資格マニアの徒然草ブログ

目標としていた70歳で五百資格、2年前倒しで達成しました、これからはジャンルに関係なく、徒然なるままに書いていきます。

トルコ紀行その3 世界遺産になれなかった遺跡

2014年07月15日 | 旅行系資格&世界遺産検定資格とその活用
 第3日は早朝イスタンブールからトルコ国内線で、イズミールへ。イズミールからバスで1時間ほど、「エフェソス」遺跡に着く。古代都市の遺跡である。彫刻や建物には、古代ローマのハドリアヌスやトライヤヌス、ギリシア神話のヘルクレスやナイキ、エルメス等が登場する。

 まずはアルテミス神殿跡。ここは古代の世界七不思議のひとつである。柱が1本だけ立っていて、実に寂しい。エジプトのピラミッドやメソポタミアの空中庭園等と並ぶ壮大な神殿があった場所だ。
   
 古代ローマは浴場と競技場が特徴だ。ここの競技場は2万5千人収容のものだがよく残されてほうだ。このエフェソスは、世界遺産ではない。なぜかというと、復元が多い、すなわち手が入り過ぎているからだからそうだ。事実ローマ皇帝のハドリアヌスの門もどこかの国がスポンサーになって復元工事中である。もったいない。そのままにしておけばいいのに。
      

 さらに頭のない彫刻が多い。これはガイドさんによると、帝国主義の時代、トルコは力が弱かったたため、他の国が頭だけを切断して持ち帰ったそうだ。持ち帰った国の博物館にはちゃんと飾られている。国が弱いと、文化財までもが盗まれる。

 バスで、さらに「パムッカレ」へ。ここもヒエロポリスという古代遺跡が埋まっており、その崖に有名な石灰棚がある。古代遺跡は、まだ大半が埋もれたままで、スポンサー待ちだそうだ。
      
 パムッカレは、現地語で、白い綿という意味で、なるほど、真っ白な棚が並んでいる。裸足で石灰棚に入ることもできる。
   
 パムッカレのそばのホテルに一泊。温泉プールと古代のローマ風呂が売りものの宿だ。古代ローマ人になったつもりで水泳とテルマエロマエを楽しむ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする