エクスペンダブルズ3 ワールドミッション / The Expendables 3

2014-09-07 | 映画







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またあの、筋肉作品が帰って来た。(日本の副題はいつも邪魔)
シリーズの固定メンバー、シルヴェスター・スタローン、ジェイソン・ステイサム、ジェット・リー、ドルフ・ラングレン、ランディ・クートゥア、テリー・クルーズに加えて、ハリソン・フォード、メル・ギブソン、アントニオ・バンデラス、ウェズリー・スナイプス、ケルシー・グラマーが新たに参加して、ハリウッド老アクションスターの同窓会状態。
それだけでも、乱雑な状況なのに、今回は無名の新人2人プラス女子格闘家とプロボクサーを加えて、もうごちゃごちゃ。
ただ、ギャラで折り合いがつかず、ブルース・ウィリスは欠席。

いつも同様、ストーリーは簡単。
国際武器商人のストーンバンクスをCAIがエクスペンダブルズに捕獲を依頼する。
彼は、もとのエクスペンダブルズのメンバーで、バーニー(スターローン)が、彼が最強の敵であることを一番知っている。
すると、バーニーは、オリジナルのメンバーを解散させ、若いメンバーを全米中から集め新生エクスペンダブルズを作って、作戦を実行する。
ところが、彼ら全員が捕まって、その救出にオリジナルのメンバーが駆け付ける。

全くヒネリのない分かりやすいストーリー。
何しろ、この映画はアクションを見せるのが目的で、ストーリーはあってもなくてもいいようなものだから。
前半と終盤のアクションは満喫出来たが、途中の新人集めのところが、中弛みで眠くなった。

今回の悪役はメル・ギブソン。
この人は、恋人に暴力を振るったうえ、聞くに堪えない電話での暴言が公開され、飲酒運転で捕まった警官にはユダヤ人差別発言をし、黒人差別の発言もあり、ゲイ・レスビアンの団体からも訴えられていて、ハリウッドから、完全に干されている人。
しかもアル中。
それでも、さすがに演技はよかった。憎たらしい悪役を、しっかり体を作ってきて演じていた。
それと、アントニオ・バンデラスに笑いをとらせたのも正解。
この同窓会映画はもう少し続いて欲しい。


トリビア
ブルース・ウィルスは、1日1億円のギャラを要求した。(本来は1日7500万円って、何でこれで不満なの?)

メル・ギブソンは、出演の他に監督のオファーもあったが、彼が断った。

ウェズリー・スナイプスは、オリジナルのメンバー候補だったが、脱税の容疑で裁判所の許可がなくてはアメリカから出られないので、出演を断った。その後、彼は刑務所に入り、今回無事釈放されたため晴れてメンバーに入った。


おまけのビデオ
出演者へのインタビュー、かなりきわどい質問がある。(グラマーの妹は、レイプされて殺害された)



記者会見 メル・ギブソンは人の話しを聞いてない



記者会見 メルは、俺が悪者なんて知らなかったよって言ってる、スターローンの役者、人の引退について語ってる



記者会見 ジャッキー・チェンのことに触れている