kametaro爺さんのよもやま話(ペイント画を含む)

日常の生活の中で、主に気付いたことやしたことをまとめておきたい。また、ブログにアップしたい

人生いろいろ・・・田舎の葬式の感想

2010-06-25 08:35:27 | 日記
姉が他界した。知らせを受け、姉宅に駆け付けた。10数人ずつの近所の男たち、女たちが2つのグループにわかれて葬式の計画・仕事の分担等を真剣に話し合っていた。
都会では見られない地域のみなさんの繋がりの強さ(地域文化かも、地域慣習かも、封建制の名残かも)が瞼に焼きついた。

葬式を終え、親戚代表の挨拶を頼まれた。
姉は、この地で生れ、この地で皆さんに育てられ、この地で皆さんに生かされ、この地で皆さんのお陰で98歳の人生を全うした。
地域社会の皆さんの温かさ・切磋琢磨・助け合い・励ましあいの信頼に裏づけられた地域力の素晴らしさに送られ、天国に向かいました。
こんな環境の中で生活できる姉の幸せな人生を強調しました。故人の姉に代わり感謝の言葉を述べ、お礼の挨拶を締めくくった。

今日、多くの地域では、近所づき合いは疎遠になり、ブライバシーを優先し地域力は薄れている。更に地域が、新旧住民で混住化して拍車をかけている。
人間の気持ちもドライ化し、人間的な繋がりを希薄になり、社会生活でも孤立か・孤独化へに追いつめられている。団地の孤独死、都会での孤独死等が多くなり問題化されている。

老化が進むほど、人との開放的なつき合い・触れ合い・助け合い・補い合いがほしいものである。今の高齢者はこんな欲求が強いと思う。つまり無縁の社会から有縁の社会である。それは、田舎の葬式があり方を教えてくれているように思う。

これからの社会は、人生の末期からも、考えてどうあるべきか議論するのも大事なような気がする。(706)

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