インターンシップでパンダの世話

いよいよ夏本番です。昨日は成田空港からの出国のピークで、この
１日だけで５万人以上が出国したそうです。

ところで、先日新聞を見ていたら「忘れられない夏にしよう。中国
体験」とあり、そして「パンダ飼育サポート」、「恐竜化石発掘調
査サポート」などの隊員を募る大きな広告が載っていました（朝日
新聞、2005.7.26 ）。これを企画したのはインターナショナル・イ
ンターンシップ・プログラムスで、７月３１日から９月２３日まで
の間に全部で１０班を募集するようです。

インターンシップは実際に海外の職場で働きながら仕事や技術を学
ぶ制度です。インターンシップには、語学の習得と専門知識の習得
を主体とするカレッジインターンシップ、またビジネス関連の知識
やスキルの習得を主体とするビジネスインターンシップがあります
が、最近では趣味やお稽古の範ちゅうに属する色んなカルチャーイ
ンターンシップも大変盛んなようです。

僕は先の新聞広告を見て、これもカルチャーインターンシップかな、
なかなか面白いインターン募集だな、と思っていました。

ところが、それから４日経ったきのうの朝日新聞に、また同じ広告
が出たのです。大新聞に大きな広告が１週間に２回です。それで、
つい余計な想像をしてしまいました。これは募集に対する集まりが
悪いのでは、と。

昨年のサッカーアジアカップでの中国人観客の日本チームおよびサ
ポーターへの無礼。今年４月の中国全土にわたる反日デモ。そして、
その結果日本から中国への旅行者が２０％以上減っています。だか
ら、ありえないことではありません。

この企画自体は魅力的だし、これに関わる日本と中国の人たちには
相互理解と友好的な関係があるのでしょうが。まだ今のところ、日
本人には中国に対する悪感情が残っていますからね。