花育フラワーアレンジメント作品展2010

こういうタイトルの展覧会が今日18日から20日まで、札幌市のオーロラタウンで開かれている。
これを主催したのは、本学園であるが、札幌市が有限会社ブロックコーポレーションの協力を斡旋し、いわばこの三者のコラボレーションであった。
ブロックコーポレーションは、これまで新鮮な花を豊富に学園に送り、フリースクールの生徒たちは、三度の手習いを経て、今回の作品展になった。

実に見事なフラワーアレンジメント作品展である。一人ひとりの生徒たちが、これまで体験したことのない花を自由にアレンジし、自分の感性の赴くところに従って一つの作品に仕上げた。
学力面では一歩も二歩も遅れていると思われる生徒が、誰にもまして個性的な作品をつくり出している。私も、「感性とかセンスとかいうものがどれだけ個性として輝くものなのか」をあらためて認識した今日であった。

札幌市長も開会式に参加し、生徒たちと意見を交わした。また生徒たちも多くの人の質問に答えながら、自分の作品に自信をもって解説した姿が印象的だった。

これまでの取り組みの積み上げ、一般の人たちの鑑賞に供する、そしてこれらを通して自分でも知らなかった個性を見つける、これらすべてを「花育」というのだろう。
心が癒され、自分自身もまたこれまでの教育という仕事にやりがいを感じなおした一日だった。
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