亀の川登

難聴に苦しむ男の日記帳。

かあちゃんはホームランバッター

2018-05-13 | 竹林

タケノコのシーズンもう終り。

今年は出番にも関わらず出荷量は10年前の裏年並みだ。と新聞は報じていた。

生産者の高齢化で竹の子を出荷する人がだんだん少なくなっているというのだ。

我が家も例外ではない。家内に子供を使いなさいと言うのだが、聞く耳なし。

我が家に限らず、近ごろの親は何故か子供を使いたがらない。

ゴミ出すのもお年寄り、雪かきをするのもお年寄り、庭掃除をするのもお年寄り、会合に出席するのもお年寄り。

若者がいるのにもかかわらず、何故かでてくるのは老人ばっかり。

なぜ、若者を使いたがらないのろう。

隣家のおばあちゃんも若い人に遠慮して何も頼まないので、とうとう認知症になった。

大きな財産があるのに、どうなるのだろう。

特だ?。タケノコとしては最高級品。

タケノコも末期でろくなものが出ない時期でもこんな立派なタケノコが出ることがある。

美味しいタケノコも近ごろでは、貰っても料理の仕方さえ分からないという家庭が増えた。

「タケノコはこうして料理するんだよ。」と教えてあげたい吾輩も、悲しいことにどうやって料理をするのかは知らない。

料理はすべてかあちゃん任せなのだ。

そのかあちゃんも高齢化で、膝が痛いからもう掘れないという。

1人で掘って出荷までしている人がいるが、吾輩はかあちゃんが居なければ何も出来ない。

タケノコの掘方、見方は誰よりもわかっているつもりだが、かあちゃんにはかなわない。

タケノコを掘る鍬は「トングヮ」といって普通の鍬より細いので命中させるのが大変なのだ。

かあちゃんは確実に命中させるホームランバッター。吾輩はカラフリ三振バッター。

ホームランバッターがもうダメというのだから、吾輩はお手上げ。

タケノコは時間との闘い。手早く掘って時間内に出荷しなければならない。

選別も厳しいので、それなりの量を掘れないと出荷は出来ない。

タケノコは痛みが速いので鮮度が勝負なので、余った分は翌日廻しとはいかない。出荷できなかった分は親戚、知人におすそ分け。

かあちゃんはタケノコでI年分のお付き合いをしている。タケノコさまさまである。タケノコがなければ何もあげるものが無い。まさにタケノコさまさま。

でもこの頃の若い者はタケノコには見向きもしない。

ありがとうといって受け取ってくれても、庭先で乾涸びさせてしまうのがオチだ。

 

という訳でもう10年余り出荷していない。


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (みゆきん)
2018-05-14 14:05:49
まぁ~
大きな筍
どうやって食べたかな?
隣のお金持ちお婆ちゃん
認知症の振りしてたりして( *´艸`)
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Unknown (みゆきん)
2018-05-17 16:08:08
昨日の夏日は何だったんだろう
今日は雲って時々雨で寒いのよ^^;
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