テレビ…に踊らされる日々

映えぬ平凡日常雑記

梅雨なので、室内で

2013年06月02日 | お笑い
■『梅雨なので、室内でいい歳のおじさんたちが戯れて遊ぶ~新作コーナーライブ~』を観に行きました
(渋谷公園通りシアターD 16時30分~17時45分)

出演
ポテト少年団・グランジ・ロシアンモンキー・ミルククラウン竹内・エリートヤンキー・かたつむり・トンファーりゅーじ・タモンズ安部
デニス・ラビッツ


東京お笑いの聖地シアターDでは、こんなに晴れて天気の良いステキな日曜日に
東京よしもと若手芸人ライブが5公演も催されていた。正月のNGK並の過密公演だ。
芸人スタッフ客にとっても軟禁状態。

この新作コーナーライブ
MCのポテ少菊地とロシモン川口いわく
新作コーナーライブと銘打っているものの予算の都合で、内容はいつもやってるライブと同じらしい。

その割には、東京よしもと若手ライブの悪しき習慣オープニングでふざけて時間を割きすぎて本編がどうでもよくなる
にはならずサクサク進み、開始15分で1つ目のコーナーのたたいてかぶってジャンケンポンにたどり着いた。

チーム分けは、お馴染みのおっさんチームvs若手チーム。
∞ホール追い出され芸人を中心としたおっさんチームは、日本最高齢の若手トリオのポテ少中谷と内藤がリーダーをつとめる。
おっさんチームは、ミニコントと悪ふざけでコーナーライブの本筋とは関係ない所ではしゃぎがちだ。
今日も早めにコーナーになったかと思えば、グズグズしつこいノリを繰り返し
たたいてかぶってジャンケンポンの1試合目がスタートした時には、結局開演から20分以上経っていた。


竹内レベルになると、劇場の出番が終わってもう仕事は無くても
これから神保町花月に行くかこのままシアターDに残るかの2択しか思いつかず
結果、シアターDに居残るを選び、急遽このライブに出演する事になったそう。
もはや、舞台が終わっても家に帰るという発想はない。
家に帰らずルミネで生活する天才ハブの芸人魂が、ちゃんと背中を見ていた後輩に受け継がれている。

いくら、毎日のようにゲームコーナーを行っている現役の芸人らしい芸人は若手チームとはいえ
ロシモンすーなかのおふざけ、グランジ下絛幽太郎佐藤大の独白、菊地の仕切り、川口のツッコミ、中谷内藤の天然、エリヤン西島のマジメと
おっさんチームは、若手チームにつけいる隙を与えない。

若手チームで対抗できているのは、3年後にちゃんと稼げているのはデニスだけだと全員一致で他の芸人を圧倒しているデニスの“華”だけだ。


今では∞ホールで門前払いを食らうというベテラン若手のおっさんチームの職人技が所々で光り
顔の筋肉が痛くなる位、ずっと笑いっぱなしのおもしろいライブだった。
最初に言われていた通り、ライブのタイトルが違うだけで確実に見たことのあるゲームコーナーばかりだったが
絶対に外さないメンバーで、とにかくおもしろかった。

テレビのバラエティー番組で人気芸人達が
たたいてかぶってジャンケンポン、小道具一発ギャグ、ジェスチャークイズに興じている姿なんて一度も見たことはないけれど
今日もこうして東京よしもと若手芸人達は
いつでも披露できるよう、たたいてかぶってジャンケンポン、小道具一発ギャグ、ジェスチャークイズのスキルを磨き上げ続けている。

ここまで、せっかくおっさんチームvs若手チームでずーっと対決をしてきたにも関わらず、なんと決着がつかなかった。
やっぱり本日も、台本に忠実すぎるミスターパーフェクト菊地MCが元凶なのは言うまでもない。