清原氏の問題とショーン・マクアードル川上氏の学歴詐称問題

今、テレビでは元プロ野球選手の清原氏とショーン・マクアードル川上氏の話題でもちきりだ。どちらも、それぞれのキャリアからいっても話題の内容からいっても、テレビ画面を独占するに値するのだろうが、その内容から少し離れるが気になることをいくつか。
 
清原氏への取材のようすはあれでいいの?と疑問だ。気になったのは病院の窓から外をのぞき見る彼の顔を撮っている。ということはじっとカメラを構えて清原氏の動きを監視・観察しているということだろうが、そこまでして取材しなければならないのか。何かジャーナリストの本質的ではない根性がさもしく思うのだがどうだろう。
 
もうひとつの川上氏の学歴詐称についてだが、本当は高校しか出ていなかったのに、アメリカのエリート大学卒とか学位をとっていたとか、よくもこんなウソをついたものだと感心するぐらいのウソを並べていた。
 
しかしこのことについても、こういう学歴をもっている人への高評価、そして社会的な活躍の場を用意してあげようという日本の一面のマイナス面が透けて見える。もし彼が、単に高卒ですと正直に言っていたらテレビに出るとか番組の中で重要な役割を果たすようなポジションは与えられなかったのだろうか。
私など報道ステーションで古館さんと語り合う川上氏を共感をもって聞いていた。だから、今になって、高卒の学歴であそこまで語ることができる実力は大したものだとも思う。
だから今後あり得るとすれば、高卒の学歴を前面にして川上氏が政治や国際問題を縦横に論じるような機会をマスコミが提供するというような気持ちの大きさを示すことがあれば、詐称を許してきた反面としてとっても面白いと思うのだがどうだろう。
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