虫採り日記

2014年は(たぶん)内地で虫採りします!

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奄美 おまけ編

2013-07-20 00:39:14 | Weblog

今回の奄美編は、フェリベニとネキに内容が集中したため、ダイジェストでの更新とさせていただいた。最後はおまけ編。


前回何故か全く採れなかったクワガタ類は、今回の目標の一つ。トラップやシークワーサーのルッキングで、そこそこの個体数を得ることが出来た。

アマミノコの最大サイズはまぁまぁの74mm・・・それでも、かなり大きく感じる。奄美のノコは大アゴが太くて良い。奄美では比較的少ないとされる赤色型だったが、個人的にはアマミノコは真っ黒なほうがかっこいいと思う。

スジブトヒラタ、アマミヒラタもポツポツ。面白かったのはアマミネブト。エゾミヤマはネブトを見つけるのが得意で、集まる樹を見つけて次々採集していた。

こんな感じで樹皮の隙間に潜んでいる。結構な大型個体も採れたようだ。ひそかに採りたいと思っていたシカクワは採れず。残念・・・。


今年の奄美は、乾燥で総じて虫が少なく、普通種もあまり採れなかった。


採集遠征の楽しみの一つとして、美味いものを食べるのは定番。

往路のフェリーでは、いつもどおり「ヨーグルッペ」を飲んだ。おいしいよね。北海道のバージョンも飲んでみたい。


名瀬の「むら山」のとんかつは美味しかった。鹿児島といい、九州のとんかつは肉がうまい・・・沖縄の衣がうまいとんかつもいいが、九州のほうが好み。


そして「ひさ倉」の鶏飯。濃厚なだしがうまい。

今回はとり刺しセットにしてみた。色々な部位が食べられて美味しく、面白いが、好みは分かれそう。鶏飯だけでも十分満足できる。

漬物もうまい。

最終夜の懇親会の席で登場した「地豆豆腐」。

 

沖縄には「ジーマミー(じまめ)豆腐」というプリンのような豆腐があり、甘い蜜をかけて食べる。奄美のものはゴマだれが合うつまみらしい豆腐で、おなじ名前でも随分と違うものだなーと驚いた。

奄美にもいくつか、行って見たいお店が出来たので、再訪が楽しみ。

・・・・・・・・・・・

さて、5回に渡ってお送りした奄美編も今回で終了。今シーズンの最終戦として、十分すぎる成果と思い出の詰まった、良い採集行となった。

同行のエゾミヤマ、ほんとうにお疲れ様でした。また行きましょう。

・・・・・・・・・・・



薄明の空の下、帰路のフェリーは朝5時に名瀬を出航。

 

「『祈って』おこうかな……航海の無事を……」

 
「この東シナ海を渡って沖縄に帰ろう・・・」
「家に・・・帰ろう・・・」


 

奄美編 完

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奄美 フェリベニ挑戦編

2013-07-17 12:48:14 | Weblog

奄美の大本命、フェリエベニボシカミキリ。

1年次の夏、先輩の採ったフェリベニを見てから3年・・・大学での虫採り、最後の挑戦だ。

天気は最高・・・。

今回は、皆さんから色々な情報、アドバイスを頂いての出撃ということもあり、これで採れなければ、どうしようもない。覚悟を決めて、採集初日から、勢いよく林内へ突撃。

 

フェリベニの採集は、作業そのものは単純明快。山を歩き回り、良い木を探すことだ。しかしこれが難しい・・・西表での経験をフルに活かしても、なかなか良い木を見つけることはできない。

樹の古さや、菌糸の状態、湿度、周囲の開け具合等など・・・

森の中は、だいたいどこも同じ景色に見える。そこを掻き分けて入っていくわけだから、当然迷うこともある。エゾミヤマが近くにいるときは彼の秘密兵器GPSが効果を発揮しているが、一人で探していると何度か道に迷うことがあり、恐ろしい思いをした。

物凄い急坂を降りて沢沿いを探索したり、はたまた尾根沿いを歩いたり・・・。環境を変えて広範囲を歩き回ること4日間。フェリベニはま~~~~ったく採れる気がしない。

この採集の敵は暑さだけではない。一番イヤなのはブユやアブなどの吸血昆虫だ。集中力もなくなるし、痛いしかゆいしで、たまったものではない。


5日目。私もエゾミヤマもこの採集に疲れきってしまい、今日で採れなければ翌日(最終日)はネキを採りに別のエリアに行こう、と言い出す始末。この日はネキの大きい個体が採れたこともあり、楽しい吹き上げに心が移りつつある。

気合を入れなおし、谷に降りて良い木を探していく。倒木の周りにはホソハナやヨツスジ、キタコガネなどが飛び回り良い雰囲気。しかし本命の姿はない。

急斜面を歩き回って滑落したりと、疲れ果てて林道へもどると、スミナガシが優雅に(?)お食事中だった。日本のチョウの中でも指折りの、渋い美しさのある種類だと思う。

周囲を行ったりきたりして、束の間疲れを忘れさせてくれる。

既に午後1時を過ぎ、暑さと疲れはピーク。休憩するというエゾミヤマと別れ、重い荷物は全て車において最後の一巡。皆さんのお話によると、フェリベニはベニボシに比べて、やや古い材を好むようだ。そのような樹を重点的に探していく。

林内は既に乾燥がかなり進んで、厳しい状況だ。

目をつけていた立ち枯れや倒木を、隈なく見て回るが・・・やはりダメ。「今年もフェリベニは採れなかったか・・・」と思いながら、車に戻る。最後に、るどるふさんおススメのエリアを通りぬけて帰ろうとした、その時だった。

 

古い立ち枯れの根本を歩く、探し求めたカミキリの姿が目に飛び込んできた。

 

 

 

 

「うぉおおおおおおお!!!!フェリベニいた!!!」

 

 

・・・・・・・・

 

息を呑む、とはまさにこの事。見つけて一瞬硬直し、それから思わず叫んでしまった。なんという綺麗な虫だろう。ベニボシの深い赤とは随分印象が違う、鮮やかな橙色。しかし浮いているわけではなく、奄美の森の一部として、調和した美しさだと感じた。

車に戻り、エゾミヤマに報告していると、「あ、フェリベニ本当に採れたんだな」という実感がわいて、嬉しさがこみ上げてくる。

この日の夕飯は、「ひさ倉」で美味い鶏飯。この念願もついに叶えられたなー。

翌日、幸運にも別のエリアでもう1♂得ることができた。25mm程と決して大きくはない個体だが、今シーズン最も大きな喜びを与えてくれた虫となった。前記事と重なるが、フェリベニの採集に関しても多大なご助言とチャンスを頂いた皆様に、改めてお礼を申し上げたい。ありがとうございました!

 

・・・・・・・・

これで、日本産Rosalia3種と出会えた事になる。3種それぞれに最高の思い出がある。初めてルリボシを採ったときの感動からフェリベニまで・・・長かった・・・。

「ありがとう・・・本当に・・・ありがとう・・・それしか言う言葉が見つからない・・・」

 

ベニボシカミキリ:2013年5月 西表にて

 

ルリボシカミキリ:2007年7月 山梨にて

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奄美 虫屋編

2013-07-16 18:23:39 | Weblog

離島遠征の楽しみの一つとして、各地からいらっしゃる虫屋さん達とお会いできることがある。今回の奄美も、たくさんの方にお会いできて、とても楽しい遠征だった。

今回、様々なアドバイスを頂いた、るどるふさんには現地でもお会いすることが出来た。ご同行のサペルディニさんや、同じく現地入りされている、ぴにぼらさんとご一緒に、灯火採集会に参加させていただく。

 

日没までの時間は、るどるふさんから奄美指南を頂いたりと、虫屋談義が弾んでとても楽しい。奄美もやはりここ数年ムシが減っているとのこと。黄金期の奄美で採集してみたかった・・・。

ライトの本命はスピニだったが、残念ながら飛来せず。しかし、他のムシが思いのほか飛んできて、賑やかな夜になった。

ぴにぼらさんの白い服に飛来したシロスジカミキリ。奄美では採れないそうだが、この晩は数個体が飛来した。他にもコガネ系がたくさん。

るどるふさんの離島用ケミカルライトセットは素晴らしいもので、価格もお手ごろだそうだ。私も導入しようかな・・・。

ヒメフチトリアツバはたくさん飛んできた。

帰路の途中に寄ったエリアで、アマミノクロウサギと初遭遇。動きも鈍く、思っていたより、ずっとかわいい。


翌朝は、ネキのポイントへ。

このポイントも虫屋は多いが、屋久島ほどピリピリしないので楽しく網が振れる。

道の向こうには、夏らしい雲が立ち上る好ロケーション。このネキの吹き上げはとても面白く、虫採りしてる!って感じがして好きな採集だ。ぴにぼらさんは網捌きがとてもお上手で、次々ネキをしとめられていた。


学生虫屋さんも数グループ。

昨年の屋久島でもお会いしたのいすさんは、奄美入りの前に沖縄にも寄ってくださり、虫談義を楽しませていただいた。結構ご一緒していたのに写真が・・・スミマセン

 東京からも、UDAさん率いる(?)N大の皆さんが奄美入りされており、採集をご一緒する機会も。

沖縄に住んでいると、他大学の虫屋さんと一緒に採集することは多くない。良い刺激になったし、各地のムシ話をしながらの、楽しい採集だった。

滞在最終日の夜には、奄美在住の虫屋Sさんが、飲み会の席を設けてくださった。これまた様々な談義が飛び交い、ワイワイと盛り上がった。

 

こういうのもいいなーと、楽しく飲んでいると、いつの間にかちょっと飲みすぎていた。採集の楽しみは虫だけじゃないと思える、良い奄美採集行だった。

 
多大なアドバイスに加え、現地でもいろいろとご指導いただいた、るどるふさんをはじめ、奄美でお会いした皆様に、お礼申し上げます。楽しい時間をありがとうございました!

 

 

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奄美 虫いろいろ編

2013-07-16 01:27:57 | Weblog

間が空いてしまったが第二段。

今年の奄美は梅雨明けがやや早く、滞在後半は乾燥が進んでいて、虫の数は多くはなかった。

その中でも吹き上げ、スィーピングなどでポツポツ採れた虫を紹介する。今回は写真を採っている余裕がなく、帰宅後の写真ばかり・・・。

吹き上げでよく飛んでくるのはハナカミキリ3種(ヨツスジとホソハナ2種)である。ホソハナは少なく、イジュがあまり咲いていなかったこともあって数は採れなかった。

左のコブヒゲは何気に初採集。

良く飛んでくるといえば、モモブトコバネも結構多い。小さいが慣れてくると飛んでいるのが見えるようになる。

♂が多かったなー。

吹き上げではおなじみのキタコガネ(アマミトラハナムグリ)はかなりの数が飛んでいた。

ビロウドも採れた。これはフェリエビロウド?


ちょっと変わったところではヒゲナガゾウ。これってキマダラオオヒゲナガゾウなのか・・・?なんか違う気もする(小さいし・・・本島のオビはコレくらいのサイズのも採れるが)。

後述のライトでは、ヒメフチトリアツバコガネと思しきコガネがたくさん来た。珍品だと聞いたことがあったのだが・・・。

右が本島産のフチトリアツバコガネ。やっぱり全然違うよなー。

スィーピング。現地でお会いした虫屋さんから教えていただいたカラスザンショウから、キイロアラゲがたくさん。初採集。目標の一種だったアマミモンキは今回もはずれで、何時まで経っても採れる気がしない。

うれしかったのはトラニウス。奄美のはウスグロホソバネカミキリで、もちろん初採集だ。
奄美のトラニウスもかっこいいな。

右のノルティアを小さくしたようなカミキリは何だろう?ムナクボ・・・?本島でもこんなのがたまに採れる。

今回は、オオシマミドリやクスベニなどの派手系が採れなかったのは残念・・・。


おまけ

トラニウスつながりで本島産ルフェ。ことしは梅雨明のタイミングで台風が来たおかげで、ろくなムシが採れない状況だった。

先日ようやく採れたルフェは、本島産の特徴である黄色い紋が良く発達した個体。

 

ここまで黄色い個体は珍しいのでは?亜硫酸で後処理しようかな・・・。

 

つづく

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奄美 ネキ編

2013-07-10 00:35:57 | Weblog

今回は、おなじみのエゾミヤマと一緒の採集行。台風に直撃され、トラウマを植えつけられた前回の奄美から早二年、満を持してのリベンジというわけである。

 

今回の最初のターゲットはネキ。アマミホソコバネカミキリ(通称モリヤイ)を吹き上げ採集で狙う。2年前から待たされているエゾミヤマからは並々ならぬ気合が感じられる。

 

過去の大雨の影響でできた崩落地は、やはり吹き上げポイントになっていた。しかしここでは虫は少なく、ヨツスジやホソハナがたまに飛んでくるぐらい。

かなりの時間が経っているのに、植生が全然回復していなくて驚いた。南西諸島ではこういう場所はすぐに緑に覆いつくされてしまうのだが、大規模伐採地と同じように、回復しにくい条件がそろってしまったのか?

エゾミヤマは粘りに粘ってこのポイントで初ネキをゲット。おめでとう!

初ネキの嬉しさは中々替えがたいものがある。

滞在中盤からは別のエリアで吹上採集を行っていたが、ネキをはじめ色々な虫が採れる好ポイントだった。エゾミヤマは網さばきが上手くなっていて、ネキを次々ネットインする。(私は11m竿×80cm枠のオーバースペックに筋力がついていかず、空振り連発・・・)

この空洞をネキが吹き上がってくるそうな。吹き上げ採集は集中力が大事。いつ飛んでくるか分からないネキとの空中戦、緊張感は久々に味わう楽しさだ。

何頭目か、飛んでいるシルエットからして迫力のある個体が来た。ちょっとアクロバティックな姿勢になりながらも、ネットイン。

「でかい!」

最高にかっこいい。ネキのデカイ♂はやはり素晴らしいな~。モリヤイは見るほど、良いカミキリだと思う。体長だけなら同じくらいの個体もいたが、こいつはガタイが特に良い。これまで採集したことのあるネキの♂の中では最も大きい。

しばらく生かして観察してみたが、ギガンのように後ろ足を下げてぶら下がる訳ではないようだ。飛んでいる姿は似ていると思うのだが・・・。

滞在中を通じてネキはポツポツ採れ続け、中々の成果になった。♀が採れなかったのは残念だが、またの楽しみが出来たという事。それにしても、今回の採集行で、ネキ採りたい熱が再発してしまった・・・。

 

つづく

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奄美

2013-07-07 11:22:03 | Weblog

6月末~7月頭で、奄美に最後のチャレンジに行ってきた。今回は台風にも当たらず、楽しい一週間だった。

ダイジェストで更新していく予定。

 

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