柏シルバー大学院Aクラスでは、上の見出しのテーマで新東京病院の循環器の専門の中村勝太郎医師から、講義を受講した。質問の時間を設けてくれて、多くの質問が出され、テキパキと応答してくれた。大変評判のよい講義となった。多くの受講生は大変満足したようであった。
1. 心臓の表面を3本の動脈(冠動脈という)が包んでおり、心筋に酸素と栄養を送っている。
この動脈の血管が狭くなっての障害が狭心症であり、つまって血液が止まってしまうことが心筋梗塞である。心筋梗塞は遅れると心筋が死に至る。
2. 労作性狭心症の症状:重いものを持ったり、長く歩いたり、坂道を登ったりすると苦しくなるが、安静にて改善する。ニトログリセリンが有効である。冠攣縮性狭心症は労作に関係なく安静時に起こる。ニトロが有効である。
3. 急性心筋梗塞とは、冠動脈の粥腫が破綻し血栓(血のかたまり)が出来て冠動脈を梗塞し、心筋を懐死させる。症状として、前胸部、左前胸部の痛み、圧迫感、灼熱感、締め付けられる感じなど、
安静、労作に関係なく出現する。20分以上続く。冷や汗・吐き気を伴うこと多い。ニトロは効かない。
急性心筋梗塞が疑われたら? 我慢しないで、すぐ救急車を呼ぶ!! けっして自家用車は使わない!!
4. 冠危険因子:高血圧、高コルストロール血症、糖尿病、喫煙、家族歴。
5. 狭心症、心筋梗塞にならないように、塩分ひかえめ! コルストロールひかえめ! カロリーひかえめ!禁煙! 適当な運動!
有効な話有難うございました。老いも若きも心臓病にはご注意下され!!。
柏シルバー大学院Aクラスからの発信でした。
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