祖母のタンスの中から静鉄の定期観光バスのパンフレットが出てきました。いつのものかは分かりませんが、写っている人たちの服装を見ると、昭和70年代頃のものでしょうか。
コースを見てみると、静岡駅から出発して、浅間神社、日本平、久能、登呂遺跡、御前崎、羽衣の松に登呂遺跡など、今も静岡の観光名所と呼ばれるところをまわります。値段は時間やコース内容によって違いますが、2000円から3000円というところ。
気候もよく、食べ物もおいしく、由緒ある名所旧跡にも恵まれているので、昔から、静岡は東海道随一の理想郷と呼ばれていたとパンフレットにはあります。でも、住んでいても自覚はあまりないですね(笑)。かえって地元の人間には比較するものがないので地元の魅力は分かりづらいのかもしれません。
それにしても、昔は静岡にも定期観光バスがあったというのは驚きです!今だと、主要都市への通過点で、静岡にわざわざ遊びに来る人というのは少ないような気がしますが…。昔は交通事情もよくなかったし、近場の静岡に遊びに行こうという方もたくさんいらっしゃったということでしょうか?
面白かったのが、苺の写真。どうも、以前作られていた、女峰ではなさそうです。多分それより前の苺久能苺?久能早生?そんな名前でしたよね。父と母に見せてみると、この苺はすっぱかったんだよ。とのこと。そんなところも時代の流れですね。
今では、観光のスタイルも変わってきて、自家用車で来て好みのところだけ見て帰るという人のほうが多いのかもしれません。でも、はとバスのように知らない人と乗り合わせて、静岡をゆっくりまわるというのも面白いのかもしれませんね。私もこの観光バスが残っていたら、乗ってみたくなりました。
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