虫採り日記

2014年は(たぶん)内地で虫採りします!

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石垣島採集紀行Ⅱ

2011-04-20 23:19:57 | Weblog

3月20日

今日も割と天気は良さそう。ゆるゆると準備を済ませ、南国屋でバイクの貸出延長をしてから、於茂登岳に向かう。
前回石垣に来たときは、昼ごはんにサーターアンダギーばっかり食べていたが、沖縄に住んでいると慣れてしまい買う気が起こらない。cocoマートで適当にパンを買い込む。

於茂登岳登山口。入り口には崩落のため通行禁止との看板が出ているが、実際は問題なく頂上までいけるらしい。

まずはトラップの回収。

適当に仕掛けたので全然期待していなかったが、やはりパッとしない。
Y-zoさんに頼まれていたケブカアカチャコガネが数頭入っていたので一安心。

同じ場所にかけてもつまらない結果になることは明白なので、トラップは移動することにして回収。
FITやBLTを仕掛ける場所の選定が良くわからない。コツがあるんだろうな・・・。


その後はヤンバルアワブキなどを掬ってみるがウスアオは採れず。というか食痕自体が無く、まだ発生していないのではないか・・・と不安になる。

今日は日曜なので工事は休み。昨日は入れなかった林道で採集できるだろうと考え、向かってみる。

入り口についてみるとやはり人はいない。しめしめと採集準備を整えて突撃。

うぉぉ・・・切り開かれてる・・・。

3年前の鬱蒼とした感じは微塵も感じられない。道幅が3倍くらいになって、脇に伐採された枝が沢山積んである。
この様子ではすぐに乾燥してしまうだろう。ポイントが駄目になるのは悲しいが、伐採枝が積んである今はむしろチャンス。

片っ端からスィーピングしてみる。

おっ!

オビレカミキリ Euseboides matsudai matsudai Gressitt, 1938

さっそく南国らしいカミキリが入った。いまだに沖縄本島で採ったことが無い。
この種もはじめて採ったときは大分感動したのを良く覚えている。良いカミキリだなぁ・・・。

立て続けにカミキリ。

アナバネヒゲナガカミキリ Mimorsidis yayeyamensis Samuelson,1965

この種は先島限定。普通種だがこちらも良いカミキリ。

その他にも、普通種のシブラ、ロピカ、ケルシウムが落ちてきてテンションが上がる。昨日はカミキリがほとんど見れなかったこともあって、かなり楽しい。

開けている分、枝が少し乾燥しているが、地面はかなり湿っているのでそれほど問題ないようだ。

くりりんがいい虫を見つけた。

クロカタゾウムシ

こいつもはじめて採ったときはかなり感動した。今回はあまり数が採れなかったので残念。
ヨナグニもそうだが、カタゾウは魅力的な造形をしていると思う。いつか海外のやつも採ってみたい。

小1時間採集しながら歩き、突き当りの水止めに到着した。

ここはムネモンウスアオの好ポイントだったはずだが、3年前は2本あったアワブキが1本になっていた。
残っているほうの木を掬ってみるが全く入らない。というかここの木も食痕が無い。

占有行動中のコノハチョウや、吸水中のイシガケチョウなど、チョウはそこそこ居るのだが・・・。

しばらく粘ってみたが、芳しくないので戻ることにする。
帰り道は、ビーティングに切り替えて採集。

師匠に「ビーティングが荒い」と言われている私としては、割と丁寧なビーティングを心がけたおかげか、カミキリ、コメツキモドキ、ゴミダマ、ハムシ、テントウ、コガネと色々採れて楽しい。

つる植物の枯れ蔓が絡まっている場所があったので面白そうだと思いひっぱたく。

と、見慣れないちっこいカミキリが。

おおお!コイツは!

イシガキツツクビカミキリ Cylindilla makiharai Hasegawa, 1992

やったー!!

3年前、福タマさんとはじめて採集ご一緒させていただいた時に、福タマさんが採られていたのを見て以来、ずっと気になっていた種だ。地味だが採りたかった種なのでとても嬉しい。

さらにラッキーなことにもう一頭追加することが出来、ホクホクしながら林道を降りていく。

アナバネヒゲナガなどのカミキリも順調に追加していく。

 

青伽毘へのお土産にチョウも積極的に採っていく。上の種は沢山居た。ヒカゲ?
そいえば、今回の石垣ではツマベニやオオゴマダラを全然見ない。3年前は、特にオオゴマダラは結構いたように記憶しているが、今年は全然見ない。
リュウキュウアサギはたくさんいるのだが・・・。

午後からは、西部の屋良部岳に向かう。

石垣で採集していると、だいたい使う道路が決まってくるのですぐに道を覚えてしまう。天気も良いし、対向車も少なく快適に走れて気持ちいい。

到着!!

屋良部林道も崖崩れで封鎖されているらしいが、入り口のチェーンがデフォで開かれている偶然解かれていたのでバイクでそのまま進入。

暑い。

ここは先ほどの林道よりさらに乾燥がきつい感じがする。
林内に入ってみて驚いたが、ここも3年前とは全く違う様相を呈していた。

以前は閑散としていていわゆる疎林という印象だったが、完全に普通の森になっていた。
かなり戸惑ったが、とりあえず入っていく。

シロアリの巣などを崩して面白い虫が居ないか探してみるが大したものは無し。種類がわからないヒラタハナムグリが採れたがたぶん普通種だろう。

林内をフワフワと飛ぶ影があるのでそちらを見ると、アサギマダラだった。

しばらく林内をうろうろしていると、いつの間にか戻る道がわからなくなってしまった。

 

あれ・・・。

 

・・・・・・・・。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

 

・・・1時間後・・・

 

 

 

 なぜか、むこうに見える山をぐるっとまわって矢印のところから出てきた。

 

わけわからん。

 

とりあえず、プチ遭難でかなり体力と気力を消耗してしまったし、ここはあまり期待できそうに無いので、移動することに。

ふぅ・・・疲れた・・・。

川平方面の海が本当に綺麗だった。観光地で人が沢山居るが、やはりそれだけの海だなぁと思う。
沖縄本島の海と離島の海はなんだか色が違うように感じる。

移動しているうちにだいぶ日も傾いてきたので、本日のトラップ設置へ。

伐採地を見渡す斜面の上のほうにBLTをかけてみた。
用意している間に、下から4人グループの虫屋さんが登ってきた。少しお話したが、やはり今年は発生がかなり遅れているようだ。

残りの日が暮れるまでの時間は、ビーティングで採集。

ここも3年前訪れた横道だ。

くりりんもビーティング。割と枯れ枝は落ちているが、普通種ばかりでいまいち。
リンゴが出ていないかとタブを見てみるが、かろうじて少し食痕を発見できたのみ。どうやらまだあまり発生していないらしい。

 

暗くなってきたので採集は切り上げ、宿に戻る。
条件はあまり良くないが、せっかくバイクを借りてもったいないので夜間の街灯巡りにも行くことにする。
その前に腹ごしらえ。

今日は写真を撮り忘れてしまったが、「なつや」という店に入る。
魚を売りにしているようだったので刺身の盛り合わせ(カンパチ・アカマンボウ・レンコダイ・セイイカ・ビタロー・あと一種なんだっけ)を頼んだが、コレが意外と当たりだった。沖縄の食事処としては珍しく、泡盛以外にもワイン・日本酒など種類が多く充実していたのでかなりグラッときたが、このあと運転があるので我慢。
雰囲気がよく、料理もいい。また来たいお店だった。

店をでて、再びバイクにまたがり山のほうへ向かう。

あからさまに気温が低くなってきて、かなり厳しい状況。

 

この日の街灯巡りでいたカミキリはコイツだけ・・・・!!撃沈!

気力を振り絞り、林道に行って夜間ビーティングを試みるも・・・

オビレ一頭のみ・・・!!撃沈!

BTLもどうやら固定が甘かったらしく水がこぼれてしまっていた。まぁこの気温ではそれほど期待できなかっただろうが。

大人しく、なつやで飲んでいればよかったかなと思いながら宿に戻り、疲れていたのでシャワーを浴びてすぐに就寝。
今日は、ビーティングを中心に色々採れて楽しい採集だった。

明日は、関東から遠征に来られているエンリケさんとお会いする予定で、とても楽しみだ。

 

 

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石垣島採集紀行Ⅱ

2011-04-16 22:50:02 | Weblog

3月18日午後・・・私とくりりんは、久々の石垣空港に降り立った。2008年に高校の生物部のメンバーで来て以来だが、「おーりとーり」の看板もそのままに、3年前となにも変わっていない。

久しぶりの石垣の空気にワクワクしながら、バスで今回お世話になる宿に向かう。

今回の一週間の採集行で、宿泊させていただいたのは民宿「やいま日和」。大学の生物クラブに、石垣出身の友達がいて、実家が民宿という事で、格安の友達料金でとめていただけることになったのだ。

ご挨拶を済ませて、部屋に荷物を運び込む。二人には十分な広さでとても快適だ。昨夏に同じく「やいま日和」に宿泊した先輩が、「快適すぎてフィールドに出るのが億劫になる」といっていた意味がなんとなく解った。

 

この日はすでに午後を回っていたので、明日からの採集の準備に当てることにする。100均やマックスバリューを回り、必要な資材を買い込んでいく。
BLT用の電池や、FIT用のトレイなどをたくさん買って、宿に戻る。

夕食は宿の前の八重山スタミナラーメン。後に気づいて、全くの偶然だが、3年前に来たときも初めての夕食はこのお店だった。石垣は遅くまで空いている店が少ないので助かる。
スタミナラーメンで腹を満たし、本日は早めに就寝。明日からいよいよ本格的に採集スタートだ。

 

3月19日

 

朝8時ごろに起床。

cocoマートで朝食と昼食を購入し、レンタルバイク「南国屋」に向かう。これまた後に気づいた全くの偶然なのだが、この「南国屋」は3年前に訪れたときに、自転車を借りたお店だった。

100ccのスクーターを借りて、荷物を満載し、後ろにくりりんを乗っけて出発。今日はポイントの下見もかねて、於茂登岳のほうに行ってみる。大して天気は良くないが、気温はそこそこで走っていても快適である。

目当ての林道に向かったが、工事中で入れなかったので仕方なく、於茂登岳に向かう。

於茂登岳の麓の林道で、先に石垣入りしていたクモ屋と植物屋の友達にあう。なにやら現地の植物屋さんと一緒に行動しているそうで、楽しそうに採集していた。
こちらの林道も崩れているようで通行止めになっているところがある。去年の大雨で石垣の林道は壊滅的な被害を受けているようだ。

私とくりりんは網とカメラを持って、林道を登っていく。

道沿いの沢も大規模に崩れており、3年前とは全然様子が変わっていた。
山頂までは一応道は続いていて通れるようだが、今日は中腹あたりでヤンバルアワブキを掬うことに。

アワブキの葉には食痕が全く無く、採れそうな気配が無い。
たまに入ってくるゾウムシをつまんだのみで終了。

たまにフワフワと赤い虫が飛んでおり、ヒオドシか!?と反応するがもちろん違う。だいたいコイツ。
ベニボタルも採ることは採るが、若干体が柔らかいのでこの手の虫は苦手・・・。

ほとんど収穫が無いまま降りてきてしまった。
このままではちょっとアレなので、イシガキリンゴを採ろうと思い3年前に沢山採れた木に行ってみる。

うーん・・・食痕も全くないし、ヒコバエも全然無いので探しづらい。
どうやら虫の発生が少し遅れているようだ。これはのっけから苦戦の予感・・・。

今回の採集行の足になってくれたホンダのスペーシー。乗り心地は・・・まぁ普通のスクーターだが、やはり100ccあると余裕を持って走れるので良い。

あまり虫が採れないので、今後のために下見をしておくことにして、今度は嵩田林道へ向かう。
少し迷ったが無事入り口に到着。

入り口で早速コノハチョウを発見。採ることは出来ないが良いチョウだ。今回の石垣では結構沢山見れた。

さらに、少し進んだところでカンムリワシと遭遇。

コイツを見ると八重山に来たなという実感がわく。どこにでも居る普通種だが、やはり猛禽はカッコいい。
しばらく撮影していたが、やがて飛び立った。適当に撮ったら良い感じで飛翔写真が採れたので満足。

白のラインがカッコいい。

今回は基本的に写真撮影をくりりんに任せているので、虫採りに専念できる。が、虫は少ない。
割とこまめにスィーピングをしているが、普通種もあまり入ってこない状況でちょっとがっかり。

だいぶ時間も押してきたので、於茂登岳に戻ってライトFITを仕掛ける。
適当に二箇所仕掛けてみたが、全く勝手がわからないのであまり期待できないだろう。

アワブキも掬ってみたが、まったく虫は採れず。
帰りがけにバンナに行ってみる。

バンナではヤエヤマカラスアゲハが沢山居たので、お土産に数頭採集。

ふぅ・・・。

日も大分傾き、腹も減ってきたので宿に戻ることに。
今日はほとんどカミキリを見ることが出来なかった。

夕食は380円均一の居酒屋で済ませる。イカ墨チャーハンが美味かった。

夕食後、一息ついてから街灯巡りに出かける。スクーターは一日まるまる借りているので、夜も出かけないともったいない。

バンナの明かりは3年前と変わらずほとんど虫が来ていない。
普通種っぽいコガネを数頭つまんでから移動。

集落やダムの明かりを中心に見て回るが、コレといったものはいない。
気温が低めなのがいけないのだろうか。

お約束のタイワンカブト、あまりにも虫が少ないので一頭だけ確保した。
ダムの明かりには、オオヒキガエルが。

この個体は小さいが、大きいのはもっとえげつない見た目をしている。こいつらもこの気温では食うものが少なくて困っているだろう。

かなり冷え込んできて、戦意をすっかり喪失したので宿に戻って寝ることにする。
cocoマートに寄って、甘いものを買って帰る。

くりりんが買ってきたなぞの飲料「マリーブ」。別段不味くは無いが美味しくも無い。栃木でのんだ乳飲料「レモン」を思い出した。

 

日付が変わるころには布団にもぐりこみ、就寝。
明日は天気がよくなるらしいので、良いものが採れることを祈りながら眠りに着いた。

20日へ続く

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アマミアカハネハナカミキリ

2011-04-12 21:10:44 | Weblog

連日とても忙しい日が続き、更新できないまま授業が始まってしまった・・・。

新歓の時期これほど忙しくなるとは予想外。とりあえず、四月はじめにアマミアカハネハナを採りに行ったので写真をUP。

この日の前日、Y-zoさんとやんばるで採集をご一緒して、帰り際にポイントによった際に、アマミアカハネの♀を一頭ずつ採集できた。花は散りかけだったが、このチャンスを逃すと何時採れるかわからないので翌日も行くことに。

午後からは用事があったので、バイクでぶっとばして北部まで行き、午前中だけの採集。

なんとかポイントのシマイズセンリョウは残っていて、虫も少し飛んでいた。写真撮影は同行したくりりんに任せ、私はカミキリを探す。
チャボハナを一頭採って、ぼーーっと花を見ていると、くりりんが「これ、そうじゃない?」と声を上げた。

 

おおおお!!早速いたぁ!!

 

 

アマミアカハネハナカミキリ Formosopyrrhona satoi (Hayashi, 1957)

日の光の下で見る本種の美しさは格別。素晴らしい質感だ。
前日は♀だったが、この個体は♂。これでとりあえずペアで採ることが出来た。

着いて早々目標が達成できてしまい気が抜けたが、時間がまだあるのでポイント周辺をウロウロしながら虫を採る。とはいってもこの時期はまだ虫が出始めて、かろうじてオキナワリンゴを採ったのみ。

しばらくして、また花に戻ると、今度は私が発見。

一生懸命花粉を食べているが、少しでも振動を与えるとすぐ落下して逃げようとする。かなり敏感な虫のようだ。
この個体も無事採集し、この後さらに一頭追加できた。

 

 

いやぁ・・・いくつとってもいい虫だ。この日得られた3頭は全て♂で、やはり訪花するのは♂が多いんだろう。
ホクホクしながら林道を下り、帰りは安全運転で琉大まで戻ってきたのであった。

今シーズンも楽しみなポイントで、今年はきちんと通おうと思った。

 

 

今週中に石垣の採集記も書きます!が・・・眠い!!

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忙しい・・・

2011-04-03 00:39:35 | Weblog

石垣から帰ってきて結構経ってしまったが、最近恐ろしく忙しく、採集記を書く余裕が無い。

沖縄は既にシーズンインしていて、採集には行っているのだが・・・。

うーむ。やること多いなぁ・・・。

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