さきたま古墳群に行った帰りは、忍城(おしじょう)へ。この城は、戦国時代、秀吉の小田原攻めで、石田三成が水攻めを試みるが失敗し、落城させることが出来ず、小田原が落ちたことで、守将成田長親は、まるで勝ったように堂々と三成に引き渡したとされる。この辺は、私の見た映画「のぼうの城」のシーンからだ。
さて、先に見た、さきたま古墳群の丸墓山古墳には、「石田堤」という水攻めの遺構が残っている。そして丸墓山古墳の上に三成は陣を張り、延長28キロという長大な堤防を築いたとされる。延長28キロ、古墳から忍城が見えたが、遠い遠い、ほんとにあそこまで水攻めしたんだろうか、と不思議に思う。
(石田堤)
(丸墓山古墳の頂上から忍城を望む、遠くに見えるが、写真ではよくわからない)
そして、忍城へ、湿地帯の城ということで、浮城とも呼ばれたそうだ。現在は、三層櫓(やぐら)が天守の代わりのように輝いている。
TBSのテレビドラマ、「陸王」の舞台にもなったため、ここでも撮影したそうだ。
櫓の内部は忍藩や行田市の資料館になっている。そして、太鼓櫓もある。
続・百名城の貫禄十分な、お城でした。このお城はお勧めですぞ!