亀の啓示

18禁漫画イラスト小説多数、大人のラブコメです。

君・僕・死で文を作ると好みがわかる

2018-11-09 15:57:27 | たわごと、エッセイ
Twitterのタグに面白いものを見かけました。

#君・僕・死で文を作ると好みがわかる

短くまとめている方のほうが多く
物語のタイトルのようなインパクトが
ありましたが、私はある程度のボリュームの
ある物語として書いてみたいと思いました。

1ツイート1ツイート
限りある文字数で話を繋いでいくのは
思ったより難しく、お題のあるこんな
文章じゃなければ無理だったと思います。
それでもある程度の形になったかといえば
自分としても首をかしげるばかりで
やはり、Twitterは落書きやイベント情報
発信ツールで使うのが一番だなと
多少敗北感にほろ苦い思いをいたした次第。
一応、まとめて上げておきます。
でも初めての試み、新鮮で楽しかったです。





………………………………

初めてのデート。
この日のために新調したジャケットを
羽織り、高鳴る胸を押さえつけながら
僕は待ち合わせ場所に向かった。

君はふんわりした若草色のロングニット
足元はかわいいボンボンのついたブーティで
キュートなステップを踏んだ。




「ごめんね、待った?」

僕が駆け寄ると、彼女の表情が
急に止まった。
そして体ごと僕から顔を背ける。
横を向いたまま苦しそうに笑った。

「やだもう。死ぬかと思った。」

彼女はまだ小さく引きずるように
笑いながら、僕のジャケットの
胸に貼られたサイズのシールを
剥がしてくれた。




「ごめんね。何て言うか、わたし
あなたを異性として好きになる、とか
考えられないの。」

初デートから数日後。
彼女は僕のクラスまで訪ねてきて
爽やかな笑顔を残して帰っていった。
でも僕を嫌いとか疎ましいとか
そういった風でもなく、それからは
一緒に勉強をしたり
時には食事をしたりした。




友達のこと、家族のこと
そして若者らしく今の世の中は
おかしい!なんてことを語り合うように
なっていった。

どんな時間も楽しかったけど
就職して、彼女に想い人ができて。
恋愛相談をされたときは
振られた時の何十倍もつらかった。

彼女は恋人が出来ても、変わらずに
僕と話をしてくれた。




「あなたは、好きな女性とかいないの?」

彼女は僕に訊いた。

「なかなか、縁がなくて。」

僕は答える。

24のときだったろうか。
それからしばらくして、彼女は
恋人と別れた。

ずっと君に片想いをしていたよ。

そう言えたらよかったのかと
思ったこともあったけれど。




あの頃から、君と僕はよく語り合った。
意見がぶつかっても、君が何を思って
いるか知ることが出来て嬉しかった。

でも、僕は君のどんなところが愛しいか
君のどんなところが素晴らしいか
語る機会には恵まれなかった。

初めてのデートで君を死ぬほどに
笑わせてから。
募る想いを語ることすら封印した




「私からは言えないじゃない。」

五年後、再会した僕らは
お互い弱いくせにバーで水割りを
飲みながら夜を過ごしていた。

「振られたからって。
あなたで寂しさを紛らわせるような
そんなことは言えなかったし。」

あれから五年も経ったのに
彼女は寂しそうな顔のままだった。




僕は胸が詰まる。
息することさえ苦しいほど。

君がしあわせなら。
嬉しそうに笑う君を見ていられるなら
たとえそれが他の男を想ってのことでも
僕は構わないと思っていた。

嘘だ。
僕はずっと言いたかったんだ。
君を愛してるから。
だから、僕は黙って一緒にいた。

大好きだ。






「これから、僕と死ぬまで
一緒に生きてくれますか。」

プロポーズはこれまた重たい台詞を
吐いたと後悔している。

彼女の左手くすり指に
指輪をはめてあげると
白いヴェールを上げて
唇に唇を寄せた。

彼女は誓いのキスに舌を絡める
濃厚なくちづけをして
もう離れないとささやいた。







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ラクガキが余っていました。

2018-11-03 16:14:12 | ラクガキ
日々のラクガキと出し忘れたハロウィンものを
いくつか並べてみましたよ。




ヴァンパイア編の美月はおっぱいボーンで
とても楽しく描けます。
なんならハロウィンでなくても描いてますし。

ツイッターの診断メーカーのお題で描いた
仮装も置いときますか。
美月が魔女、亮は白雪姫です。
もう亮の女装が壊滅的に似合わなくて
おかしくて死にそうになりました。







これもツイッターのお題のやつですね。
イラスト、漫画を描くとき気をつけてることは
やる気のムラムラしたときに
汗が収まってから描く、ということですね。

描くのが楽しい体のパーツは?というお題に
男女で別の回答を用意しました。
なぜ二人とも裸なのか、亮に至っては
股間までさりげなく描き込んじゃった。










これもツイッターで、ちみキャラに
挑戦することになったやつです。
ゲイとバイの双子の兄弟、おまけに美月の
教え子だったという努と歩をちみりました。
ちみキャラむつかしい!本当にむつかしい!







ちみを描いたあとはでかいのを。
ボインを描くのは疲れるけどたのしい。
何するにもいい加減で突き詰めずに
あっさり片付ける私にしては、ボインだけは
掘り下げて懸命に修正を繰り返しながら
じっくり仕上げます。ボイン奥深い!








と、いうわけで。
またラクガキが溜まったらお会いしましょう。
週末です。一週間の疲れをゆっくり癒してください。

お仕事の方も頑張ってくださいね~(*´ノ∀`*)
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ハロウィンが終わりました。他のラクガキを、ね。

2018-11-01 13:48:23 | ラクガキ
さて。ハロウィンが過ぎ去り
街に平和が戻ってきました。

今までにツイッターにあげたラクガキを
まとめておきたいと思います。




いつもと違う作風シリーズです。
冷静になると中年のおじさんが読む
雑誌の漫画のヒロインとまでは行かない、
飲み屋の女とかみたいですね。

こんな絵柄みんな引くかなって
思ったら、いつもよりいいねがもらえました。





こちらはパラレルストーリーの
イメージカットというか
挿絵なんて入れるつもりはないのに
ちょっと描いてみた的な感じです。
富士野先生はもう少し練ってみたいです。
あと、権と拓はスピンオフをまた、小説に。
すっかり文字ブログになってしまいましたが
こうしてたまに下手な絵を上げますね。




これはツイッターの、いいね幾つで答えるみたいな
あれのお題を描いたもの。
横顔とかあおりとか俯瞰とか。
もうあおりも俯瞰も超苦手です。
たまたま俯瞰はかわいく描いてたら
なんとなく様になったので出しました。





他愛ない中年夫婦の毎日です。
一応原稿の下描きになってますが
まだどの本に入れるかは決まっていません。
今度のコミティアで出す新刊に入れる予定ですが
間に合わなかったら削ります。


いつもつたない文章や下手な絵を
見ていただいて感謝しております。
今後とも、よろしくお願いします。

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ハロウィンですね。ラクガキです。

2018-10-31 18:03:26 | ラクガキ
さて。ハロウィン当日になりました。
今年はパラレルストーリーにうつつを抜かしていて
原稿もイラストも低調気味でした。
ラクガキですが、見てやってください。











明日からはちゃんと原稿やらなきゃな。

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パラレルストーリー 鬼畜どもと俺

2018-10-31 06:40:28 | 美月と亮 パラレルストーリー
貴様ら何もんだ!

俺は叫んだつもりだったんだけど
どうしてだか声がでなかった。

いつものスイートに入って
ルームサービスでシャンパンを。
と、美月ちゃんに頼んだ俺がバカだった。
運び込まれたシャンパンは8本。

「末広がりでおめでたいよ?」

「は?」

ホテルスタッフは部屋を見回し
首を傾げた。

「パーティーでしたら、テーブルを
入れますが?いかがされますか?」

そうだよねそう思うよね
俺はそうですねお願いしようかと
言おうとして躊躇った。
パーティーはともかく人数はこれで
オールキャスト、三人きりなんだもん。

「あ、大丈夫でーす。」

美月ちゃんがかわいく返して
スタッフは潮が引くように
部屋から出ていった。

「こんなに頼んでどうすんの?」

俺は我ながら愚問だと思う。
飲むに決まってんじゃねえか。
しゅわしゅわとクリトリスにぶっかけて
あんあん言わせるなら楽しそうだけど
提案したら殴られると思う。
本人はともかく、隣にいる男には
確実に殴られる。

「一人一本ずつ持って!せーので
開けるよーう!」

美月ちゃんも長内もノリノリだ。
二人して無理やり俺にシャンパンの
瓶を持たせてヒューヒュー口笛を吹く。

「そういえば、美月ちゃんは酔ってないね」

「あ。あたしね。お酒は好きなんだけど
酔ったことないんだよ。んふふ。」

はあ?
それで美月ちゃんと二人で酒を飲むのを
あっさり許した長内にも納得がいった。
この美月ちゃんオンリーヤキモチ男が
何にも言わずに許可を出すなんて
どーもおかしいと思っていた。
謎が解けた。
解けたからと言って何が解決するわけでも
ないわけなんだけど。

「ね。飲もう。春ちゃん。」

美月ちゃんがまた、俺の膝に座る。
この女は彼氏に妬かせたいのだな。
俺と二人の時にはこんなことしないもん。

「騙された。」

俺がうっかり口に出すと長内が
鋭い目を向けてきた。

「酒に酔わせて女を好きにしようなんて。
浅ましいですよ。」

「お前はどうだったんだよ。
美月ちゃんが二十歳になって
ほろ酔いの可愛いとこみたいと
思わなかったか?」

すると、膝の上で明らかに美月ちゃんが
しゅんとした。なんならしゅんと音が
聞こえてくるくらいだった。

「なんてデリカシーのない。
美月は懸命に校長のおもてなしを
してるじゃないですか。」

あ。そうだね、おもてなしだよね。
俺が魅力的な男だからじゃないんだよ。

「ごめんね?二人とも。
あたしがこんなだから。
つまんない女でごめんなさい。」

長内は美月ちゃんを引っ張り
あっという間に自分の膝に座らせた。

「俺たちこそ、すまない。男でありながら
お前のようなたおやかな可憐な女に
酒で負けてるんだ。不甲斐ないよ。」

当てつけがましい長内の物言いに
俺はちょっとばかりイラッとした。

「美月ちゃんはともかく、長内!
お前には負けない。そういやお前を
潰してしまえば、後は美月ちゃんを
普通に口説けばいいだけだ。」

今思えば、なぜこんなことを
言ったのだろうか。
この時点ではそんなに酔ってなかったのに。

長内はカチンと来たんだろう。
美月ちゃんに尋ねた。

「校長は、さっきのバーで何を飲んだ?」

「ん?そうだなあ、はじめはジントニック。
で、バーボンのボトルを入れて一杯。」

長内は鼻で笑う。
手に持っていたシャンパンのボトルの
首を鷲掴みにしてラッパの体勢をとる。

まさか、と見ていると
長内はひっくり返らんばかりに
ボトルを傾けてぐびぐびとシャンパンを
飲む。瞬く間に瓶の半分が消えた。

「えー?ラッパしてもいいの?あたしも!」

美月ちゃんも同じようにシャンパンを
くぴくぴと喉をならして飲み始める。
白くて細い首が艶かしい。
キスしたいな。
そんな呑気なことを思う。

「さ。校長も。」

長内が笑顔を向ける。でも目が笑ってない。
鋭すぎて見ていて痛いほどだ。

「えいくそ!飲めばいいんだろ!」

俺はぐびぐびとシャンパンをラッパした。
半分ほど飲んだところで目尻が妙に熱く
なってきた。やべえ。

「無理しないでいいですよ?校長。」

長内が見かねたように言った。
ケンカを始めたはいいが相手が弱すぎて
もう帰っていいよ、とかいうやつ。
話になんねえや、みたいな言い方で
俺は猛烈に腹が立った。

「バカにするな!」

もう長内は一本シャンパンを空けていて
二本目の栓をぽんと開けた。

美月ちゃんはと言えば三本目を飲み干して

「春ちゃん飲まないなら飲んじゃうよ?」

ご機嫌で四本目に手を伸ばしている。

「でも、シャンパンは飽きるな。」

「ルームサービス呼ぶ?亮は焼酎だよね。」

このバカップルいい加減にしろよ!

俺はシャンパンを一本空けたところで
体が自分の体じゃない感覚に襲われた。
幽体離脱でもしてやしねえかと
心配になる。

「ほら。春ちゃん。お水。」

「こっち寝かすか。」

自分の体が引きずられて移動したのは
何となく覚えている。







目が覚めると、俺は一人でベッドに
横たわっていた。

起き上がると、猛烈に頭が痛い。
ガンガン叩かれるような痛みに堪えながら
いくつもの違和感に必死に目を凝らした。

椅子の背もたれや、テーブルの上に
女物の衣類が散らばっている。
そして、自分は何も身に付けていなかった。

よく見れば、昨夜美月ちゃんが着ていた
ブラウスだ。あのスカートも。
あれ?あのソファの背もたれに掛かってるの
キャミソール?

「もしかして。俺は……」

ベッドからヨロヨロと立ち上がり
バスルームの扉を開ける。
そこにはブラジャーとショーツが
バスタブの縁に掛けてある。

と、いうことは。
美月ちゃんは全裸でこの部屋の何処かに?
そういや長内はどうした。

一体、何が起こったのか。
確かに俺は、昨夜酔いつぶれて
ここで意識を失った。
記憶がないだけで、その後に美月ちゃんを
襲ったのだ。服を剥がし、無理やりベッドに
連れて行こうとしたところを交わされながら
やっとバスルームに追い詰めた。
ここで下着姿の彼女を犯した。

だが長内がそんなことを、簡単には
許すはずがないと思う。

「真実はどこにあるんだ。」

ちょっとかっこつけて呟く。

だがいくら思い出そうとしても
欠片も思い出せない。なんてことだ。
美月ちゃんを抱いたかも知れないと
言うのに、彼女へ入った時の心地は愚か
肌触りやキスの舌触りも全く覚えていない。

「勿体ない!意味がない!!」

悔しさに雄叫びを上げた。
くそう。かくなる上は全裸の美月ちゃんを
拝まなければと、続きのリビングへ移動する。
ソファーベッドには毛布にくるまる
美月ちゃんがいた。
丸くまろやかな肩がちょこっと出ていて
そこに潜り込むように首をすくめている。
俺はそっと、その丸い肩にキスしようと
顔を寄せた。

その時、毛布が膨れてそこから
男の頭がつき出してきた。

「だあっ!!」

俺は尻餅をついて倒れる。

「お早うございます。校長。」

長内だった。

「何してんだてめぇは!!」

俺が頭を整理できぬままに叫ぶと
長内はやれやれ、とため息をついた。

「昨夜大変だったんですよ?」

「あれえ。春ちゃん。お早う。」

美月ちゃんは寝起きのまたまた甘ったるく
かわいい声で挨拶をする。
これは、俺が強引に犯したとかいうことは
なさそうな表情だ。ガッカリするが
この笑顔を永遠に失うよりは
よかったかもしれない。

美月ちゃんは毛布を景気よく捲って
起き上がった。
彼女は全裸ではなく、オフショルダーの
ネグリジェを纏っていた。
だが、長内の方はボクサーブリーフ
一丁という出で立ちである。
程よく鍛えられた胸筋に、美月ちゃんが
頬を擦り寄せる。

「本当に覚えてないみたいですね。」

俺は、酔いつぶれて二人にベッドまで
運ばれたのだが、途中で吐いたらしい。
殆どが水分だったのだが、勢いよく
噴射したようで自分は自らの吐瀉物まみれ。
仰向けの俺を長内が背中から腋に手を入れて
持ち上げていて、美月ちゃんは足を持って
手伝ってくれていたらしく、彼女は余波を
まともに食らった。

「目的地がベッドからバスルームに
変わりました。」

俺はバスルームで全裸に剥がされ
体を綺麗にされたあとベッドに運ばれた。

「さすがにスタッフを呼びました。
美月はバスローブだけじゃ落ち着かなくて
ネグリジェを持ってきてもらって。」

「かわいいでしょ?」

シルクの光沢もかわいらしい色気を
演出している。これは、美味しそうだね。

「そういや、美月ちゃんの服は」

そこいらの椅子やらソファやらの
背もたれに掛かってる服はどうするのか。

「一応水で流して絞ったのを掛けてある
だけだから。クリーニングに出すよ。
春ちゃんの服は汚物扱いで回収されてる。
スーツだからお時間頂きますってさ。」

美月ちゃんはかわいらしく肩を揺らして
クスクス笑う。

「そういや、お前ら。ここで寝たのか?」

美月ちゃんは頬を染めて長内の胸に
隠れるように抱きつく。
長内は不敵に笑うと
ご想像にお任せしますよ、と抜かした。

「せっかく美月がかわいい声上げてたのに
ぜんぜん分かんなかったんですか。」

「もうっいやっ亮ぅん!」

くそ。美月ちゃんは長内にメロメロだ。
セックスならば負ける気はしないのに
試させてくれる様子はもちろんなかった。

「奥さまから電話があったので
俺と飲んでて酔いつぶれたことに
しておきました。」

「着メロかわいいじゃん。プリプリだった。
あれは奥さんの設定?」

「俺が気づくのが三秒遅かったら、こいつ
出てましたよ。それも面白かったかな。」

うわあ。勘弁してくれ。

これで俺は、この鬼畜どもにしばらくの間
頭が上がらなくなっちまった。


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