虫採り日記

2014年は(たぶん)内地で虫採りします!

広告

※このエリアは、60日間投稿が無い場合に表示されます。記事を投稿すると、表示されなくなります。

夏合宿2007

2007-08-11 12:45:14 | 採集記
夏休み採集第二段 3日目

合宿最終日、疲れも出ていたため眠かったが、何とか朝6時頃に起床。
ちゃちゃっと身支度を整え、O部員と共に森へ向かう。O部員はゼフ狙いだ。



天気が悪い・・・

木の上のほうをバシバシと叩いてみるが、飛び出してくるのはガばっかりで、ゼフはダメ・・・


立ち枯れを確認するO部員


気温が低すぎるし、ガスも出ているしで全然虫がいない。
仕方が無いのでバンガローに戻り朝食。

カレーを食べて、栄養補給してから、今度はH、O部員と共に三人で向かう。
先ほどよりは気温も回復しているし、日も差してガスも引いているので、多少は期待できるかな・・・?

歩いていると、お世話になった某大の教授の車が颯爽と走ってきた。
これから撤収との事で、お世話になったお礼を申し上げて、お別れした。

途中で私とH部員は花を見るルート、O部員はゼフを狙って別のルートへ。



シシウドが各所でいい感じ・・・


ルリハナカミキリ Anoploderomorpha cyanea (Gebler,1832)


ヨツスジハナカミキリ Leptura ochraceofasciata ochraceofasciata (Motschulsky, 1861)


と、ルリハナとカタキハナを摘んでいると、H部員が声を上げた。

H「あっ!ゼフじゃない?」

kami「えっ、どれどれ?」

おお、ゼフがピラピラと飛び回っている。けど早くてなかなか採れない。
少し粘って、偶然葉に止まったところをシュパッとネットイン。

何ゼフかわからんので、O部員へ。

森に入り、今日も立ち枯れの前に立つ。

H部員も立ち枯れを見つめているが、時々♂が飛んできては、すぐ飛んでいってしまうので採れない。


ようやく1♂ゲット。

つづいて、山を降りてきた自然観察?のグループに説明している間に、飛んできた個体発見し、ネットイン。


フゥ・・・採れて良かった。

この後、しばらく粘ったが天候も悪化してきたので、やむなく戻る方向で移動する。
行きに見た立ち枯れに、なにやらハチのように見える物体を発見したのでネットを伸ばすと、やはりハチだった。

ガッカリしていると、ふと網の斜め下に黒い塊が見えたので突っついて捕獲。
どうにも虫に見えなかったので期待せずに網を見ると、ヘリの部分にカミキリが・・・


アルマンの♂!と言うことは・・・


Necydalis (Necydalisca) harmandi Pic, 1902

よっしゃ!

網の底にはアルマンの♀が転がっていた。どうやらタンデム状態だったようだ。
コレで帰れる・・・と一安心。

帰り際に、ダケカンバ?シラカバ?の花を掬って、ゼフを追加。


バンガローに帰ってみると、予定の時間を過ぎてしまっていたので慌てて支度をして、キャンプ場の車が下まで送ってくれるらしいので、それに乗って下山・・・。



地獄の数時間のアスファルト歩きが待っているが、その前にH部員がイイモノを発見。

オオチャイロハナムグリ。この山ではポツポツと得られているようだが、成虫を見たのは初めてだったので感動した。
ただ、思っていたより香りはしなかったのが残念・・・。

ノリウツギの周りを旋回する大きなハナカミキリが見えたので、網を素早く振ってゲット!

フタコブルリが、いっぺんに2頭も入っていた。ラッキ~~!



今回の合宿は、採集者がかなり多く、気温も割りと低めだったため、思ったよりも虫の影は薄かった。
そんな中でも、ネキ2種類、フタコブルリなど、色々な魅力的なカミキリ達に出会えたので、楽しい三日間だった。

今回の〆はコレで。



参加した部員の皆さん、お疲れ様でした!

最後になりましたが、お世話になったキャンプ場の方々、某大学の昆研の皆様にお礼を申し上げます。ありがとうございました。
コメント (2)

夏合宿2007

2007-08-09 22:27:37 | 採集記
夏休み採集第二段 2日目


一晩空けて、朝・・・前々日からの疲れもあって、目覚めるのは割りと遅め。



すがすがしい朝・・・雲は出ているものの、日差しがまぶしい。

散歩がてら、H部員と一緒に森まで歩いていってみる。


まだ森の中は涼しい・・・。早速立ち枯れを見ていく。
数本目の立ち枯れで、ネキの♂がぺたぺたと歩いているのを発見。
網を伸ばしてネットインを試みると、あっさりと落下し、途中で飛んでいってしまった・・・。

あちゃ~・・・。

が、一巡してその立ち枯れに戻ってみると、またもやネキ♂が歩いている。
慎重にネットイン。


クロホソコバネカミキリ Necydalis (Necydalisca) harmandi Pic, 1902

採集時は、ソリダだと思っていたら、アルマンの♂であった。ラッキ~!

ふと、足元のササを見てみると、なにか黒い物体が視線の端に引っかかった。

コブヤハズカミキリ Mesechthistatus binodosus binodosus (Waterhouse,1881)

秋には結構な個体数が採れるらしい。

一旦バンガローに戻り、朝食をとる。今日の朝食はキムチスープとご飯。持ってきたバーナーでお湯を沸かして、雑炊にした。

朝食を食べ終わって、もう一度森に行く。
途中、咲いていたシシウドをチェックしてみると・・・


ヒメアカハナカミキリ Stictoleptura pyrrha (Bates, 1884)

ひゃほ~!ヒメアカハナは随分前から欲しかったカミキリだが、なかなか出会えないでいたので嬉しい。
同じ花から、カタキハナの黒化型もゲット。

いい感じだなぁ~と思いつつ、森に入ると、やはり人が沢山いて、さながらA山の様だ・・・。
こりゃ、キツイかも・・・ネキを探して立ち枯れを見ていくと、すぐにH部員が小さな♀を発見。
ただ、良さそうな立ち枯れには人が張り付いてしまっており、どうにも厳しそうだ。


この立ち枯れでしばらく粘ってみたが、結局数頭の♂と小さい♀を得ただけであった。



ネキは捕まえると、腹をまげて刺すまねをすると聞いていたので、今回始めて試してみた。
ただ、なんだかハチとは結構かけ離れている気がする。

仕方が無いので、下のほうでチャヒメでも狙おうと、H部員と一緒に歩いて下っていく。
途中、満開のシシウドがあったのでチェックすると・・・


フタコブルリハナカミキリ Stenocorus caeruleipennis (Bates, 1873)

多数のアオジョウカイの中に、大好きなフタコブルリが1頭いた。
う~ん、やはりフタコブルリは良い。足が長いのでちょっと展脚は決まりにくいけれど、色合いと言い、大きさと言い、堂々としていてカッチョいい。





夏らしくていい風景だ。


斜面をてくてくと歩きつつ、ところどころに咲いているシシウド、イケマ、ノリウツギをチェックしていく。


イケマからヒメアカハナカミキリ。


ノリウツギからフタコブルリハナカミキリ。
指が写りこんでしまった・・・。この個体は細身の♂。写真ではそうでもないが、かなり濃い青色をしている。

その他、クロルリハナ、ミヤマクロハナ等を摘んだ。ヤツボシハナの黒化しないタイプも採れたので嬉しい。

ワクワクしながら昨晩教えてもらったチャヒメの採れるカツラを見に行くと、なんと先客が。
う~ん、木は一本しかないそうだから、先客がいるのでは厳しいだろう。スゴスゴと引き返す。

リフト券を買おうと、下の売店に立ち寄る。花豆ジェラートを頼んでみると・・・コレが美味い!あっというまに食べてしまい、涼んだところで、リフト券を買おうとすると・・・

「きみら、上に泊まりでしょ?」

「そうですが。」

「だったらリフトの券、もらってない?」

どうやら、上で宿泊する人はリフトの券が使えるそうなのだが、貰った覚えは無い。問い合わせて下さったが、上の受付の人が渡し忘れたらしい。

売店のオバちゃんがくれたリフト券で上がり、そのままブナ林へ直行!


キヌツヤハナカミキリ Corennys sericata Bates, 1884

多くの個体がブナの立ち枯れを這っている。この個体は止まっていたので撮影してみると、既に息絶えた後だった。
セアカハナ、コヨツも欲しいので探すが、全く見つからない。多産すると聞いていたのに、なぜ・・・?

森の中でO部員とT部員と合流。O部員はツヤハダクワガタを採ったそうだ。

よさそうな立ち枯れが一本あったので粘ってみると、でっかいソリダが立ち枯れの周りをぶんぶんと旋回し始めたので、サクッとネットイン。


う~ん、大きい・・・。あとで測ってみるとコレも32mm。ここまで大きいと迫力があるが、更に大きい個体もいくらでもいるというのだから、恐ろしい。
直後、目線の高さをぺたぺたと歩いている♂をT部員が見つけた。ありがたく頂く。

H部員が別の立ち枯れで小さい♀を発見し、ネキは打ち止め。
気温も下がってきたので、バンガローに戻る。

途中、シシウドの花から・・・



フタコブルリの♀だ。もう時間も遅いので花は期待できないと思っていたが、一応確認してよかった。
カタキハナも追加して、バンガローへ。


たたずむH部員


バンガローで一息ついた後、今日も誘っていただいた夕食へ。

カレーを頂きながら、教授に色々とお話をしていただいて、とても勉強になった。
ありがとうございました。

夕食後、ライトへ・・・。


昨日より気温は高いものの、カミキリは殆ど飛来しなかった。
O部員はガを沢山採っていたが・・・。


センノキカミキリ Acalolepta luxuriosa luxuriosa (Bates,1873)

トイレの壁に張り付いていたコイツを採って本日の採集は終了。

花札をやったりオヤツを摘んだりしてから就寝。
今日もなかなか虫が採れなかったが、明日はどうだろうか?

三日目に続く
コメント (6)

夏合宿2007

2007-08-07 11:22:34 | 採集記
夏休み採集第二弾

年に一度の、我が生物部の夏季合宿がやってきた。
今回は高校生のみの参加で、参加者はO、H、K、M、T部員と私である。ちなみに師匠の引率は今回は無し。
場所は、ネキダリスの入門コースとして有名な群馬県某所に決定した。
8月1日~3日の二泊三日で、果たしてどんな虫に出会えるか・・・。



朝、多少トラブルがあったものの、予定通り集合し、電車に乗り込む。最寄の駅まで鈍行で行き、それから更にバスに乗って移動・・・。

で、バスに一時間ほど揺られたあと、地獄のアスファルト道路を延々と歩いて目的地へ向かう・・・。


あづい。

途中の材置き場にて・・・

ルリボシカミキリ Rosalia (Rosalia) bateshi Harold, 1877


道のりを半分ほど歩いたところで沢を見つけて休憩。


アカハナカミキリ Aredolpona succedanea (Lewis, 1879)
触覚がブチなら欲しいんだけどな・・・。


道路を歩き続けていると、色々な虫が飛んでくる。ミヤマカラスアゲハやエルタテハ等の蝶をО部員が採ったり、私が巨大な黒い飛行物体を叩き落したらコバネカミキリの♀だったり・・・。


コバネカミキリ Psephactus remiger remiger Harold, 1879

初採集種なので嬉しい。ウワサを聞いていて、相当ゴキちっくなカミキリかと思っていたが案外カッコいい。


5時間の道のりを歩ききって、ようやく山の麓に到着した。売店に入って、それぞれ昼食をとる。
空腹を満たしてから、リフト券を貰って山の上へ。


歩き疲れていたので、このリフトはとてもありがたかった。景色もよくてなかなか気分が良い。

今回はバンガローを借りているので、荷物を置きに行く。なかなか広くて、布団がチョット湿気ていることを除けばかなり快適な感じだ。

早速、外に出てみると・・・
ん・・・?

なんと、凄い人数の集団が、網を担いで移動しているではないか。平日だから虫屋は少ないだろうと思っていたのでビックリ。
ひょえぇ~~。


ビビっていても仕方が無いので森に入って採集を開始。
目的のネキは夕方にも産卵に来るそうなので、時間が遅くても期待できるだろう。
ただ、林内はちょっと気温が低めなのが気になる・・・。


こんな感じの森の中を歩き回り、沢山あるブナやダケカンバの立ち枯れを確認して行く。

H部員「ねぇ、ネキってどんな感じの立ち枯れに来るの?」

kami「某所では、こんな感じの場所に張り付いてたんだよね・・・あっ!」


いた。



オオホソコバネカミキリ Necydalis (Necydalis)solida Bates,1884

なんともあっけない。コレが有名採集地の力なのか・・・。
あっさりと出会えてしまえたので、気合が抜けてしまった。
立派な♀個体。後で測ると30mmであった。これまで見てきた数少ないネキに比べデカイ。

その直後、別の立ち枯れではもう1♀発見。立ち枯れの高いところで産卵中だ。


高すぎて写真はダメ。ソリダには悪いが採集させていただく。
先ほどの個体より更にデカかったのでコレも測ってみると、32mmだった。ほんの2mm違うだけで随分と印象が違う。


沢山映えているブナの幹には多数のセミの幼虫が張り付いており、羽化している個体もそこそこ見られた。

写真はボケてしまっているが、セミの羽化はなかなか神秘的だ。


結局、この2♀のみだったが、初日からデカイ個体が採れてよかった。
バンガローへ戻る途中、先ほどの虫屋集団の中から数人がやってきて、声をかけてきた。
「よかったら飯、一緒に食いませんか?」

聞くと、某大学の昆研の合宿で来ているのだそうだ。予約していたジンギスカンセットの食材を持参して、バーベキューにお邪魔した。
色々とタメになるお話を伺え、更にはナイターに遊びに来なよ、とお誘いを頂いた。

夕食後、ナイターへ・・・


気温が低く、甲虫の数は少なかったが、О部員はガを色々と採集していた。


バンガローに戻り、疲れていたにもかかわらずグダグダしていたが、やがて就寝・・・。

みなさん、おつかれ・・・。
明日はどんな虫に出会えるのだろうか?楽しみだ。

二日目に続く
コメント (3)