ＲＸ 第４７話 「輝ける明日！」

クライシス皇帝　登場

「ジャーク将軍が死んだ・・・。」
「愚か者っ！ジャークごときの死を悲しんでいる時ではない！」

怪魔界は猛烈な勢いで崩壊へ向かっていた。
もはや一刻の猶予もならない。
２人だけではどうすることもできないとマリバロン。
ダスマダーは最後の作戦を実行する。

それは地下要塞に南光太郎をおびき寄せ、倒すというもの。
光太郎の元にマリバロンが使者として出向く。
「クライシス皇帝はお前と１対１の会談を望んでおられる。」

どう見ても罠です。みんな止めに入ります。
しかし、光太郎は「会ってみたい」と同行。

アマゾンを先頭にこっそり追いかける１０人ライダー。
光太郎とクライシス皇帝の会談が始まった。
「サーの称号を贈る」「地球の支配を任せても良い」

などと誘い文句を放つ。
マリバロンが反発し、光太郎に襲いかかる。
皇帝が放った赤い光の杭がマリバロンを貫く。

「こうたろぉ～っ！」断末魔の叫びと共にマリバロン消滅。

光太郎は拒否。最後にもう一度訊くクライシス皇帝。
光太郎拒絶。「バカげた話だ!!」

会談は決裂した。現れたダスマダーとチャップ隊。
１０人ライダーが割っては入り大乱戦。

ダスマダーは地下要塞を爆破し、クライス要塞で脱出。

ＲＸは滅びたと高笑い。チャックラムもクライシス万歳。
そのチャックラムが破壊されて床に転がる。
視線を上げたダスマダーが見たものは近づく人影。

ＲＸは無事だった。ダスマダーと対峙し戦闘開始。
クライス要塞は怪魔空間を突き進んでいた。
そこでＲＸは怪魔界の全容を見せられる。
そこには「日本列島」があった。


ダスマダーによると怪魔界は地球の影。
双子の星と言って良い運命を共にしてきた星。
調和を保ってきた２つの星は突如バランスを失った。
原因は地球の環境破壊で汚染物質が怪魔界に押し寄せた。

「怪魔界が衰えたのはクライシス皇帝の横暴な政策の為だ！」
「黙れ！最大の理由は愚かな人間共の地球破壊があったればこそだ！」

「ＲＸ！我らが５０億の民と共に地球に移り住むのを人間共は反対できるのか!?」


言葉を返せないＲＸ。ダスマダーと格闘再開。
装置からの光線で拘束されるライダー。

ダスマダーが斬りかかるとバイオライダーに変身。

窮地を脱してＲＸに戻る。リボルケイン！
リボルケインを首筋に突き立てるＲＸ。

「ＲＸ・・・、お前は怪魔界の塵となれ・・・！」

クライス要塞は大爆発。
ＲＸが降り立った怪魔空間でダスマダーは皇帝に姿を変えた。

皇帝の攻撃を受けロボライダーに変身。
ボルティックシューターでダメージを与える。

ＲＸに戻ってＲＸキック！

リボルケインを突き立てるＲＸ。

「ＲＸ、余に勝ったと思うな！
　人間共が地球を汚せば新たな怪魔界が生まれ、地球を襲うであろう。」

ＲＸ無言でリボルケインを引き抜く。

「すべてはお前たち人間共の罪じゃ。」

クライシス皇帝は爆散。

同時に怪魔界も大爆発した。５０億の民と共に。

戦いを終えたＲＸは１０人ライダーと別れた。

佐原夫婦の墓前に集まる光太郎と仲間たち。

ジョーは自分の過去を探す旅に、玲子はカメラマン。
吾郎は日本一のコックになる。
響子は茂・ひとみと一緒に暮らすことにした。
そして光太郎は自分を鍛える旅へと出発した。

地球支配を狙って悪の限りを尽くしたクライシス帝国は、
ＲＸの働きによって滅びた。

だが、人間が地球を汚すとき新たな怪魔界が生まれるのだ。
ＲＸはその言葉を胸に秘め、旅に出る。

また会う日まで、みんな、さようなら。

おわり