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生き残った帝国

2009-06-29 20:10:15 | 歴史
歴史を学ぶ人は大抵ローマ帝国に惹き付けられる。かの理想を追い求めた大帝国がどのように発生し、成長し、分解して異民族に制圧されたかについては日本でも多くの著書を見ることが出来る。
そんな中でローマの末期について語られる中で、ローマ帝国の残滓として似ても似つかぬ専制国家として片隅に語られるのがビザンツ帝国である。
日本ではローマ帝国に興味をもつ人は多いが、ビザンツ帝国に興味をもつ人は少ない。テオドシウス帝の後、ローマは東西に分かれるが、これが日本の古墳時代であり、最後の皇帝コンスタンティノス12世=パライオロゴスが一兵士としてトルコ軍に突撃をして滅亡するのが日本で言う室町時代である。ただ、彼らは僭称ではなくオクタヴィアヌス=アウグストゥスの後継者であり、弥生時代から続く帝国と言える。
そして、それだけ永きに渡って生き延びたことこそビザンツ帝国の魅力であり、現代に多くのことを語りかけていると思う。これは島国日本が一つの王朝を永らえさせたことの比ではない多くの困難を伴ったことが想像に難くないから・・・

そんなわけでビザンツ帝国について時々思い出したようにエントリーを立ち上げて思うところを書くことにしよう・・・

飽きっぽい私がどこまで続くかな?という疑問を心に残しつつ・・・・

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