kametaro爺さんのよもやま話(ペイント画を含む)

日常の生活の中で、主に気付いたことやしたことをまとめておきたい。また、ブログにアップしたい

アラブ首長国連邦とはどんな国・・・・その1

2013-10-10 08:46:09 | 柏シルバー大学院
9月26日、麗澤大学客員教授O先生より、「北方領土を中心に」のテーマで講義を受けた。
その前に、先生が国際関係についてアラブ首長国連邦を訪問してきたとのことで、其れについてのお話をしてくれた。大変お話の上手な先生で、楽しみながら拝聴していった。
要点をアップします。

1.  アラブ首長国連邦とは

1971年にアブダビ(アラビア語ではアブザビの方が発音に近い)、ドバイ、シャールジャ、アジュマーン、ウンム・アル=カイワイン、フジャイラの各首長国が集合して連邦を建国。翌1972年、イランとの領土問題で他首長国と関係がこじれていたラアス・アル=ハイマが加入して現在の7首長国による連邦の体制を確立した

2 大統領はアブダビ首長のナヒヤーン家、副大統領はドバイ首長のマクトゥーム家が世襲により継ぐのが慣例化している。閣僚評議会(内閣相当)評議員は、大統領が任命する。

3. 連邦予算は8割がアブダビ、1割がドバイ、残りの1割は連邦政府の税収によってまかなわれており、残りの5首長国の負担額はゼロである事実上、アブダビが北部5首長国を支援する形になっていると言える。石油収入は油田を持つ首長国の国庫に入るため、連邦に直接石油収入が入るわけではない