kametaro爺さんのよもやま話(ペイント画を含む)

日常の生活の中で、主に気付いたことやしたことをまとめておきたい。また、ブログにアップしたい

戦争語部のテキストとして・・・近所のお爺さんの経験談  その2

2012-08-22 09:24:14 | 思い出
折から風速30mの強風が吹き荒れて火勢を一層激しいものにし、ファイヤー・ストームが東京を焼き尽くした。火に包まれたのは何の罪も無い一般市民である。女性、子供、老人、皆、一塊の炭と化すまで焼き尽くされた。その数約10万人。

以下近所のお爺さんのお話に変わる。
彼は、当日、父は仕事で外に、母は以前に他界し、姉と弟の3人家族でいた。
焼夷弾の火災で家、道路は火の海だった。火の粉が逃げるに顔・体に振りかかった。着物が燃える。でも逃げるに夢中で服の火の払いの余裕もなかった。
彼も同じく、ズボンが燃えていた。しかし、それを消す余裕がなかった。

そんな中で、寺の火災用の大きな水たまりの壺、人が飛び込んでいるのを見つけ、姉弟3人が運よく飛び込んだ。

壺も周りは、丸こげになって多くの人が死んでいた。言いようの惨たらしさであった。

思い出すのも怖い、2度と同じ惨状を繰り返してはいけないと、私に言い張った

他に2人の姉弟も無事生き残り運がよかったようだ。


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