カメノ日記

僕カメノ(通称カメ)の遊び、学び、それから日々のでき事をつづる日記です。カメには前進あるのみ。カメも歩けば奇石にあたる。

千葉駅前の景観について

2006年05月29日 | その他
千葉駅前の景観1(2006.5.29撮影)
千葉駅前の景観1 (2006.5.29撮影)


千葉駅前の景観2(2006.5.29撮影)
千葉駅前の景観2
(2006.5.29撮影)






都市計画、建築、土木などの専門家グループ「美しい景観を創る会」
http://www.utsukushii-keikan.net/index.html) が進めている「悪い景観
100景」の選定とその取り組みには、大いに賛同できる。

僕は、多くの自治体や商工会が観光立県とか観光都市とか観光をうたっ
ている割には、自然の景観や都市景観に対しあまりに無頓着にこれまで
やってきたと思う。ヨーロッパの都市では、小さな看板一つ付けるのにも
厳しい規制がある都市が多い(例えばパリ)。残念だけれど、この点に
関して日本とヨーロッパでは官民の意識のレベル差が大きい。

ところで、悪い景観例として、我が千葉県では千葉都市モノレールの懸垂
レールと橋脚を挙げたい。あれほど、景観を損ねるものはない。
恐竜の骨格のような醜いものが延々とのびている。特に、県市の表玄関
であるJR千葉駅前を通したのは、あまりにも不見識で、駅前の景観を
大いに損ねている。それに、モノレールの駅舎をJR千葉駅の正面玄関
前に作るという大胆なことをやったため、JR駅およびモノレール駅共、
入り口付近が狭くなり、全くウットウシイ限り。

このモノレールは、昭和63年3月に天台のスポーツセンター駅と千城
台駅間で開業。その後、スポーツセンター駅から千葉駅、さらに千葉駅
から千葉みなと駅へと延伸された。交通網の整備という趣旨は、もちろ
ん良いのだが。

平成の1年か2年頃、千葉駅前で恐竜の骨のようなものを作っていた時、
僕は会社の同僚に「あれは、景観上あまりにひどいよなぁ」と言ったの
を思い出す。その時、同僚は「うん、そうだね」とそっけない返事。
確かに、景観や美観ほど個人差の出るものはない。そこがこの問題の難
しいところ。

でも、カメは、今でもJR千葉駅前のモノレールと駅舎はひどいと思う。
千葉の顔であり表玄関だから。せめて、JR駅構内のホーム上をまたが
せてもらうとか、駅西口に持って行くとかできなかったのでしょうかね。

自分の家の前であれば、電柱1本立てられても文句を言う人が多い。み
んなの物である都市の景観にも、もっと関心と注意を払うべきではない
でしょうか。また今後、大きな構造物の建築に対して認可をする役所や、
企画やアセスメントを引き受ける大学の専門家などに景観重視の姿勢を
大いに求めたい。
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