることを目指し、
現在のところネイチャーセンターの事務局長でガイドの
竹内成光が試験的に作成しています。

※子どもたちが閲覧する可能性のあるページですので、
迷惑コメントなどに関しては、現在5名ほどの運営協力者が
チェックや削除をする体制を整えています。

※参加者のみなさんや学校関係者がここで表示されている画像を
お使いになる場合には、フリーでどうぞ。

※記事中の記載に間違えがありましたら、
コメント欄でお教え頂ければ嬉しいです。
また、このページの運用等に関してのご意見があるようでしたら、
左側のリストにありますメール機能でご連絡下さい。
よろしくお願いします。
コメント ( 12 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
ありがとうございました! (清水)
2009-07-04 08:00:12
どうも、清水です!
昨日はありがとうございました!
とても、楽しかったです!ブログにも載せてくれてありがとうございました!
でも、一つ気になりました
それは、前橋市立じゃなくて、伊勢崎市立です!
覚えてください!
私の名前もですよ!!

それでは、返事待ってます!
 
 
 
楽しそう・・ (njs2005)
2009-07-04 09:59:17
いや~子供らの楽しそうな顔目に浮かびます!
子供達との接し方大変参考になります。
今度子供ら山小屋に遊びに来たら探検に連れて行ってやろう!と思います。
 
 
 
清水さんこんにちは、 (タケ)
2009-07-04 10:38:53
コメントありがとう。

班長さんの君(女の子)のことは、
覚えています。

学校の間違えについては、
ごめんなさい。
昨日夜中に眠い目をこするながらやったため、あちこちたくさん間違えていました。
それも含めて訂正しましたので、
良かったらもう一度読んでみてね。

ケムシ君、カワイかったでしょ?!?
 
 
 
良かったです! (清水)
2009-07-04 11:18:42
読ませていただきました!
とても良かったです!

これからも、尾瀬学校で来た子達にいっぱい教えてあげて下さい!
 
 
 
njs2005さん、こんにちは。 (タケ)
2009-07-04 11:30:37
尾瀬は、
花や風景の美しさをもとめて来られる
大人や熟高年のみなさんのガイドとは違って、
子どもと自然との橋渡しをするには、
なかなかきついところです。

木道からは降りられない。
湿原はもちろん、山でも薮に入れない。
葉っぱ1枚、石ころ1つも持って帰れない。

ガイドが彼らの好奇心を壊さずに何を出来るのかは、
何時もエライコッチャ状態です。
 
 
 
清水さん、こんにちは。 (タケ)
2009-07-04 11:37:19
そうですね…。

みんなと一緒に楽しみたい人ですので、
<教える>ということって、
私にとって何時でも大きな課題です…。

君たちはこれからいろいろ選べるよね。
楽しむ人…もイイし。
教えられる人…もイイし。
教える人も…イイし。
感じる人も…イイかも。

いろいろと経験してみて下さい。

 
 
 
楽しかったです・・・。 (さき)
2009-07-04 20:27:47
タケさんの日記を読ませていただきました。
色々な、生き物や自然に触れられて、とても勉強にもなったし、楽しかったです。
月曜日に、提出する感想文をこれから書きます
 
 
 
レッツ タケさんスタイル!? (Parakeet)
2009-07-05 00:12:55
 “尾瀬学校”というと「構えた姿勢の子や学校」がある中で、フワッ~と一気にラクにしてくれる導入がたまらなくいい。

 そこからの“気づき”が子ども達の心のセルモーターになるんでしょうね。 なので、ワタシは竹内さんのスタイルいいと思います。
 
 
 
さきさん、こんにちは。 (タケ)
2009-07-05 12:05:20
感想文、学校時代の私が一番苦手だった提出物。
どう書こうか、何を書こうか、
なにから書き始めようか…と、
鉛筆を指先でクルクル回転させているだけで、
あっという間に4日くらい立ってしまいました。

さきさんは、文章を書くの好きかな?
幸運を祈ります!
 
 
 
Parakeetさん、初めまして。 (タケ)
2009-07-05 13:52:10
コメントありがとうございます。
励みになります。

もともと<カタチより内容>と
思っている人間なのですが…。
こういうことのできる状況って、
8人にガイド1人というカタチを
作った人にも拍手を送りたい…と、
思っていたりします。
 
 
 
実は苦手です・・・。 (さき)
2009-07-05 21:46:20
正直に言って、文章を書くのは苦手です。
でも、尾瀬では楽しいことが色々あったので、すらすら書けました。本当にありがとうございました
 
 
 
さきさん、こんにちは。 (タケ)
2009-07-06 20:53:31
苦手、だったんですね。

でもすらすらかけたなんて…スゴイ。
次の時もすらすらいけると…いいですね。
幸運を祈ります。
 
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