体調不良、一票の格差問題

昨日に続いて今日も休むことになった。腰痛が治癒しない。やはり朝医院に行って点滴をしてもらって終日自宅でごろごろという一日だった。
明日はなんとか出勤できるようにしたい。

テレビの報道番組で特に気になるのは、衆議院選挙での一票の格差問題についてだ。いくつかの裁判で昨年の選挙は「平等の原則」に反するので違憲・無効と判断されている。

どこの選挙区での一票も平等であるべきだが、実際には簡単ではない。常に人口状態は変動するのだから、一票はどこの地域でも平等であるべきという原則を徹底しようとすれば、選挙区と定数を常時変化させなければならないだろう。これを解決するためには、選挙区は全国区制にして比例制度を行えば一票の格差は生じない。
ゼロ増5減とか21増21減とか、さまざまな案が出ているが、これもすぐ不自然になるだろう。人口は全体として減少傾向であるし、さらに都市圏に集中する傾向であるのだから、そもそも選挙区を前提として定数を考えるなら「不平等是正」は常に行わなければならない政治課題になる。

衆参ともに全国区制にして比例制を行うこと、そうすれば問題は解決されるだろうが、衆参両議院制の意味はどうなるか、とかの問題もある。

現行制度(地区別選挙区制)を前提としたら上のような問題は常時出てくる。また、安易に(というようり原則的に)平等を言うことによって、地域の問題を軽視することに通じないのか、という問題もある。地域の人口が社会的(時には政治的)な要因で減少する。その地域の代表は仮に一票の平等の原則にもとることがあってもその不平等はあってはならないものなのか、が問われ直す必要はないのか。

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