11月7日(水)に水星が東方最大離角を迎えます。
肉眼では、水星、金星、火星、木星、土星の5つの惑星を見ることが
できますが、そのうち最も見つけるのが困難なのが水星です。
水星は最も太陽の近くを回る惑星で、地球から見ると、太陽の近くを
行ったり来たりするような動きをするため、常に太陽の近くにあり、
とても見づらいからです。
水星を見ることのできるチャンスは見かけ上太陽から離れている
東方最大離角または西方最大離角の時です。
それでも高度が10°以下とかなり低いので、地平線まで見通せる場所
や高いところに登るなどして、空のかなり低いところが見える場所で
観察するとよいと思います。方角は南西から西南西にかけてです。
今日(1日)から7日までの17時30分頃に南西よりやや西寄りの空の
低いところを探してみましょう。太陽が沈んだ後であれば、双眼鏡を
使った方が見つけやすいでしょう。
なかなか見つけづらいと思いますが、水星よりも西より(10°以内)に
木星もありますので、ぜひ、この機会に探してみてください。