鈴木秀一元北大教育学部教授

鈴木さんが急逝してもう1年が経った。私が北大教育学部学生だったころ、少壮学者として赴任された。いろいろ戦後の日本の教育のあり方の問題点などを聞くことができた。
そして1960年から90年までおりにふれ鈴木さんの意見を聞いたりお互いの教育実践論を語り合ったりした。
 
1985年に埼玉県に「自由の森学園」がスタートし、この学校を作り出した遠藤豊さんなどを招いたり、また飯能市にある同校を訪問したりしながら、北海道にもこの自由と子ども中心の教育活動を行う学校を作りたいということで、私は札幌市内の私立高校を、鈴木さんは北大を退職し、道は別だが目標は共通だ、ということで歩みを進めた。
 
そして1993年、私は札幌市内に小さな フリースクールを開いた。鈴木さんも私たちの実践と軌を一にして小さなフリースクールをスタートさせた。それから20年余、長いようで短かった感が去来する。鈴木さんは昨年2月、87年の人生を終えた。
 
ともに「北の大地で新しい教育の風を作りだそう」と誓い合った30年前を思い出しながらこれからを頑張りたいと心に誓う今日3月4日である。
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