中原の虹 第三巻 | |
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講談社 |
第三巻では若い蒋介石が登場する。春児の兄、文秀は日本に亡命しているが、市ヶ谷の自宅に蒋介石が訪ねて来る。第三巻には、馬賊が村を襲う様子、皆殺しにする。満州の首都が日本人により発展していく様子。孫文が革命に成功し、清国を転覆させる、それに対して、袁世凱が国政に復帰する、など。北京の盛り場の奥にアヘンを売る店、アヘンを吸う人々の様子、アヘンにも品質によってランクがあるそうである。あのアヘン戦争のアヘンだ。
小説には紫禁城(現在の故宮)の様子がよく出て来る。もちろん、世界遺産である。一昨年故宮を観光したがとにかく広い。入口から順に、前門、天安門、午門、太和門、太和殿、保和殿、乾清門、乾清殿となる。雨も降っていて、もうくたくたになった。故宮の屋根は黄色である。皇帝の色だそうだ。(写真)
最後に今日の検定は、北京検定パート1、ちょっと難しいけど、私は合格しました。チャレンジしてみてください。