kametaro爺さんのよもやま話(ペイント画を含む)

日常の生活の中で、主に気付いたことやしたことをまとめておきたい。また、ブログにアップしたい

怨霊から鎌倉を見る その1

2011-08-22 08:51:23 | 柏シルバー大学院
怨霊の面


Aクラスの授業で「鎌倉と怨霊」というテーマで、某大学教授の講演を聞いた。
爺として、今までの鎌倉と、見方が大分変ったきた。
講義についてアップします。

1. 怨霊とは

怨(うら)み、憎しみをもった人の生霊(いきりょう)や、非業(ひごう)の死を遂げた人の霊。これが生きている人に災いを与えるとして恐れられた。霊魂信仰の考え方では、人間の肉体と霊魂とは別個のものである。 ...
 慈円の怨霊感・・・怨霊とは、現世において深く恨みをもって、怨敵を倒そうとし、讒言虚言を作りだし、それが天下にも及んで世を乱れさせ、人に危害を与えたりするもので、現世でできなかったことを冥界で晴らす存在。
 
2 .鎌倉の境界・・・

 政治的境界・ 北西・山内、西南・稲村ケ崎、北東・六浦、南東・小坪

 霊会境界・・・東南八霊神社、東北・荏柄天神社(菅原道真=天神を鬼門封じちし
 て祀る)、西南・御霊神社{鎌倉権五朗景政を土主神として祭る}、西南・佐助稲
 荷神社(流罪中の頼朝に挙兵を勧め勝利を約束した神)このようにして、怨霊が鎌
 倉の境界内に入らないようにした。

 鎌倉の文化財を、怨霊から解説された。大変興味のある話である。
 天神様、京都の祇園祭り等の起源は、同じ怨霊をしずめるという考えからであるを、
 再確認できた。楽しい講演であった。

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