超久々の、カミキリ成虫採集に師匠と共に出撃。
今シーズン初の捕虫網採集は、今年も有名な長野県某所。
昨年、カエデでの採集が知れ渡り、今年はGW前半から物凄い人出だという噂がアチコチから聞こえてくる。
大本命のツジウスを網に収めることはできるのか・・・。
9日朝、師匠と共に新宿駅新南口からJRハイウェイバスに乗り込む。
去年は特急を利用したが、今回は安さを選んでバス。
とはいっても、都合の良いようにダイヤが組んで有るので、採集地に着くまでの時間は列車とほとんど変わらず、歩く必要も無いのでかなり便利だ。
目立った渋滞も無く、南アルプスを望みながら、快適に高速を走る。
中央道は神奈川、山梨を経由するため、車窓からの眺めが懐かしい。小仏や韮崎に生物部で採集に行ってた頃は楽しかったなぁ・・・。
思い出に浸っている間にもバスは長野に入り、目的地が近づく。
新宿を出てから、4時間ほどで、バスの中継地点に到着。宿の前には見覚えのある
車も停まっている。
しかし天気が良い。すこし暑すぎるくらいだ。
しばらく待って、やってきた林道バスに乗り込む。バスの運転手さんによると、今年の虫屋数は過去最高ではないかとのこと。地元の人もびっくりするとは、どれだけ人がいるんだろうか・・・。
橋で虫屋さんが2名乗ってきたので、お話を伺う。やはり今年は人がハンパじゃないらしい。どうやら皆さん一番上のカエデが採れるということで張り付いている様だ。
ポイントに到着してバスを降りると、カエデの周りに十数名のカミキリ屋さんがネットを構えてツジウスの飛来を待っていた。
人がいないときはこんな感じ・・・。
チキンな私は後から入っていく勇気が無いので少し離れて見学。
しんちゃんさん、ポンパパさん、KOH16さんのいつものメンバーと、じごまるさんがいらっしゃったので先ずはご挨拶。(ご一緒だったもう一方は、DMSP/SSMIさんでしょうか・・・?)
KOHさんは既にツジウスを仕留められていた。う~ん、流石っス。
メインの木から少し離れたところにもカエデは生えているので、師匠と一緒に行ったりきたりしながら掬ってみる。
どうすか?
「う~ん、虫が入らない・・・」
このエリアはここ数日雨が続いていたそうで、ドピーカンの今日は、午前中はとても良かったそうだ。が、午後に入ると暑すぎて虫の飛来は減ってしまったらしい。
それでも何とか入った虫をば・・・
カエデヒゲナガコバネカミキリ Glaphyra (Glaphyra) ishiharai (Ohbayashi, 1936)
Glaphyraは割と網に入ってくる。カエデヒゲナガコバネはそれほど多い種というイメージは無かったのだが、ここでは最優先種だった。
非常に触角が弱いらしく、すぐ不完品になってしまうので扱いづらい・・・。(私の扱いが悪いだけか・・・?)
オニヒゲナガコバネカミキリ Molorchus pinivorus Takakuwa et Ikeda,1979
こちらも去年は結構網に入った種類だったが、それほど多くは採れなかった。ヤマトシロオビトラ、カエデノヘリグロに到っては今回は採ることが出来なかった。期待していたので残念。
その他、ヒナルリ、ピック、ヒメクロトラ、シロトラ等の普通種は網に入るものの、総じて虫の数が少ない。
夕方になってくると、ほとんど虫の飛来がなくなってきたため、虫屋さんたちが次々とバスに乗って引き上げ始めた。
メインのカエデも、私と師匠と、もう一名の虫屋さんを残してフリーに。
我々もそろそろ宿に向かわなければならないが、折角空いたので・・・。
掬っとく?
が、ほとんど虫は入らずノックダウン。挨拶をして、降りることにする。
下り始めてすぐ、地面に転がってたコガネムシを二人で弄っていると、後ろから一声。
「入りましたよ!小さい♂ですけど・・・。」
「お、おめでとうございます・・・。」
やはり諦めないでしっかり掬わなければツジウスは採れないのだ(泣
結局、この日はほとんどカミキリは採れずに終了。帰り道はセンチコガネを拾っただけだった。
仙丈岳が綺麗だったので写真を撮る。が、あんまり上手く撮れていない・・・。
林道を歩き、宿に向かう。今回の宿泊も、去年と同じく橋本山荘だ。
今回は交通費が浮いた分、食事つきにしてみた。お腹が減っていたので着いてすぐに夕食。
焼き魚や天ぷらを初め、いろんな品が出て満腹。(写真を撮り忘れてしまった・・・)
食後はお茶を啜りながら、奥さんも交えての翌日の作戦会議。
翌日は、朝早く起きて橋まで送っていただき、歩いて登ることにした。
かなり疲れていたので、風呂に入ってからはウトウト。整理するほど採集品も多くない。
土曜ワイドを見ていたが途中で眠くなってしまい、結局結末は分からず終いのまま就寝・・・。
う~ん、明日は虫が採れるといいなぁ・・・。
続く
今シーズン初の捕虫網採集は、今年も有名な長野県某所。
昨年、カエデでの採集が知れ渡り、今年はGW前半から物凄い人出だという噂がアチコチから聞こえてくる。
大本命のツジウスを網に収めることはできるのか・・・。
9日朝、師匠と共に新宿駅新南口からJRハイウェイバスに乗り込む。
去年は特急を利用したが、今回は安さを選んでバス。
とはいっても、都合の良いようにダイヤが組んで有るので、採集地に着くまでの時間は列車とほとんど変わらず、歩く必要も無いのでかなり便利だ。
目立った渋滞も無く、南アルプスを望みながら、快適に高速を走る。
中央道は神奈川、山梨を経由するため、車窓からの眺めが懐かしい。小仏や韮崎に生物部で採集に行ってた頃は楽しかったなぁ・・・。
思い出に浸っている間にもバスは長野に入り、目的地が近づく。
新宿を出てから、4時間ほどで、バスの中継地点に到着。宿の前には見覚えのある
車も停まっている。
しかし天気が良い。すこし暑すぎるくらいだ。
しばらく待って、やってきた林道バスに乗り込む。バスの運転手さんによると、今年の虫屋数は過去最高ではないかとのこと。地元の人もびっくりするとは、どれだけ人がいるんだろうか・・・。
橋で虫屋さんが2名乗ってきたので、お話を伺う。やはり今年は人がハンパじゃないらしい。どうやら皆さん一番上のカエデが採れるということで張り付いている様だ。
ポイントに到着してバスを降りると、カエデの周りに十数名のカミキリ屋さんがネットを構えてツジウスの飛来を待っていた。
人がいないときはこんな感じ・・・。
チキンな私は後から入っていく勇気が無いので少し離れて見学。
しんちゃんさん、ポンパパさん、KOH16さんのいつものメンバーと、じごまるさんがいらっしゃったので先ずはご挨拶。(ご一緒だったもう一方は、DMSP/SSMIさんでしょうか・・・?)
KOHさんは既にツジウスを仕留められていた。う~ん、流石っス。
メインの木から少し離れたところにもカエデは生えているので、師匠と一緒に行ったりきたりしながら掬ってみる。
どうすか?
「う~ん、虫が入らない・・・」
このエリアはここ数日雨が続いていたそうで、ドピーカンの今日は、午前中はとても良かったそうだ。が、午後に入ると暑すぎて虫の飛来は減ってしまったらしい。
それでも何とか入った虫をば・・・
カエデヒゲナガコバネカミキリ Glaphyra (Glaphyra) ishiharai (Ohbayashi, 1936)
Glaphyraは割と網に入ってくる。カエデヒゲナガコバネはそれほど多い種というイメージは無かったのだが、ここでは最優先種だった。
非常に触角が弱いらしく、すぐ不完品になってしまうので扱いづらい・・・。(私の扱いが悪いだけか・・・?)
オニヒゲナガコバネカミキリ Molorchus pinivorus Takakuwa et Ikeda,1979
こちらも去年は結構網に入った種類だったが、それほど多くは採れなかった。ヤマトシロオビトラ、カエデノヘリグロに到っては今回は採ることが出来なかった。期待していたので残念。
その他、ヒナルリ、ピック、ヒメクロトラ、シロトラ等の普通種は網に入るものの、総じて虫の数が少ない。
夕方になってくると、ほとんど虫の飛来がなくなってきたため、虫屋さんたちが次々とバスに乗って引き上げ始めた。
メインのカエデも、私と師匠と、もう一名の虫屋さんを残してフリーに。
我々もそろそろ宿に向かわなければならないが、折角空いたので・・・。
掬っとく?
が、ほとんど虫は入らずノックダウン。挨拶をして、降りることにする。
下り始めてすぐ、地面に転がってたコガネムシを二人で弄っていると、後ろから一声。
「入りましたよ!小さい♂ですけど・・・。」
「お、おめでとうございます・・・。」
やはり諦めないでしっかり掬わなければツジウスは採れないのだ(泣
結局、この日はほとんどカミキリは採れずに終了。帰り道はセンチコガネを拾っただけだった。
仙丈岳が綺麗だったので写真を撮る。が、あんまり上手く撮れていない・・・。
林道を歩き、宿に向かう。今回の宿泊も、去年と同じく橋本山荘だ。
今回は交通費が浮いた分、食事つきにしてみた。お腹が減っていたので着いてすぐに夕食。
焼き魚や天ぷらを初め、いろんな品が出て満腹。(写真を撮り忘れてしまった・・・)
食後はお茶を啜りながら、奥さんも交えての翌日の作戦会議。
翌日は、朝早く起きて橋まで送っていただき、歩いて登ることにした。
かなり疲れていたので、風呂に入ってからはウトウト。整理するほど採集品も多くない。
土曜ワイドを見ていたが途中で眠くなってしまい、結局結末は分からず終いのまま就寝・・・。
う~ん、明日は虫が採れるといいなぁ・・・。
続く
こんばんは 久しぶりにコメントします… ツジウス 取れるといいですね、お祈りしています…(^^)
僕も先週の土曜日、相方のN.Hさんと休みが合い岐阜県中部の某峠でカミキリ採集に行ってきました…
そこは去年に相方が見つけてきた場所で僕が行くのは初めてだったのですが、広範囲に伐採されていて、ミズナラやブナの立ち枯れがチラホラあって、なかなか期待できそうな場所でした… もちろん 有名なカミキリ産地ではないので虫屋は僕と相方だけですが…
いざ伐採木を探してみると…これが普通種のオンパレード! キンケトラ、ヒナルリハナ、シロトラ、ナカジロサビにアトモンサビなどなど… ちょっとガッカリしたところ、相方が1頭トウキョウトラをゲットしました…やられた~っ 結局 僕は採れませんでした…ホウノキがあちこちにあったのでもしやと思い、上を見上げると怪しい影が… 網でホウノキを軽く叩くと…フチグロヤツボシ2頭ゲット!ラッキー! こんなに早くいるんですね、驚きました… この後追加は採れませんでしたが… 綺麗なカミキリなので採れると嬉しいですね…
相方も1頭ゲットしました… その帰りに某土場でアカメガシワの材採取して帰路に…
あと こないだヒラヤマ採集のついでに採取したアカメガシワからカミキリが羽化してきたのですが… シラホシカミキリとアトジロサビばかりです、トホホ… トラニウスが出てくる日を辛抱強く待ちます!
皆さんの今夏のカミキリ採集の御活躍を楽しみにしています!
長々とすいません…