鎌倉徒然草

鎌倉に住んで25年。四季折々の自然を楽しみながら、オリジナルの和雑貨の企画、製造、販売を展開しています。

読書という荒野 その2

2018年06月18日 | 日記

「本を読むことが荒野?」凡人の私はそうとらえてしまう。

「血で血を洗う読書という荒野を突き進め」と、本の帯にある。

言葉とのかかわり方、人とのかかわり方、本とのかかわり方がとにかく著者は熱いのです。

 読み進むうち「血」は「生」の同意語で、それは「性」も包括すと理解した。

「自己検証 自己嫌悪 自己否定の3っがなければ人間は進歩しなiい」といい切る。

「人は表現するときに言葉を選びとる。この作業は苦しく、否応なしに自分を否定し

自分の未熟さを見つめ直すことを余儀なくされる」

この繰り返しが人を成長させるという。

「正確な言葉と自己検証によって深い思考が可能になる。

そして深い思考こそがその人の人生を決める唯一の

バックボーンになる」

 

著者と、同じ世代を生きた私は「革命」という学生運動の匂いを知っている。

著者は「世の中の改革を試みた若者時代を持たない人間を信じない」とも記す。

生きることを真剣に考えると、必然的に読書に活路を見出すことになるとも。

高野悦子 奥浩平 吉本隆明 高橋和巳 五味川純平 小田実 夏目漱石 

五木寛之 角川春樹 石原慎太郎 村上龍 大江健三郎 林真理子 山田詠美

百田尚樹 東野圭吾 宮部みゆき 高村薫 沢木耕太郎 中上健次 宮本輝

アルチュール・ランボー・・・、読書の量が人生を決めると言いきる。

一人の人間が一生で経験できることなんてたかが知れている。

本との出会いは人との出会いに似て、「偶然」と「運」に導かれる

「情報」ではない。

私はこの本が好きです。

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