過日、Aクラスの授業が野村証券大会議室で○○大学院名誉教授○○先生によって、午前10から12時まで実施された。白秋は童謡作家でも大変有名である。例えば、誰もが知っている「この道」は、
「この道はいつか来た道 ああ そうだよ あかしやの花が咲いている。
あのいつか見た丘 ああ そうだよ ほら白い時計台だよ。
この道はいつか来た道 ああそうだよ お母さまと馬車で行ったよ」
と、皆が口ずさむ童謡である。何となく幼き日の在りし日の思い出の中に引き込まれていく。当時にかえり、気持ちを和ませてきれる。
同じように、「砂山 」や「ちんちん千鳥 」も親しまれている。こんな童謡をテープを聞きながら「生い立ちや生き方」と解説してくれた。みんな、口ずさみながら講義を聞いていた。こんな、変化のある授業も高齢者には喜ばれる。
北原白秋は、
明治18年福岡県柳川市に生まれた。本名は「隆吉」。早稲田大学英文科中退。水郷の情趣とキリスタン文化の中で育ち、上京後は「明星」で新進詩人として活躍した。その後、「邪宗門」、「思いで」を刊行した。大正2年の処女歌集「桐の花」を刊行し、西洋的な感覚で果断に新風を吹き込んだ。
次回に続きます。