虫採り日記

2014年は(たぶん)内地で虫採りします!

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広島・材採集の旅!

2008-12-31 19:24:38 | 採集記
今年も兵庫の田舎に帰省することになった。折角なので虫も採ってこようと思い、ムシムシQさんに伺ったところ、採集にご一緒させていただけることになった。

またとないチャンスなので、ご好意に甘えて2008年最後の、お任せ採集を堪能させていただいた。

28日朝、新幹線に乗り込み広島県を目指す。ムシムシQさん、ふさひげさん、すずめばちさんと合流し、挨拶を済ませた後、ムシムシQさんの車で出発!



まず第一目標はクラルア(クビアカモモブトホソカミキリ)の材採集。
広島県内ではクラルアは局地的な分布で、かなりコアなポイントでしか採れないとのこと。
虫談義をしながら車を走らせ、ポイントに到着。


はっきり言って物凄く普通な、なんの変哲も無い里山?である。
う~む、なんでここにしかいないんだろう・・・。

なにはともあれ、採集開始である。

ムシムシQさんの採集講座によると、クラルアは乾燥した材を好むとのこと。ソヨゴの樹皮下をくい進むので、湿って樹皮下が黒ずんでいるような材には入らないらしい。
条件のいい枯れ枝、立ち枯れを物色し、クラルアの食痕を探す。


高枝鋸で切り落とした枯れ枝をチェックするすずめばちさん。
結構な高確率で幼虫は入っているが、成虫が出てこない。

しばらくやって、十分な量を確保したところで、再集合。

材を捌いていると、私の持っていた材の割り口に、露骨な二つ蛹室を発見。しかし中身は空・・・。どうやら割った衝撃で飛んでいってしまったらしい。
皆さんに「それはクラルアだったな・・・」と言われ、軽く凹む・・・。

まぁ、入っていることが分かっている材は確保できたので、とりあえず次の目的に移る。

次はモンクロベニカミキリ。モンクロベニは伐採地跡での採集だ。


モンクロベニといえば、「ヒコバエの虫」というイメージだったのだが、材採集ではヒコバエは関係なし。
足元にところどころ積んである粗朶の中の、菌類のついた材をチェックしていく。

ムシムシQさんの「ココに来て採れなかった事は無い」という言葉を信じて探すが、なかなか見つからない。まぁ、この言葉はムシムシQさんのレベルをもってして始めて成立するのだが・・・。

しばらくやっていると、ムシムシQさんが発見!

モンクロベニカミキリ Purpuricenus (Sternoplistes) lituratus Ganglbauer, 1886
縦に材を割ってみると、かなり喰い散らかしている。

それと思しき食痕までは行くのだが、成虫は出てこない。雪が予想以上に多いので材も探しにくい。ムシムシQさんが採った個体を下さったが、私は結局最後まで採れなかった。

嬉しかったのは、思わぬ副産物のトウキョウトラ。モンクロベニと同じ材に入るらしく、トウキョウトラは結構出てきた。


ふさひげさんもすずめばちさんも、しっかり数頭採られている。
私はというと、数少ない「ココに来ても採れない」内の一人になってしまった。う~む・・・。

「このままだと『伝説』の仲間入りだよ・・・」

 

う~む・・・ピンチ!


このままでは帰れないので、次の種で挽回を図る。次のお題はムモンベニカミキリ。
モンクロベニより採りづらいそうだが・・・。
ムモンベニの採集地も伐採地だが、こちらの採集もちょっと予想外。ムモンベニは切り倒された伐採木の枝先に入り、枝先をヤハズ状にすっぱりと切り落とすとのこと。



あちこちに積まれている伐採木の枝先を見ていくが、それらしきものは見つからない。
この採集、目が慣れないとかなり難しいぞ・・・。


体調不良ながらもズバズバ材を見つけるムシムシQさん。

すずめばちさんは完全な一人勝ち状態で、どんどん材を見つけていた。去年ここに通ってムモンベニの材採修行をしたそうな。


私は、頑張ってなんとか一本確保したのみ。これでも結構頑張ったんだけどなぁ・・・。


だいぶ日も傾いてきた。
移動する前に、キバネアラゲ材をすずめばちさんに切っていただき、確保。
アセビの倒木もけずってみたが、ムネマダラは採れず。

本日最後の狙いは、アカネキスジトラカミキリ。ポイントに向かうが・・・。



こんな状態では地面に落ちている材を探すこともままならない。

中央のエゾエノキのところまで上って材を持ってきたが、全部ケヤキだったのでアウト。
材採集は樹種がわからないと、こんなことになる(泣
カスガキモンも採れるとのことで、とても期待していたが、こんな雪ではどうしようもないので、泣く泣く撤退。

時間ももうないので、本日の採集はここらで終了ということになった。
帰り際に、ヨコヤマトラのポイントを見学。夜間材採も挑んでみたがもちろん採れるはずも無く、そのまま駅へ。



駅で材を分けてから、解散となった。
ムシムシQさんとすずめばちさんとはここでお別れ。ふさひげさんと私は新幹線で帰路に着く。帰りの新幹線ではふさひげさんとずっとお話させていただいてたが、非常に興味深く、ためになることばかりだった。

採集の合間の移動時間の会話もレベルが高く、勉強になることばかりで、とても充実した一日だった。今年最後の採集を、とても素晴らしい形で締めくれた。

貴重なフィールドを案内して下さったムシムシQさん、すずめばちさん、ふさひげさん、ありがとうございました!
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