日本の一万円札の福沢諭吉、アメリカの1ドル札のジョージ・ワシントンなど、紙幣には偉大な人物の肖像画が描かれていますが、そもそもなぜ肖像画が描かれるようになったのだろうか? 肖像画が描かれる理由としては、まずニセ札防止のため。 人間の顔は、ほんの少しの違いでも気づきやすいと言われています。 他には、国民に敬愛の念を抱かせるために、現国王や国父、建国の歴史にまつわる英雄的人物の絵柄を採用するという理由です。 インドのガンジーやイギリスのエリザベス2世、アメリカのワシントンなどがこの例に当たります。 誰をどの紙幣にするかという点では、国によって様々です。 日本はより偉大な人物を高額紙幣に採用する傾向があるのに対し、アメリカでは建国の父・ワシントンを、最も人の目に触れる機会の多いという理由で1ドル札に採用しています。