虫採り日記

2014年は(たぶん)内地で虫採りします!

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夏休み採集第一弾

2007-07-29 17:39:37 | 採集記
待ちに待った夏休み・・・。今年は前年に比べて休みが格段に少なく、思うように虫採りにも行けていなかった。折角の長期休暇、バンバン採集に行きたいところだが、果たして・・・

今回は、しんちゃんさんの「いつもの場所」、去年も連れて行っていただいた某有名採集地に、Team Koshigayaのお二人(しんちゃんさん、KOH16さん)に私が引っ付いて出撃。


前回のピドニア採集のお話を伺いながら、割と車の多い道路を走る。夏休みに入って、晴れの週末だから出かける人が多いのかな・・・?

最初に向かったのは群馬県某所。アラメハナの産地として有名だが、もう時期的にも遅いだろう・・・ピドニアを摘むために花を見ていく。



バイケイソウやシシウドなどの花を見ていくと、うじゃうじゃと虫が集まっている。

ルリハナカミキリ Anoploderomorpha cyanae (Gebler, 1832)


ヤツボシハナカミキリ Leptura mimica Panzer,1884

ヤツボシハナは普通種というイメージが強いが、完全に紋が現れている(黒化しない)個体は結構綺麗。



コレは・・・アサマヒメハナ? Pidonia (Pidonia) takechii Kuboki,1986(?)

ピドニアは、ニッコウヒメハナ、シラネヒメハナ等が見られた。シラネヒメハナの♀は体色も黒いし、ピドの中では好きかな・・・。
しんちゃんさんは、何故かカラカネハナに目覚めて、相当数を採集していた。


アラメハナの発生木も見学して、キジマトラを狙うため別の場所へ移動。



立派なコメツガだが、各所からヤニが噴出して、キジマトラが加害していることが一目瞭然だ。

と、その時。

KOH16「おっ、いた!」

しん「あ、いたいた。」

へ、どれどれ?
見えませんけど?

私が目をこすっている間に、KOH16さんが網を伸ばしてゲット。しんちゃんさんも、腰の高さを歩いている個体をゲット。
私はというと、木の上のほうが霞んで全然キジマが見えない。去年はこんなこと無かったのに・・・。

ぬ~ん・・・。

結局、私はキジマトラを採れず、チャイロヒメコブハナの御神木を見に行く。
カツラの、物凄い巨木を見回るも、何も採れず・・・。

ぬ~ん・・・。

もう一箇所のキジマトラポイントへ・・・
こちらは去年2頭採れたので、期待して見るも何もおらず・・・KOH16さんは奥の木で発見するも逃げられてしまったそうだ。しんちゃんさんは結構デカいエサキキンヘリを採られていた。

ちょっと時間を置いて、コメツガを再度チェック・・・。
上のほうから視線を下げていくと・・・

しん「いた。」
kami「お、もう一頭いる!」

2頭同時に発見したので、写真撮影・・・

あ、ひとつ落ちたし・・・


キジマトラカミキリ Xylotrechus zebratus Matsushita,1938
じっとしていたので綺麗に採れた。

コイツを摘んで、ふと根元を見ると、先ほど落ちた個体がチョロチョロ這っていたのでゲット。
ふう・・・採れて良かった。

お次はミドリヒメスギだが、何故か今年は採れないらしい。
あんなに小さいカミキリだから、毎年出ても良い筈なんだけど・・・と話しながらカラマツを見ていくが、本当に1頭も見つからなかった。

花を掬おうと思っても、ほぼすべて蕾の状態。
仕方が無いのでコメツガを見ていると・・・

おっ。

極小個体を発見。

カツラをチェックされていたKOH16さんとしんちゃんさんの所に行くと・・・。
「チャイロ4つ。」
なんと、KOH16さんが4頭いっぺんに発見されたそうだ。流石・・・。
コケに産卵していたのを見つけたとのこと。自分も見たかったなぁ・・・。


ゴトウヅルが咲いていたので、7M竿で掬うが、多数のカラカネ、ヤツボシハナ、ツヤケシが入るだけ。KOU16さんが黒化したカタキハナをネットインされたのを譲っていただく。
そしてカラカネハナを摘み続けるしんちゃんさん・・・

次は、去年取りこぼしたナカネアメイロを狙って移動。
ハリギリの幹や葉に止まっているとの事だが、ビミョーに時期を外しているので、残っていてくれるかどうか・・・

ポイントに到着すると、小雨が降ってきた。

しんちゃんさんが、早速、「ここにいるぞ。」
へ?もうですか?

おおぉ!

ナカネアメイロカミキリ Obrium nakanei Ohbayashi,1959

透き通った明るい飴色が美しい。コレ、好きだなぁ・・・。

追加を探していると、マツシタトラを発見。

マツシタトラカミキリ Anaglyptus matsushitai Hayashi,1955

寄るだけ寄ってパチリ。樹皮の割れ目に入り込んでいる個体が多く、高いところにいる奴は網では採りにくい。

いた。


ピントが合わないので摘んで撮影・・・


もういっちょ・・・


いくつかの個体を見つけたが、やはり発生末期なため数は少なかった。

クリイロシラホシも同時進行で探していく。無数にあるミズナラの中で、一本だけ当り木を発見し、三人でいくつか確保。
生態写真はKOH16さんが、いつも通りすばらしいモノを撮られていたので、そちらをご覧いただきたい。


雨が降ったり止んだりする中、ある種を確認するため林内へ。

クリイロシラホシの木も確認していくが何もいない・・・。

しんちゃんさんが、フトオビカンボウトラを採集された木をチェック・・・

しん「いたぞ。タンデムだ。」

フトオビカンボウトラカミキリ Hayashiclytus acutivittis inscriptus (Bates, 1884)

交尾個体を発見。KOH16さんが♂、私が♀を採らせて頂く。


小雨がほの暗い林内に映えて、とても幻想的・・・。


雨が強くなり、夕立の勢いで降ってきたので車内に避難。
どうしようか迷った末、ヤツボシのポイントを見に行くことに。

さすがに採集者が来てるだろうなぁ・・・などと話しつつ、ポイントに着くと車が止まっていない・・・
「みんな群馬や長野の方へ行っちゃったんかなぁ?」

発生木を眺めていると、KOH16さんがスルスルと網を伸ばして「なんかいるなぁ~」
入ったカミキリはヤツメカミキリ。何気に未採集種なので、摘ませていただく。

周辺の立ち枯れなんかを確認すると、ネキが来ても良さそうな感じ・・・

おお!?



あれは・・・


オオホソコバネカミキリ Necydalis (Necydalisca) solida Bates, 1884

やはり来ていた。普通サイズなのだろうが、アルマンや小さいソリダしか見たことの無い私にとってはとても大きく見える。

時折、日も差すのにすぐ後には雨が降るといった不安定な天気。


網を担いで歩くKOH16さんの後姿・・・カッコイイ!

ノリウツギを掬ってカンボウなどのカミキリを追加し、周辺を徘徊してカミキリを探すがパッとしたものは採れず・・・。
しんちゃんさんとKOH16さんはクビジロカミキリを採集されていた・・・羨ましい。

ナカネアメイロとクリイロシラホシを追加して、そろそろ帰りますか・・・と車を走らせる。

途中、ハリギリの巨木を見つけて、停まってチェックしてみると、食痕は走っている。
KOH「あ、ナカネだ。」
謹んで採集させていただく・・・。

すぐそばのサワフタギやナツツバキにはおびただしい量の食痕が走っていたので、探してみると・・・


ニセシラホシカミキリ Pareutetrapha simulans (Bates,1873)
なんとか、まだ残っていた個体を発見。未採集種だったのでとても嬉しい。


生態写真にもちょうど良い高さにとまっていてくれた。


思わぬ副産物を得たところで、今日の採集は終了!
特に渋滞も無い(私は半分以上寝ていたので解らないが・・・ゴメンナサイ)高速を走って、帰ってきたのであった・・・。


う~ん、久しぶりの充実した採集、とても楽しかった。しんちゃんさん、KOH16さん、ありがとうございました!
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久々昆虫採集

2007-07-18 23:21:52 | 採集記
ここ一ヶ月間は、無茶苦茶に忙しい毎日を送っていた。とても虫採りなどいける状況ではなかったのだが、テストも模試も終わり、少し余裕が出てきたので、機動戦士しんちゃんさんに採集に連れて行っていただいた。
場所は山梨県某所。果たして・・・。
今回も絶対に寝坊しないように目覚ましを三つくらいかけ、予定通りに起床。
予報では雨は降らず気温も高いはずだったのだが、天気は良くない。



有名な某峠に到着したが、もちろんまだノリウツギやリョウブは蕾だ。
う~ん、なんにもいない。仕方が無いので下見を済ませて移動。

途中、標高を下げると、小振りながらもノリウツギが見事に咲いている。指をくわえて見過ごしていると、しんちゃんさんが車をとめた。

なんでもここは以前チョット話題になった場所だそうな。
花は道沿いに沢山咲いているので、新調した7・2M網で掬っていく。


それでは・・・ワサワサ、わさわさ、ワサワサ・・・


マルガタハナカミキリ Judolia cometes (Bates,1884)

マルガリータ・・・。肩が張っていて、好きなカミキリだ。小型になればなるほど黒紋が発達するような気がするが、どうなのだろうか。今回も、ちっちゃくて紋が良く出ている(三つ帯状に近い?)個体を採集できた。


ヒゲジロハナカミキリ Japanostrangalia dentatipennis (Pic, 1901)
普通種と言われているが、大好きなカミキリ。基本的にヒゲジロなカミキリは好きだが、ヒゲジロハナは体形といい、大きさと言い、ちょうどいい。


ヨツスジハナカミキリ Leptura ochraceofasciata ochraceofasciata (Motschulsky, 1861)
夏の代名詞、永久不滅の普通種、ヨン様も数多く見られた。

もう一種の夏の代名詞、フタスジハナカミキリは、ここの個体はハススジ型だ。色々なバリエーションがあって面白いので見慣れない模様のはつい摘んでしまう。


と言うわけで、移動~!
びゅ~ん・・・

着いたのは、カタキハナで有名な某所。しんちゃんさんが数年前、ト〇〇ホ〇バネなど、私にとっては憧れの種類を採集されている場所なので、とても期待して見に行くと・・・


あり?何ですかこの濁流は・・・?

なんと、先日の台風の影響で水量が大幅UPし、川が渡れなくなってしまっていた・・・。
撃沈・・・☆

近くでカラムシがまとまって生えていたので、しんちゃんさんがラミーを撮影・・・

そのしんちゃんさんを私が撮影・・・


古い材に来ていた、今季初ルリボシ・・・


う~ん、ショボい!チームしょぼしょぼ君に即入会を許可して頂いただけあるな。
このままでは帰れないので、移動中にチェックした伐採地と花を見に行く。

おお。

割と広めな伐採地的斜面・・・。


ヒトオビアラゲカミキリ Rhopaloscelis unifasciatus Blessig,1873


ウスイロトラカミキリ Chlorophorus signaticollis (Castelnau et, Gory, 1841)

ダンコウバイが沢山有るので見てみると・・・

トビイロカミキリ Allotraeus sphaerioninus Bates,1877


キクスイモドキカミキリ Asaperda rufipes rufipes Bates,1873

流石シーズン本番、次から次へと虫が見つかる。
斜面の上のほうに陣取っていると、フワ~~ッと黄色い虫が吹き上がってきたので、トラカミキリ系かな?と追いかけて、捕らえてみると・・・


ムネモンヤツボシカミキリ Saperda tetrastigma Bates,1879

おおぉ~~!
ムネヤツじゃんか!材採集は容易だが、成虫では余り採れないと言う事だったので、とても嬉しい。

さらに・・・

タテスジゴマフカミキリ Mesosa (Aphelocnemia) senilis Bates,1884
う~ん、またまた大好きなゴマフがいた。ちょこんと留まっていたので落ち着いて写真撮影。
生きているときは真っ白でとても綺麗だ。

タテスジゴマフがいた材の裏側には・・・

ゴマダラモモブトカミキリ Leiopus stillatus (Bates, 1884)

二頭くっついていた。


ヘリグロベニカミキリ Purpuricenus (Sternoplistes) spectabilis Motschulsky, 1857
綺麗な赤色が素敵だが、展脚が決まらない・・・。


一通り楽しんだところで、栗の花を見に行く。

花付きは微妙・・・

ん?あれは・・・あっ!飛ぶ!

手掴みでキャッチ!

クスベニカミキリ Pyrestes nipponicus Hayashi,1987

よっしゃ!コレ、久しぶりの対面でとても懐かしい。いいカミキリだと思う。

天気が崩れてきたので、残りの花と土場を素早くチェック!
花は午前中と大して変わらず、土場には・・・


フタスジハナカミキリ Leptura vicaria vicaria (Bates,1884)

立派なハススジ型の♀だった。


と言うわけで、本日の採集は終了~~!

〆はいつもの・・・


渋滞!

久しぶりの採集は、とても楽しかった。天候があまり良く無い中でも、多数のカミキリを見ることが出来て、本格的な夏に突入したことを実感した。
その反面、今年はいかに採集に行っていないかもよ~くわかった一日であった。

しんちゃんさん、ありがとうございました&お疲れ様でした。
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